足立としゆき夢だより【第300号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

「足立としゆき夢だより」は、平成27年12月7日に創刊して以降、今回、記念すべき300号を迎えました。
この間、国会における活動状況の報告をはじめ、災害の発生した地域の視察やインフラ整備の最前線の視察などを積み重ね、皆様に情報発信を続けてまいりました。
これからも引き続き全国各地にお伺いし、情報発信を続けてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ご愛読いただいております皆様には、改めて感謝を申し上げますとともに、日頃から叱咤激励をいただいております皆様に御礼を申し上げます。

さて、12月17日(火)、令和6年度補正予算が参議院本会議で可決・成立しました。
参議院では、12月9日(月)に本会議での質疑の後、予算委員会で加藤勝信財務大臣から令和6年度補正予算案の趣旨説明があり審議入りしました。13日(金)、16日(月)の2日間の審議に続き、17日(火)に集中審議が2時間、締めくくり質疑が1時間行われ、質疑は終局し、討論・採決の結果、令和6年度補正予算案を予算委員会で自民党や公明党などの賛成多数で可決することができました。
その後、参議院本会議に緊急上程された令和6年度補正予算案は、討論・採決の後、賛成多数で可決・成立させることができました。応援をいただいた皆様には、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

これにより、総額約13兆9千億円、そのうち公共事業予算約2兆4千億円(前年は2兆2千億円)の補正予算を確保することができました。
内訳としては、河川やダムの整備、災害に強い道路ネットワークの整備などの国土強靱化分として11,600億円、能登半島地震を踏まえた住宅や上下水道等の耐震性強化などの対策を行う緊急防災枠として2500億円、能登半島地震等からの災害復旧として4400億円、道路や港湾などの交通ネットワーク整備など生産性向上分として5000億円、となっています。
これから、順次皆様の手元に届いてまいりますので、ご期待をいただきたいと思います。

今後は令和7年度当初予算に焦点が移っていきます。今年度内の政府原案の閣議決定を経て、来年1月に開会する第217回通常国会において審議が行われることとなります。
令和7年度当初予算についても、早期成立に向け全力で取り組んでまいりますので、皆さん、応援をよろしくお願いします。

以下、最近の動向について報告します。

【国会の動き】

12月6日(金)、石破茂総理はじめ全閣僚が出席して参議院予算委員会が開会されました。

12月9日(月)、参議院本会議が開催され、加藤勝信財務大臣の財政演説に対する質疑が行われ、その後予算委員会において加藤勝信財務大臣から令和6年度補正予算案の趣旨説明が行われました。

12月10日(火)、参議院国土交通委員会が開催され、中野洋昌国土交通大臣から所信表明演説がありました。

12月13日(金)、16日(月) 参議院予算委員会が開催され、石破茂総理をはじめ全閣僚が出席して補正予算案についての総括質疑を行いました。

12月17日(火)、参議院予算委員会が開催され、補正予算案についての集中審議、締めくくり質疑を行い、自民・公明等の賛成多数で可決しました。続いて、参議院本会議に緊急上程し、自民・公明等の賛成多数により可決・成立させることができました。

その他、本会議や予算委員会の理事会、理事懇談会などに出席しました。

【自民党の動き】

12月4日(水)、田村憲久衆議院議員、金子恭之衆議院議員らとともに「水道議連・下水道議連」合同で、財務省主計局中山次長に公共事業予算の拡大について申入れを行いました。

12月10日(火)、自民党の行政改革推進本部の役員会が開催され、棚橋泰文本部長のもと、今後の活動方針について意見交換が行われました。
なお、私は昨年度に引き続き、「公務員制度改革PT」の座長として、今後の公務員制度のあり方について、削減一辺倒の議論ではなく、防災をはじめ必要な分野への重点配置など議論をしたいと思っています。

12月12日(木)、「阪神湾岸地域高速道路網整備促進 国会議員連盟 第8回総会」を都内で開催させていただきました。
あいにく同時間に衆議院本会議が開催されていましたので衆議院議員のご参加はかないませんでしたが、神戸にご縁のある参議院議員の先生方に多数ご出席いただき開催することができました。
総会では、事務局長の私が進行を担当し、会長の末松信介参議院議員やご出席の参議院議員の先生方からご挨拶いただき、続いて斎藤兵庫県知事、久元神戸市長、石井西宮市長からご要望をいただき、その後、国土交通省、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社から現状と今後の整備方針などをご説明いただきました。
皆さんとともに、湾岸西伸部や名神湾岸連絡道路の早期整備のため、全力で頑張りたいと思います。

12月17日(火)、「行政改革推進本部幹部会」が棚橋泰文本部長のご出席のもと開催され、今年度の対応方針などについて意見交換が行われました。

続いて、災害対策特別委員会の「豪雪地帯対策に関するPT」に出席し、今年の降雪量の見込みについて気象庁から報告を受けるとともに、十日町市の高崎建設部長、青森市の西市長から雪対策の取り組み状況について報告をいただきました。私は、新たにこのPTの事務局長を仰せつかっています。

その他、参議院自民党の議員総会や執行部会、政策審議会の勉強会、国会対策委員会の全体会議や正副委員長会議、ITS・道路調査会、住宅土地・都市政策調査会、政調全体会議などに出席しました。

【都内の動き】

12月3日(火)、「日本水フォーラム20周年記念式典」が都内で開催され、沖大幹先生の記念講演、竹村公太郎代表理事のご挨拶に続いて、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
私は、日本水フォーラムの設立に国土交通省の河川事業調整官として関わり、平成19年のアジア太平洋水サミット、平成21年にイスタンブールで開催された世界水フォーラムに河川計画課長として関わるなど、これまで再三にわたり深い関わりをもってまいりましたので、20周年にはとても感慨深いものがあります。
なお、会の後半で森喜朗日本水フォーラム会長に駆けつけていただきました。皆さん、大変喜んでおられました。

12月5日(木)、全日本トラック事業政治連盟の「政経懇談会」にたくさんの衆参国会議員の先生方とともに出席し、高速道路をはじめ道路整備の必要性と、大口・多頻度割引など高速道路料金の割引の継続など、訴えさせていただきました。
なお、来年の参議院議員選挙に佐藤信秋参議院議員の後継として出馬を予定している「けんざか茂範」さんも出席され、皆さんにご挨拶がありました。

12月6日(金)、「全国建設青年会議第29回全国大会」が都内で開催されました。今大会は、近畿ブロックの福井県が主幹で、辻広会長はじめ全国の建設青年会議の皆様が一堂に会して盛大に開催されました。
私は、参議院予算委員会出席のため出席が叶わず、ビデオメッセージのご挨拶となり申し訳ありませんでした。
なお、大会終了後の懇親会には何とか予算委員会終了後に駆け付け参加することができ、「けんざか茂範」さんとともにご挨拶をすることができました。久しぶりに若手経営者の皆様とお会いできて、大きなエネルギーをいただくことができました。ありがとうございました。

12月10日(火)、全国中小建設業協会の土志田会長はじめ幹部の皆様が、党本部にて予算要望活動を行い、小野寺五典政調会長、森山裕幹事長、菅義偉副総裁に、それぞれ公共事業予算の確保について要望を行いました。
続いて、中野洋昌国土交通大臣の所にも同じメンバーで訪れ、公共事業予算の確保について要望活動を行いました。

12月13日(金)、本年7月にトルコのイスタンブールにあるボスポラス海峡の海底鉄道トンネル「マルマライ」をご一緒に訪問した京都大学の井上名誉教授、同級生の兪さん、大成建設の今石さん、下村さんが集まり、11月30日(土)に放送されたNHK総合テレビ「新・プロジェクトX~挑戦者たち~」で紹介された「マルマライ」について意見交換をさせていただきました。このトンネルは日本の大成建設が建設を担当したもので、私は平成21年3月、当時の谷口技監に同行して工事現場の視察をさせていただきました。まさに工事中の沈埋トンネルに、らせん階段で降りていったことを覚えています。
今年7月の視察の際には、マルマライは既に完成しており、「新・プロジェクトX」にも登場した大成建設の今石さんに現地をご案内いただきました。トルコの皆さんから大いに歓迎されていることから最寄り駅での訪問者台帳への記名やマルマライの車両にも乗車させていただき、まさにヨーロッパとアジアを結んで有効に活用されていることを体感することができました。
今回の放映で、日本人技術者の数々のご苦労が実を結んでマルマライが開通したことを知ることとなり、改めて大きな感動を覚えました。日本の技術の素晴らしさを再認識させていただくとともに日本の企業が世界を舞台に活躍していることを目のあたりにさせていただきました。心から感謝を申し上げます。

【地方の動き】

12月7日(土)、和歌山県新宮市と三重県紀宝町にまたがる一級河川熊野川に架かる新宮紀宝道路「熊野川河口大橋」の開通式典に出席し、岸本和歌山県知事、一見三重県知事、紀南延長促進協議会特別顧問の二階俊博前衆議院議員、鈴木英敬衆議院議員、世耕弘成衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、山本佐知子参議院議員らとともにご挨拶をさせていただきました。国土交通省から山本道路局長、長谷川近畿地方整備局長、佐藤中部地方整備局長、田中紀南河川国道事務所長、沿線市町村長、県市町村議会の皆様、施工に携わった皆様など多数の関係者の皆様にご出席をいただきました。
私は、中学・高校時代を和歌山で過ごし、近畿地方整備局の企画部長、中部地方整備局の局長を務めさせていただきましたので、両県を結ぶ新宮紀宝道路の開通は喜びもひとしおでした。
新宮紀宝道路は、紀伊半島を一周する紀勢線の一環として建設が進められてきましたが、南海トラフ巨大地震の影響を受けるため、新しくできたインターチェンジの近くには災害時は一時的に住民の皆さんが高台避難できるように階段やスロープが設置されています。また、津波で周辺の道路が浸水した場合でも、緊急車両などが走行できるように設計されており、災害時のネットワーク確保や医療機関へのアクセス向上、渋滞緩和など住民の皆様の期待は大変大きなものがあります。
なお、大宮大台インターから紀宝町までご案内いただいた平野さん、新宮市から関西国際空港までご案内いただいた東原さんに、心から感謝を申し上げます。

12月8日(日)、鹿児島県北東部の長島町に、私の「長島町後援会」の発足式と獅子島架橋予定地の視察、後援会主催の「安全安心なまちづくり大会」の講演会に出席するため、「けんざか茂範」さんとともに伺いました。
まずは、長島と伊唐大橋で結ばれている伊唐島から海上タクシーで、獅子島架橋の予定地を見ながら獅子島に向かいました。15分程で獅子島の幣串(へぐし)港に到着しましたが、港では島の子供たちをはじめたくさんの住民の皆様が横断幕を持って手を振って出迎えていただきました。感激しました。ありがとうございました。
その後、獅子島の皆様約70名と意見交換会を開催していただき、皆様から救急医療搬送、子供たちの教育、農業漁業の振興などへの切実な思いを聴かせていただきました。皆様の願いにお答えできるよう、できるだけ早期に獅子島架橋を実現できるよう、しっかり取り組むことを決意させていただきました。

次に、長島に戻り、整備中の防災機能を兼ねた運動公園の整備状況を視察させていただきました。立派な施設がもうすぐ完成するという状況で、「島だからこそ子どもたちにレベルの高い施設を経験させたい」という川添町長の強い想いを感じました。
その後、開発総合センターで開催いただいた「安全安心なまちづくり大会」で、長岡後援会長、川添町長のご挨拶に続いて、「けんざか茂範」さんとともに、インフラ整備の重要性、とりわけ半島や離島など条件不利地域における道路整備、橋梁整備の必要性について、講演をさせていただきました。「けんざか茂範」さんからも、海峡架橋への強い想いを聞かせていただきました。
会場には500人を越える住民の皆様にお集まりいただき、熱心にお聞きいただきました。結びに建友会の宮脇会長のご発声による「長島の振興ガンバロー」で会は幕を閉じました。
住民の皆様の「島原・天草・長島3県架橋」、「獅子島架橋」への熱い思いを実感できましたので、できるだけ早く繋げたいと改めて想いを強くしました。
今回、ご計画をいただいた川添町長、林町議会議長はじめ議員の皆様、長岡後援会長、鶴長副会長、宮脇建友会長、木場商工会長、山下漁業組合長をはじめ関係の皆様、そして獅子島の皆様に感謝申し上げます。
なお、鹿児島空港との行き帰りの送迎をいただきました鶴長さん、田渕さん、中村さん、宮脇さん、ありがとうございました。

12月15日(日)、土木の神様である「アメノヒボコ」をお祀りする兵庫県豊岡市の出石神社に、兵庫県建設業協会の川嶋元会長をはじめ地元建設産業分野の皆さんや「けんざか茂範」さんらとともに祈願の参拝をさせていただきました。
続いて、近くの宮内センターで開催された「自民党出石・但東地区意見交換会」に出席し、谷公一 衆議院議員、加田裕之参議院議員、「けんざか茂範」さんとともに国政報告をさせていただきました。私からは、日本の経済を再生するためには、交通物流ネットワークの整備などインフラ整備を他国並みに進めることが必要と、話をさせていただきました。
なお、関貫豊岡市長、門間県議、橘県議、福田豊岡市議をはじめたくさんの関係者の皆さんにご出席いただきました。ありがとうございました。

続いて、兵庫県朝来市和田山町で開催された兵庫県建設業協会の福井副会長の旭日双光章受章をお祝いする「福井美樹男様叙勲受章祝賀会」に、谷公一衆議院議員、「けんざか茂範」さん、藤岡朝来市長、大橋養父市長、藤田県議、三木兵庫県建設業協会会長らとともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。福井様の長年のご尽力に心から敬意を表します。

【お知らせ】
第213回国会において成立した「建設業法及び公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の一部を改正する法律」のうち、令和6年12月13日から施行される価格転嫁、ICT活用、技術者専任合理化等に関する規定について、運用の詳細を定めるため建設業法施行規則等の一部が改正されるとともに、各種ガイドラインが整備され、同日公表されました。詳細は、以下のホームページをご覧下さい。これによって、皆さんの「仕事の質」が一歩向上するものと期待します。
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo13_hh_000001_00272.html