足立としゆき夢だより【第294号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

9月20日からの大雨によって、能登半島地震により甚大な被害を被り、復興道半ばの能登半島を、再び洪水や土砂災害が襲い、深刻な被害を生じました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。
なお、今回の災害でも、ご地元の建設産業の皆様にはご自身が大きな被害を受けられる中、緊急復旧にご尽力いただいています。心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

さて、9月27日(金)、自民党本部において自民党総裁選挙の投開票が行われ、石破茂元幹事長が新たな自民党総裁に選出されました。「地方を守る」と訴えておられる石破新総裁には、能登の地震や水害を見るまでもなく、我が国にとって急務である防災・減災、国土強靱化の推進に引き続き取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
また、3年にわたり総理・総裁として日本を力強く引っ張ってこられた岸田文雄前総裁にも、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

ところで、私は防災・減災、国土強靱化を訴えてこられた内閣官房長官である林芳正候補の推薦人となり支援をしてまいりました。第1回目の投票で、多くの都道府県で安定的に票をいただき、残念ながら決選投票には進めませんでしたが、次につながる手応えのある結果であったと考えます。
ご支援をいただいた、建設産業の皆様をはじめ多くの皆様に心から感謝を申し上げますとともに、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

今回の選挙戦を振り返ってみますと、林候補は官房長官として能登の豪雨災害をはじめ危機管理の陣頭指揮をとる一方、精力的に地域の皆様や団体に対する訴えを行ってこられました。私も、林候補をお支えする立場として、東京で開催された出陣式などの会合や地方での遊説や団体訪問などにご一緒させていただき、林候補への支援を訴えさせていただきました。

9月8日(日)には、林候補が、熊本、宮崎、福岡を訪問され、私も同行させていただきました。
まず、熊本市内で林候補の「時局講演会」が開催され、開演までの時間を利用して、自民党の友好団体の会長、市町村長、県市町村議会の皆様と意見交換が行われました。熊本県建設業協会の土井前会長、全国測量設計業協会連合会会長で熊本県測量設計業協会の藤本会長にもご出席をいただきました。
なお、私からもご挨拶をさせていただく時間をいただきましたので、林候補の「3つの安心」の中の2番目の「防災・減災のための国土強靱化」について必要性を訴えさせていただきました。

続いて、「時局講演会」が開催され、藤木眞也参議院議員の司会進行で、主催者の金子恭之衆議院議員が開会のご挨拶をされ、続いて自民党熊本県連の前川会長とともにご挨拶をさせていただきました。
その後、林候補が講演をされ、「3つ安心」として、公正で健全な社会づくり、命を守る国土強靱化とインフラづくり、平和をまもる国際環境づくり、についてお話しをいただきました。
特に、2つ目の「防災・減災、国土強靭化」に関しては、能登半島地震の際に官房長官として復旧復興に当たられたことを踏まえ、ハード・ソフト両面のインフラ整備の必要性を強く訴えられました。結びに、馬場成志参議院議員から閉会のご挨拶がありました。
会場には1000名近くの皆様にお集まりをいただき、建設産業界からも熊本県建設業協会の前川会長をはじめたくさんの皆さんにご参加をいただきました。心から感謝を申し上げます。

続いて、林候補、藤木眞也参議院議員とともに宮崎県に伺いました。
まずは、五ヶ瀬町役場に伺い、小迫町長、地元の江藤拓衆議院議員から、令和4年及び今回の台風10号による道路等の被災状況についてご説明があり、特に前日視察させていただいた五ヶ瀬ハイランドスキー場の営業再開に必要な道路の復旧についてご要望をいただきました。
次に、高千穂町の田邊さんの牛舎に伺い、生産者の生の声をお聞かせいただきました。続いて、地区の公民館で農業や酪農などの分野の若者との意見交換会が行われ、活発なご意見をいただきました。温暖化の進展に伴う災害の頻発化に対するご意見もいただき、ありがとうございました。

続いて、熊本駅から新幹線で博多駅に移動し、福岡市内で開催された「林芳正先生を囲む会」に、藤丸敏衆議院議員、古賀篤衆議院議員とともに出席させていただき、ご紹介をいただきました。
会場には筑水会の森部会長をはじめ自民党友好団体の皆様、市町村長、県市町村議会の皆さん、林候補の地元下関からも駆けつけて来られた皆さんなど、500名を超える方々で熱気溢れる大会となりました。

9月9日(月)には、林候補とともに都内の「全国賃貸住宅経営者政治連盟」を訪問し、総裁選への支援のお願いをさせていただきました。急遽対応いただきました高橋会長には、感謝申し上げます。なお、参議院自民党から越智俊之議員、山本啓介議員、吉井章議員が同行されました。

9月11日(水)、林候補と建設関係団体にご挨拶に伺いました。
林候補は、「3つの安心」を主張されており、2つ目の安心として「防災・減災、国土強靭化」に関して、防災・減災、国土強靭化の推進や、能登半島地震の際に官房長官として復旧復興に当たられたことを踏まえ、ハード・ソフト両面のインフラ整備の必要性を強く訴えておられます。
今回は、日本建設業連合会(押味副会長、蓮輪副会長、山本事務総長等)、全国建設業協会( 
銭高副会長、山崎専務理事等)、日本道路建設業協会(西田会長、増田副会長等)、全国測量設計業協会連合会(野瀬政治連盟会長、藤本連合会会長、方波見政治連盟副会長等)、建設コンサルタンツ協会(大本協会副会長、村田エンジニア連盟会長等)の建設関係団体を訪問させていただきました。皆様、急なお願いにもかかわらず対応いただき、ありがとうございました。
なお、私は財政金融委員長としての公務と重なり、午後は同行できず、金子恭之衆議院議員、馬場成志参議院議員にご対応いただきました。ありがとうございました。

9月12日(木)、衆議院の第二議員会館で林候補の出陣式が執り行われました。
まず、田村憲久選挙対策本部長、江藤拓本部長代行からご挨拶があり、続いて林候補から決意のご挨拶をさせていただきました。林候補は少子高齢化、災害対応、外交安全保障という3つの不安に対する取り組みの必要性を訴えられ、特に防災・減災、国土強靭化の推進、事前防災などハード・ソフト両面のインフラ整備を強く訴えられました。
最後に、能登半島地震の被災地選出の西田昭二衆議院議員のガンバロー・コールで必勝を誓い合いました。

9月12日(木)、自民党の総裁選に立候補した林候補をはじめ9名の候補者による「所見演説会」が自民党本部で開催されました。
林候補の所見演説では、改めて少子高齢化、災害対応、外交安全保障という3つの不安に対する取り組みの必要性を訴えられ、特に防災・減災、国土強靭化の推進、事前防災などハード・ソフト両面のインフラ整備を強く訴えられました。

9月17日(火)、総裁選の応援のため林候補の奥様、裕子夫人と山梨県甲府市に伺いました。
甲府駅で県議会の桐原議員にお出迎えいただき、自民党山梨県連に伺い、浅川会長代行、河西幹事長にご挨拶をさせていただきました。
続いて、山梨県建設業協会に伺い、浅野会長、桜井副会長、丹澤副会長、齋籐甲府地区会長、大久保専務理事、羽中田常務理事にご挨拶をさせていただきました。奥様からは、林候補に代わって国土強靭化の必要性を訴えていただきました。浅野会長をはじめ協会の皆さんからは、総裁選候補者の中で最も強く国土強靱化の重要性やインフラ整備の必要性を訴えておられる林候補に大きな期待の声をいただきました。

9月19日(木)、自民党総裁選の街頭演説会が秋葉原駅前で行われ、9名の候補者が熱弁を振いました。林候補からは、国土強靭化のお話しのみならず、秋葉原という場所を意識して、アニメやアート、ミュージックなど日本の優れたコンテンツ産業を振興することの重要性を強く訴えられました。

9月27日(金)、総裁選の投開票直前に、自民党本部で官房長官の林候補の壮行会が執り行われました。まず、田村憲久選挙対策本部長、江藤拓本部長代行のご挨拶に続いて、林候補から選挙戦についての感謝のご挨拶があり、盛大に林候補を送り出しました。
これを受けて、引き続き投開票が行われ、石破新総裁が選出されました。
15日間に渡る長期の選挙戦でしたが、皆さんご支援ありがとうございました。心から感謝を申し上げます。

以下、最近の動きを報告します。

【国会の動き】

9月11日(木)、フランス上院のレナル財務委員長はじめ財務委員会のメンバーが参議院議員会館の財政金融委員長室を訪問され、最近の経済情勢や公的債務の残高の状況、トランジション・ファイナンスなどについて意見交換をさせていただきました。
自民党の山田太郎理事、立憲民主・社民の熊谷裕人理事にご同席いただきました。

【自民党の動き】

9月6日(金)、自民党の水道事業促進議員連盟に田村会長、務台事務局長とともに出席しました。国土交通省からは國場副大臣、松原上下水道審議官が出席され、最近の水道行政に関する情報提供の後、日本水道協会など関係団体からの要望と意見交換が行われました。

9月25日(水)、自民党の災害対策特別委員会に出席し、9月20日からの大雨による能登半島の洪水、土砂災害の被害状況と、政府の対応について聴取しました。私からは、能登半島の水害・土砂災害は平成29年の九州北部豪雨、平成30年の西日本豪雨の被災状況と同様の「土砂・洪水氾濫」によるもので、復旧は技術的にも極めて難しいため直轄の権限代行で行うよう要請しました。

その他、参議院自民党の特別総会に出席しました。

【都内の動き】

9月18日(水)、全国建設業協会の協議員会に、佐藤信秋参議院議員、脇雅史元参議院議員、来年の参議院議員選挙に向け自民党の公認をいただいている「けんざか茂範」候補予定者とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。今井会長には、ご配慮をいただきありがとうございました。

9月20日(金)、6月に逝去されました共和コンクリート工業株式会社の本間丈士会長を偲ぶ会に出席し、太平洋セメント 田浦社長、みずほ銀行 芦田副頭取とともに、弔辞を拝読させていただきました。会には、高橋克法参議院議員をはじめ、国土交通省の廣瀬技監、柿崎北海道局長など大変多くの皆様が参列され、盛大かつしめやかに執り行われました。
本間会長は、22年間の永きにわたり全国土木コンクリートブロック協会会長を務められ、業界の発展に貢献されました。私が水管理・国土保全局長に就任した際には、ご挨拶にお越しになりましたし、その後参議院議員選挙に立候補した際にはいち早く推薦をいただくなど大変ご支援をいただきました。心からご冥福をお祈りいたします。本間会長、ありがとうございました。

【地方の動き】

9月7日(土)、林候補の宮崎県入りに先駆け、台風第10号による被災地調査のため宮崎県に伺いました。
まず、五ヶ瀬町役場で小迫五ヶ瀬町長、飯干建設課長、佐伯さん、宮崎県建設業協会の藤元会長、高千穂地区建設業協会の工藤会長、工藤副会長と合流し、日本最南端のスキー場である「五ヶ瀬ハイランドスキー場」へのアクセス道(町道及び管理道路)の被災地に伺いました。この箇所は、令和4年の台風14号により斜面崩壊を起こしたところで、その復旧のため2年間スキー場が休業していました。その間、国・県・町と地元建設業協会が連携して災害復旧に全力で取り組まれ、本年11月には仮復旧が終わり、8月1日にはスキー場の営業再開を小迫町長が発表していたものでしたが、今回の台風10号による豪雨で復旧箇所に隣接した場所で道路が陥没するという災害が発生しスキー場の再開が危ぶまれています。
現地では、地域の建設業が頑張って3日で陥没箇所の復旧を行っており、本年はスキー場の営業が再開できるようにするため、町道を復旧し通行できるよう取り組みたいと町長からもご要望をいただきました。何とか関係者が総力をあげてスキー場の再開に向け対応して行きたいと考えています。

続いて、宮崎県内の椎葉村に移動し、村内の被災状況を視察しました。
五ヶ瀬町から国道265号の国見トンネルを抜け、椎葉村の駐車場で日向地区建設業協会の黒木会長、菊池副会長、相生相談役、尾前理事、小谷事務局長に合流いただき、椎葉村内の被災状況をご案内いただきました。椎葉村は、令和2年の台風10号、令和4年の台風14号でも被災しており、復旧工事が進められている中で、今回の台風による豪雨により復旧工事中の箇所が被災したり、新たに道路決壊や土砂崩れ等が発生していました。
なお、令和2年の台風10号の大規模土砂災害によりご地元の相生組の社屋や住宅が被災し、ご家族、外国人従業員が4名お亡くなりになられた現場にも伺いました。被災直後にも駆けつけさせていただきましたが、現場は山頂までコンクリート擁壁で固められるなど厳重な対策が行われていました。
次に、十根川沿いの国道265号の路肩決壊箇所に伺いました。応急復旧にあたっていただいていた松澤組のバックフォーが2台、河川の増水で流されていました。応急復旧にあたっていただいている中での被害で残念です。
次に、中椎葉の国道265号の路肩決壊箇所を経由して、椎葉村役場に伺い、椎葉村の椎葉副村長、岡村議長から被災状況の説明をいただきました。令和2年、令和4年の災害からの復旧中に起こった今回の災害であり、特に道路は全てが生活に欠かせない道路であり、一日も早い復旧に向けてご要望をいただきました。
次に、令和4年の台風14号で被災し、復旧工事中だった内八重地区と奥村地区の被災現場を視察させていただきました。完成したばかりのコンクリート護岸がいたるところで転倒しており、痛ましい状況でした。終日、ご案内いただきました椎葉村関係の皆様に感謝を申し上げます。

9月23日(月)、兵庫県北部の高規格道路「北近畿豊岡自動車道」のうち「豊岡道路」、すなわち但馬空港インターから豊岡出石インター間の2キロの区間の開通式典が、豊岡市内の開通区間にある戸牧(とべら)トンネル内で行われました。
ご地元の谷公一衆議院議員や末松信介参議院議員、加田裕之参議院議員、長谷川近畿地方整備局長、服部兵庫県副知事、関貫豊岡市長はじめ沿線の市町長とともに出席し、ご挨拶とテープカット、通りぞめを行わせていただきました。
施工を担当した建設産業界からも、兵庫県建設業協会の川嶋前会長、中川豊岡支部長、株本浜坂支部長、福井南但支部長はじめたくさんの方々が出席されていました。
なお私は、「北近畿豊岡自動車道」の最初の開通であった春日和田山道路の開通式典にも平成18年7月に近畿地方整備局の企画部長として出席させていただきました。そんなご縁もあり、また、母の実家が朝来市和田山町でもあり、大変感慨深い式典となりました。

9月24日(火)、福井市で開催された「全国建産連会長会議」後の懇親会に出席し、ご地元の山崎正昭参議院議員、高木毅衆議院議員、滝波宏文参議院議員、佐藤信秋参議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。なお、来年の参議院議員選挙に向けて自民党の公認をいただいている「けんざか茂範」候補にもご挨拶をいただきました。

【事務局からのお知らせ】

このたび、日経BP社から「国土づくりを担うプロフェッショナルたちの経験」と銘打って『建設 未来への挑戦』を、国土交通省OBの仲間の皆さんとともに発刊しました。
令和4年2月に発刊した『いいね!建設産業 本当の魅力』に続いて、建設産業の最新動向を紹介するもので、建設産業の様々な姿をできるだけ具体的な事例を用いてわかりやすく、建設の世界で頑張る「人」の視点で紹介したものです。
章立ては次のとおりです。

1章 安心して暮らせる国土をつくる
2章 どこでも暮らせる国土をつくる
3章 誰もが快適に暮らせる国土をつくる
4章 国際的に尊敬される国をつくる
5章 建設界は社会をつくるエンジン

建設産業を知っていただく入門書としても打ってつけですので、ぜひとも、リクルート用にもご活用いただければと思います。
値段は2420円、Amazonでもすでに手に入るようです。

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ぜひ、ご購入いただきますようお願い申し上げます。