足立としゆき夢だより【第298号】をお届けします

皆さん、こんにちは。

足立としゆきです。

 

11月も半ばを迎え、少しづつ寒さが厳しくなっているように感じますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、11月11日(月)、衆議院議員選挙後の第215回国会(特別会)が召集されました。

第1ラウンドの本会議では参議院議長の選挙が行われ、自民党の参議院議員会長の関口昌一先生が議長に選出されました。

その後、参議院の常任委員長懇談会が開催され、国会の会期を4日間とすることについて関口昌一参議院議長により意見聴取が行われました。私からは、財政金融委員長としては賛成との意見を申しあげました。 それを受けて、第2ラウンドの本会議が開催され、会期を4日間とすることが決定されました。

続いて、内閣総理大臣の指名のための記名投票が行われました。参議院においては、1回目の投票で石破茂自民党総裁が総理に指名されました。

一方、少数与党となった衆議院では、1回目の投票では石破茂自民党総裁が過半数を取ることができず、30年ぶりとなる決選投票が行われました。その結果、石破茂自民党総裁が221票、野田佳彦立憲民主党代表が160票、2人以外の氏名が書かれた無効票が84票となり、石破茂自民党総裁が第103代首相に指名され、同日、第二次石破内閣が発足しました。

 

11月14日(木)には、第215回国会(特別)の開会式が天皇陛下ご臨席のもと行われました。私も、モーニングに着替え、参議院の本会議場で行われた開会式に出席するとともに、国会正面玄関から入ったところにある国会中央広間で、他の衆参両院の委員長とともに陛下のお迎えとお見送りをさせていただきました。

その後、会期4日の最終日を迎えていたことから、会期末処理のため開催された財政金融委員会、本会議に出席し、今国会は閉会しました。

 

なお、次期国会(臨時)は、今月末に開会の見込みです。

 

以下、最近の動向について報告します。

 

 

 【国会の動き】

 

11月11日(月)、第215回特別国会が召集され、本会議において参議院議長選挙や常任委員長の選任などが行われました。

続いて衆参両院の本会議において首班指名選挙が行われ、石破茂自民党総裁が第103代内閣総理大臣に選ばれました。

 

11月13日(水) 、世界銀行のラディ・アンゲローヴァ人事担当副総裁が日本に来訪され、参議院の財政金融委員長を表敬訪問されました。

副総裁からは日本人人材の登用について要請があり、私からは、かつて一緒に仕事をしたことのある現在世銀の上田悟さんの話を例に、日本はインフラ整備や防災などの面で優れた人材が豊富であり、世界銀行でぜひ日本人を多数ご活用いただくようお願いいたしました。

 

11月14日(木)、第215回(特別)国会の開会式及び閉会手続きが行われました。

 

 【自民党の動き】

 

11月6日(水)、参議院自民党の特別総会が開催され、辞任の意向を示している尾辻秀久参議院議長の後任として、参議院自民党の関口昌一議員会長を推すことを確認しました。また、関口参議院議員会長の後任には武見敬三前厚生労働大臣が就任することになりました。

 

11月7日(木)、自民党の両院議員懇談会が開催され、石破茂総理が衆議院議員選挙の結果について陳謝するとともに、国政に停滞は許されないとして党の結束を呼びかけました。その後、出席した多数の議員から厳しい意見が相次ぎました。

 

11月11日(月)、自民党の「両院議員総会」が開かれ、石破茂総理、森山裕幹事長、武見敬三参議院議員会長からご挨拶がありました。また、衆議院議員選挙で勝ち抜いた新人議員のご紹介がありました。以前からお世話になっている栗原渉先生、根本拓先生をはじめ新人議員の皆さん、よろしくお願いいたします。

 

11月12日(火)、自民党の国土交通部会で総合経済対策について意見交換が行われました。私からは、資材価格の高騰や人件費のアップを踏まえ、防災・減災、国土強靭化をはじめ公共事業予算の確保を図るようお願いしました。

 

続いて、政調全体会議が開催されました。私からは、公共事業予算について、防災・減災、国土強靭化はもとより、日本のインフラの整備水準が世界の国々と比較して大きく劣っていることから、高速道路や空港・港湾など交通物流ネットワークの整備など「生産性の向上」にも努めるべきであること、金利のアップや資材価格の高騰などにより住宅着工件数が低迷しているので住宅対策を講じる必要があることなどを訴えました。

 

また、石破茂総理の出席のもと開催された「政治改革本部総会」で、政治資金の問題などについて議論が行われました。石破総理からは、「党が率先して結論を出す」と強い決意が述べられました。

 

11月14日(木)にも、国土交通部会、政調全体会議が開催され、改めて総合経済対策について議論が行われました。

 

その他、参議院の議員総会などに出席しました。

 

 

 【都内の動き】

 

10月30日(水)、全国治水期成同盟会連合会の理事会が開催され、会長の脇雅史元参議院議員や笠井治水課長らとともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

脇会長や私、理事の首長の皆さんから、近年の線状降水帯の頻発などに対し、河床掘削の継続など事前防災を強化することが必要との意見が多数出されました。

 

続いて、天皇皇后両陛下をはじめ多数の皇室の皆様のご出席のもと開催された園遊会にお招きをいただき、衆参国会議員の先生方とともに出席いたしました。

その際、河川計画課長の頃に大変お世話になりました学習院大学の櫻井敬子教授と明治大学法務研究科の橋本博之教授のご夫妻と、ばったりお会いしました。久しぶりで、びっくりしましたが、お二人には様々な面で大変ご指導をいただきました。お二人ともお元気で、何よりでした。

 

11月6日(水)、全国建設業協会の今井会長、鳥取県建設業協会の山根会長が、石破茂総理大臣に「公共事業予算の確保等に係る緊急要望」を行いました。私も佐藤信秋参議院議員とともに同席させていただきました。

今井会長からは、「防災・減災、国土強靭化を着実に進めるとともに、地方創生にもつながるインフラ整備を加速するため、令和6年度補正予算、令和7年度当初予算を増額確保し、十分な公共事業費を確保すること」、「国土強靭化について、実施中期計画の早期策定を図り、現加速化対策を大幅に上回る事業費を確保すること」、「設計労務単価の更なる引き上げと、現場管理費・一般管理費の引き上げ」など、要望されました。

石破総理からも災害対策の強化など、想いをお聞かせいただきました。

私からも、国土強靭化予算は河床掘削や堤防の整備、道路の改良や安全対策などに寄与しており、地方自治体の首長さん方の評価も高く所要額の確保が不可欠など、お話しをさせていただきました。

 

その後、来年の参議院議員選挙で自民党の比例区の候補として公認をいただいている「けんざか茂範君を励ます会」が都内で開催され、後援会長の陣内孝雄元参議院議員の開会のご挨拶に続いて、私も、佐藤信秋参議院議員とともに激励のご挨拶をさせていただきました。

続いて、古賀誠元衆議院議員、脇雅史元参議院議員から、来年の参議院議員選挙の必勝に向けた「檄」とも言うべきご挨拶がありました。

続いて、日建連の宮本会長から建設業界を代表してご挨拶があり、引き続き、「けんざか茂範」さんの同級生の藤井聡教授から激励のご挨拶があり、最後に「けんざか茂範」さんご本人から出席者の胸を打つ熱のこもった決意のご挨拶がありました。

その後、全日本トラック協会の坂本会長の気合い溢れる乾杯で会は始まりました。

しばしの歓談の間、「けんざか茂範」さんは会場内を回り皆様と言葉を交わしたり記念写真を撮られたりしていました。そして最後に全建の今井会長の「ガンバロー・コール」で会は幕を閉じました。

本当に賑やかな会となり、会場にお集まりいただいた千人を大きく超える皆様に感謝を申し上げます。

 

11月7日(木)、前全日本トラック協会会長である、星野良三さんのお別れの会に出席し献花させていただくとともに、最後のお別れをさせていただきました。星野前会長には選挙の際に大変応援をいただきました。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

 

続いて、街路事業、連続立体交差事業、土地区画整理事業、都市再開発事業などの都市基盤整備事業の推進を訴える「都市基盤整備事業推進大会」が開催され、ご紹介をいただき都市基盤整備事業の推進を訴えさせていただきました。

 

続いて、さく井協会の「50周年記念式典」に出席し、会長としてご挨拶をさせていただきました。また、前会長の脇雅史元参議院議員、佐藤信秋参議院議員からも、ご挨拶をいただきました。

なお、引き続き脇雅史前会長、藤巻水管理・国土保全局長、全国管工事業協同組合連合会の粕谷専務らとともに式典後の懇親会に出席し、50周年を盛大に祝うことができました。

 

11月8日(金)、全国中小建設業協会の若手経営者で構成する「全中建若手経営者部会懇親会」に出席し、ご挨拶をさせていただくとともに、意見交換をさせていただきました。なかなか元気な皆さんに、勇気をいただきました。

 

11月11日(月)、全国防災協会の「令和6年度災害復旧促進全国大会」が開催され、会長の脇雅史会長や国土交通省の廣瀬技監に続いて、副会長としてご挨拶をさせていただきました。

その後、災害復旧及び災害防止事業の功労者の方々の表彰が行われ、建設業からは岐阜県の各務美濃建設業協会会長、松島多治見建設業協会理事長、鳥取県の山根鳥取県建設業協会会長、測量設計業からは石川県の新家建設コンサルタント協会会長、和歌山の東原日高地区測量設計業協会会長をはじめ顔馴染みのたくさんの皆さんが出席されており、勇気づけられました。

なお、夕方に全国大会を記念して懇親会が開催され、会長の脇雅史元参議院議員に続きご挨拶をさせていただきました。全国から多数の自治体の首長さんにご参加をいただき、感謝申し上げます。

 

11月11日(月)、河川の環境と防災に関する技術の開発と普及を目的として活動を続けてきている「リバーテクノ研究会」の定時総会後の交流会に遅れて出席し、関会長のご配慮で、ご挨拶をさせていただきました。関係の皆様には、国土交通省在職時から大変お世話になってきており、感謝を申し上げます。

 

続いて、長野県内の市町村長さんが多数参加された「長野県河川意見交換会」に出席し、衆議院議員の後藤茂之先生、宮下一郎先生、井出庸生先生に続いてご挨拶をさせていただきました。長野県はかみさんや息子の嫁の出身地でもあり、また、中部地方整備局長として南信を管轄していたこともあり、特別にお声掛けいただきました。皆さん、よろしくお願いいたします。

 

11月12日(火)、「治水事業促進全国大会」が開催され、会長の脇雅史元参議院議員に続いてご紹介をいただき、私から災害の頻発を受けて公共事業予算の確保の必要性を訴えさせていただきました。ご出席いただきました全国の市町村長さん、ありがとうございました。

 

11月13日(水)、都内で「南九州西回り自動車道建設促進大会」が開催され、熊本県選出の金子恭之衆議院議員、馬場成志参議院議員をはじめ多数の先生方、塩田鹿児島県知事、亀崎熊本県副知事、沿線自治体の首長さん方、県議会の皆さん方らとともに出席してご挨拶をさせていただきました。

私からは、令和2年の球磨川水害の際に、八代市から芦北町、津奈木町、水俣市などの被災地に伺う際に、南九州西回り自動車道が活用でき、非常時にも大きな効果を発揮した旨説明し、早期整備の必要性を訴えました。

 

11月14日(木)、「全国治水砂防促進大会」に、国会の開会式の関係で遅れて出席し、ご紹介をいただきました。

 

続いて、「日本補償コンサルタント復興支援協会 創立10周年記念祝賀会」に、元環境大臣の丸川珠代前参議院議員とともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。この協会は、東日本大震災の際に被災した原子力発電所関連の中間貯蔵施設の用地取得のために設立されたもので、これまで経験したことのない業務ではありましたが、いろいろ工夫を重ね大きな成果をあげているもので、現在では熊本地震や能登半島地震関連の公費解体にも貢献していると聞いています。

 

引き続き、「長野県砂防意見交換会」に、ご地元の宮下一郎衆議院議員、井出庸生衆議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

 

 【地方の動き】

 

10月30日(水)、長野市で開催された全国測量設計業協会連合会の「令和6年度全国会長会議」後の懇親会に、来年の参議院選挙で自民党の公認をいただいている「けんざか茂範」さんとともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。来年の選挙に向けて、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

 

10月31日(木)、沖縄県那覇市の首里城正殿の再建状況を、沖縄総合事務局開発建設部の首里城復元整備推進室長の中園公園・まちづくり調整官(かつて宮ヶ瀬ダムで一緒に仕事をしました)、事業を担当している国営沖縄記念公園事務所の高橋事務所長、工事を担当している清水・國場・大米JV事務所の川上所長にご案内をいただき、視察しました。

沖縄のシンボル・首里城は5年前の令和元年10月31日未明、正殿内部から発生した火災により焼失しました。私は、出火から一年後の令和2年10月11日に現地を視察させていただき、令和4年11月3日には「首里城正殿復元整備工事起工式」にも参加させていただくなど、復元整備工事を見守ってまいりました。

今回の復元では、本省の課長補佐の際にも視察させていただいた1992年の「平成の復元」から約30年間で得られた新たな史料や知見に基づき、琉球王国時代の正殿の姿により近づけることを目指し整備を進めているとのことでした。復元整備工事の状況は、国産ヒノキや本島北部のオキナワウラジロガシなど約500本を使い、屋根や柱、梁の骨組みが完了しており、約6万枚の赤瓦の取り付け作業が進められていました。来年夏頃には、岸田前総理大臣の提案で昇殿の姿が画かれたプレハブが撤去され、2年後には復元整備工事が完成する予定です。沖縄のシンボルの再生を大いに期待したいと思います。

 

11月1日(金)、那覇市の金秀グループの本社に伺い、呉屋守將会長、呉屋守孝社長など役員の皆様に、来年の参議院議員選挙において自民党の比例区の候補として公認をいただいている「けんざか茂範」さん、見坂さんを支援する会の谷口代表(元国土交通省事務次官)とともにご挨拶をさせていただきました。ご同行いただきました宮地エンジニアリンググループの青田社長に感謝を申し上げます。

続いて、沖縄県西原町の金秀グループの金秀鉄工㈱ 、金秀建設㈱ 、金秀鋼材㈱、沖縄ピーシ-㈱ の4社に伺い、金秀グループの呉屋守孝社長、金秀鉄工㈱ の大城健副会長、金秀建設㈱ の上地千登勢社長、金秀鋼材㈱ の比嘉道雄社長、沖縄ピーシ-㈱ の砂川尚男社長はじめ役員の皆様、社員の皆様に、「けんざか茂範」さん、谷口代表、青田社長とともにご挨拶をさせていただきました。皆さん、暖かいご対応ありがとうございました。

 

11月2日(土)、3日(日)、佐賀県建設業協会唐津支部の岩本支部長のご配慮で、ユネスコの世界遺産に認定されている「唐津くんち」に、陣内孝雄元参議院議員、佐賀県建設業協会の松尾会長や幹部の皆様とともに伺わせていただきました。

2日の「宵山」、3日の「お旅所神幸」を拝見し、14台の巨大な曳山(ひきやま)が勇壮に「エンヤー、エンヤー」の掛け声で街を練り歩く姿に感激しました。なお、岩本支部長が属している呉服町の曳山は「源義経の兜」で、その勇壮で、かつ美しい姿に目を奪われました。

夜には、アラの姿煮などのくんち料理で「おもてなし」をいただきました。岩本支部長、そして奥様、ありがとうございました。