足立としゆき夢だより【第287号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

6月になりました。今国会も、残すところ17日になりました。今国会中に、衆議院から送られてきている品確法、いわゆる第3次・担い手三法に加え、政治資金問題に対応するための政治資金規正法改正案など残された重要法案の成立に向け頑張らなければならないと考えています。皆さん、ご支援をよろしくお願いします。

さて、6月4日(火)、全国建設業協会(全建)の総会が開催され、奥村会長のご挨拶に続き、佐藤信秋参議院議員がご挨拶をされました。その中で「前近畿地方整備局長の見坂茂範(けんざか しげのり)さんが建設分野の後継の職域代表である」と紹介されました。大変重いご決断だと受け止めています。 これに続いて、私からも挨拶の中で、「見坂さんは本省の技術調査課長や関東地方整備局の企画部長を務めており、入札・契約制度に精通している。人柄も温厚で素晴らしい人物である」と紹介をさせていただきました。さらに、全建の顧問である脇雅史元参議院議員からも、逆風の中で決断された見坂さんに対し、建設分野の皆様の応援の必要性、重要性を強く訴えられました。
なお、その後の役員会において、今井新会長及び新役員が選出されるとともに、次期参議院議員選挙に全建として見坂さんを推薦することが決定され、今井新会長から推薦状が見坂さんに手交されました。続いて、見坂さんが決意を述べられ、大きな拍手が寄せられました。

ところで、見坂さんは、道路畑の技術者として国土交通省道路局において道路公団の民営化をはじめ我が国の道路政策に携わられた他、技術調査課長や関東地方整備局企画部長として、公共事業の品質確保や建設DXの推進をはじめ、建設産業に関わる施策に携わってこられました。
現場では採用2年目に北陸地方建設局の黒部工事事務所を経験され、その後京都国道事務所長として京都縦貫自動車道の整備、国道9号や24号などの整備・維持管理を担当されました。
また、福岡県県土整備部長、近畿地方整備局長を務められた際には、河川、道路、港湾など地域の基幹的なインフラ整備の推進に取り組まれました。
こうした経験を踏まえ、事前防災による安全・安心の確保、積極的な建設投資による経済成長の実現、働き方改革や給与アップなど建設産業の魅力向上等に取り組む決意を固めておられる見坂さんを、私も全力で応援していきたいと思います。皆さん、ご支援をよろしくお願いいたします。

さて、出水期を前にして全国各地で開催されてきた水防演習が、北海道北見市の常呂川をもって終わりました。私は、前号の「夢だより」で紹介した高知県四万十市の四万十川、三重県津市の雲出川に続いて、福井県福井市の九頭竜川、青森県弘前市の岩木川、北海道北見市の常呂川の3ヶ所の水防演習に参加させていただきましたので、ご紹介をさせていただきます。

5月25日(土)、福井県福井市の九頭竜川で、高木毅衆議院議員、滝波宏文参議院議員、国土交通省の堂故茂国土交通副大臣、長谷川近畿地方整備局長、杉本福井県知事、西行福井市長をはじめたくさんの関係者が参加して、「九頭竜川水防演習」が行われました。私も、ご紹介をいただき、激励のご挨拶をさせていただくとともに、演習状況の巡視をさせていただきました。。
国・県・市の水防団の皆さんや、自治体の防災担当部局の皆さんが大勢参加された他、福井大学や福井工大、福井高専の学生の皆さんが参加され、国土交通省OBの水防エキスパートの皆さんのご指導により土嚢作りに挑戦されていました。水防活動を知るための大事な経験をしていただけたと思います。

5月26日(日)、津軽富士とも呼ばれる岩木山を望む青森県鶴田町の岩木川で「岩木川総合水防演習」が開催され、国土交通省のこやり隆史政務官、松原上下水道審議官、山本東北地方整備局長、宮下青森県知事、古市県土整備部長、相川鶴田町長はじめ流域自治体の皆様や、ご地元の木村次郎衆議院議員とともに出席し、激励のご挨拶をさせていただくとともに、演習状況の巡視をさせていただきました。
国・県・市の水防団の皆さんや自治体の防災担当部局の皆さんが大勢参加された他、防災エキスパートの皆さんの指導の下に我々巡視のメンバーも土嚢作りを行い、積み土嚢工の踏み固めにも挑戦させていただきました。
建設業界からも、青森県建設業協会の鹿内会長、白川北五支部長、永澤事務局長、青森県測量設計コンサルタント協会の佐藤会長はじめたくさんの関係者が参加され、建設業協会の展示ブースでは重機操作に沢山の子供達が集まっていました。貴重な機会を提供いただきありがとうございました。

6月1日(土)、北海道北東部の北見市の常呂川で「常呂川・網走川連合 総合水防演習」が行われ、武部新衆議院議員とともに出席して水防団員の皆さんに激励のご挨拶をさせていただきました。
演習には、国土交通省の和田国土交通事務次官、西澤水管理・国土保全局防災課長、橋本北海道局長、柿崎北海道開発局長、北海道の鈴木知事、辻北見市長、水谷網走市長をはじめたくさんの関係者が参加され、月の輪工や釜段工などの伝統的水防工法や、自衛隊、警察、消防、国土交通省のTEC-FORCEなどによる実戦さながの訓練に取り組んでいただきました。
建設業界からも、北海道建設業協会網走支部の松木支部長や丸田前支部長をはじめたくさんの関係者にご参加いただきました。ありがとうございました。

以下、最近の動きを報告します。

【国会の動き】

5月22日(水) 、参議院の財政金融委員会の理事懇談会が開催され、5月28日(火)に財政金融委員会を開会し、「破綻金融機関の処理に関する報告(FRC報告)」について鈴木俊一財務大臣から説明を聴取した後に質疑を行うとともに、「事業性融資推進法案」の趣旨説明を行うことが、決定されました。この法案は、財政金融委員会で扱う今回国会最後の法案となります。

5月28日(火) 、財政金融委員会が開催され、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第5条の規定に基づく破綻金融機関の処理のために講じた措置」の内容等に関する報告について質疑を行うとともに、「事業性融資の推進等に関する法律案」の趣旨説明を鈴木俊一財務大臣から行っていただきました。

5月30日(木)、財政金融委員会が開催され、「事業性融資の推進等に関する法律案」について、長島大野法律事務所・井上弁護士、日本労働弁護団・竹村事務局長のお二人をお招きし、参考人質疑が行われました。お二人とも、非常にわかりやすくご説明いただき、明快なご答弁もいただき、審議に大いに参考になりました。ありがとうございました。

6月4日(火)、財政金融委員会が開催され、「事業性融資の推進等に関する法律案」について、質疑が行われました。なお、6月6日(木)にも質疑を行うことが見込まれています。

その他、参議院本会議、参議院財政金融委員会の理事会、理事懇談会などに出席しました。

【自民党の動き】

5月28日(火) 、議連 「飛鳥古京を守る議員連盟」・公明党「明日香村の保存・整備 PT 」合同支援総会が開催されました。私も出席して、「飛鳥・藤原」 の早期世界遺産登録について強く要請しました。なお、明日香村の森川村長は京大土木の1年後輩です。

5月29日(水)、田村憲久衆議院議員をはじめ「水道議連・下水道議連」のメンバーが合同で、公共事業予算を所管する財務省主計局 寺岡次長に国土強靭化予算確保の申入れを行い、私から要望内容の説明を行わせていただきました。

5月31日(金)、自民党の「治水議連」の総会が会長の山本有二衆議院議員をはじめたくさんの先生方のご出席のもとに開催され、骨太の方針等について意見交換が行われました。

6月3日(月)、「社会機能移転分散型国づくり推進本部」による岸田文雄総理への提言申し入れに、参加させていただきました。私からは、防災・減災の観点から機能分散型の国土づくりの必要性について直接岸田文雄総理に訴えさせていただきました。

6月4日(火)、「財政政策検討本部」に出席し、積極財政の推進の立場から骨太方針への提言についての議論に参加しました。私からは、財政出動の具体的な内容について踏み込んだ記述が必要であると訴えさせていただきました。

その他、参議院の議員総会、政策審議会、自由民主党の国土交通部会、行政改革推進本部役員会、防災復興勉強会などに出席しました。

【都内の動き】

5月22日(水) 、日本建設業連合会の宮本会長、蓮輪副会長、山本事務総長が、新藤義孝経済再生担当大臣に、「国土強靱化実施中期計画」の早期策定について要望活動を行っていただきました。佐藤信秋参議院議員とともに同席をさせていただきました。

続いて、都内で開催された「北陸新幹線建設促進大会」に出席し、ご紹介をいただきました。
議連会長の稲田朋美衆議院議員、京都代表の西田昌司参議院議員をはじめたくさんの超党派の衆参国会議員が出席されました。なお、自治体側からも、会長の杉本福井県知事をはじめ、馳石川県知事、新田富山県知事、阿部長野県知事、三日月滋賀県知事をはじめ関係者がたくさん出席され、早期完成を誓いあいました。

その後は会合が目白押しで、まず、「全国建設技術センター等協議会通常総会」に出席してご挨拶をさせていただくとともに、「全国建設業協同組合連合会」の総会後の懇親会、「建設コンサルタンツ協同組合」の総会後の懇親会、「日本道路建設業協会懇親パーティー」、「日本機械土工協会総会」後の懇親会に出席し、ご挨拶などさせていただきました。

5月23日(木)、「全国治水砂防協会通常総会」に出席し、ご紹介をいただきました。また、その関係で「和歌山支部」との昼食会、 「長野県治水砂防協会」の意見交換会にも出席し、ご挨拶をさせていただきました。特に長野県の意見交換会には18市町村長にご出席いただきました。心から感謝申し上げます。

続いて、私が会長を務めている「全国さく井協会」の理事会でご挨拶をさせていただきました。私からは、能登半島地震を踏まえ、災害時に避難所となる学校敷地や道の駅などに積極的に防災井戸を設置するよう訴えました。

その後、東京ビッグサイトで開催中の「2024NEW環境展」に伺い、滋賀県建設業協会の奥田会長が出展中の、家庭から出る燃えるゴミを微生物を使って固形燃料に加工し、主に石炭の代替品として製紙会社などに売り込むという廃棄物のリサイクルシステムを見させていただきました。
ゴミ焼却を減らして二酸化炭素(CO2)の排出を抑えることのできる廃棄物のリサイクルシステムであり、今後の展開に期待したいと思います。

5月24日(金)、旧建設省及び国土交通省のOB会である「旧交会」の春季大会・叙勲祝賀会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

続いて、日本型枠工事業協会の総会で、三野輪会長のご配慮によりご挨拶をさせていただきました。

5月27日(月) 、日本建設業連合会の宮本会長、押味副会長、蓮輪副会長、山本事務総長が、松村祥史国土強靱化担当大臣に、「国土強靱化実施中期計画」の早期策定と現行以上の予算額の確保について要望を行いました。私も、佐藤信秋参議院議員とともに同席させていただきました。

続いて、「全国特定法面保護協会定時総会」後の懇談会に出席し、川村新会長に続いてお祝いのご挨拶をさせていただきました。

その後、昭和54年に旧建設省に入省した同期会の「ひつじの会」に出席しました。参加者は28名でしたが、昔話に花が咲きました。

5月29日(水)、日本建設業連合会の宮本会長、蓮輪副会長、山本事務総長、全国建設業協会の今井副会長、山崎専務、日本道路建設業協会の西田会長、増田副会長により、斉藤鉄夫国土交通大臣に国土強靱化予算の確保について要望活動を行いました。私も佐藤信秋参議院議員と同行いたしました。

次に、「東京都中小建設業協会総会」後の懇親会に出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。

続いて、「全国道路標識・標示業協会」の意見交換会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

5月30日(木)、宮城県建設業協会の千葉会長はじめ常任理事会の皆様にご来室いただき、予算確保と国土強靱化実施中期計画の早期策定のご要望をいただくとともに、東日本大震災復興後の地域建設業の実態について意見交換をさせていただきました。

次に、大先輩の脇雅史元参議院議員が会長を務める「全国防災協会 第2回理事会」に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

続いて、「建設コンサルタンツ協会 総会」終了後の懇親パーティーに出席し、中村会長に続いて佐藤信秋参議院議員とともにお祝いのご挨拶をさせていただきました。

その後、「長野県河川意見交換会」に出席し、会長の藤澤生坂村長に続いてご地元の衆参国会議員の先生方とともにご挨拶をさせていただくとともに、首長の皆さんと意見交換をさせていただきました。

5月31日(金)、私が会長を務めている海岸協会の理事会で、令和6年度の事業計画等について審議を行いました。

次に、私が副会長を務めている「全国治水期成同盟会連合会」の通常総会が開催され、脇雅史会長に続いてご挨拶をさせていただきました。続いて、ご出席の市町村長さん方との意見交換会が行われ、改めてご挨拶をさせていただきました。

その後、北海道建青会の新谷会長、川島実行委員長、柏谷副会長、松谷副会長、荒木事務局長に議員会館の事務所にご来室いただきました。今回は全国大会に向けた準備会に出席のための上京とのことでしたが、少しお時間がありましたので、皆さんと国土強靱化予算などについて意見交換をさせていただきました。

6月3日(月)、新名神高速道路建設促進協議会促進大会に出席し、滋賀県の江島副知事、京都府の西脇知事、国土交通省のこやり隆史政務官、新名神高速道路建設促進議員連盟の田村憲久衆議院議員のご挨拶に続き、多くの衆参国会議員の皆さんとともにご紹介いただきました。

その後、旧建設省・国土交通省の東京在住者による「建設東京OB会」に佐藤信秋参議院議員とともに出席しました。佐藤信秋参議院議員から、見坂茂範さんが後継候補である旨ご紹介されました。私もご挨拶をさせていただくとともに見坂さんの応援をお願いしました。

続いて、京都大学工学部土木系出身者で構成される「京土会」東京支部の総会・懇親会に陣内孝雄元参議院議員、佐藤信秋参議院議員、見坂茂範さんとともに出席しました。佐藤信秋参議院議員から後継候補として見坂さんが紹介され、見坂さんも決意を述べられました。私もご挨拶をさせていただくとともに見坂さんの応援をお願いしました。

6月4日(火)、京都府による令和7年度予算に対する政策提言の説明会に、西田昌司衆議院議員他京都選出の衆参国会議員の皆さんと共に出席させていただき、西脇知事をはじめ京都府の皆さんと意見交換をさせていただきました。私からは、能登半島地震を踏まえた高規格な道路ネットワークの整備や津波想定に基づく防潮堤など強靱なインフラ整備の必要性、地方部における鉄道サービスの強化の必要性などについて訴えさせていただきました。

続いて、日本河川協会の定時総会後の懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

その後、全国建設業協会の総会後の懇親会に、斉藤鉄夫国土交通大臣、自民党の茂木敏充幹事長、渡海紀三郎政調会長、佐藤信秋参議院議員他多くの国会議員の皆さんや見坂茂範さんとともに参加させて頂き、ご紹介をいただきました。

【地方の動き】

5月28日(火) 、仙台市に伺い、「宮城県建設業協会総会」後の懇親会に出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
千葉会長が再選され、副会長に廣谷さん、深松さんに加え、新たに菅原さん、舩山さんが選任されたとのことでした。
千葉会長には、新体制のもと力強くリーダーシップをとっていただき、建設業界の発展と地位向上のため頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

6月2日(日)、大阪府河内長野市で開催された「国道371号石仏バイパス・天見紀見トンネル開通式典」に出席しました。
大阪府と和歌山県の府県境界で接する河内長野市と和歌山県橋本市を結ぶ「石仏バイパス」は、国道371号における線形不良区間や急勾配区間を解消することにより円滑で安全な交通を確保するもので、今回の「天見紀見トンネル」区間の開通による石仏バイパスの全線開通によって、大阪府と和歌山県の交流の促進や物流の効率化による、観光や産業の活性化が期待されます。
私は、中学・高校時代を和歌山市で過ごし、国土交通省近畿地方整備局で企画部長を務めていましたので、この地域の道路ネットワーク整備には思い入れがあり、今回お招きいただいたことを大変嬉しく思います。
式典では、事業主体である吉村大阪府知事、岸本和歌山県知事のご挨拶に続き、私もご地元の石田真敏衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、太田房江参議院議員らとともにご挨拶をさせていただきました。ちなみに岸本知事は、私の母校である桐蔭高校の2年下の後輩です。
その後、河内長野市立東中学校の皆さんによるブラスバンド演奏で始まったテープカットとくす玉開披に、吉村知事、岸本知事をはじめたくさんの皆さんとともに参加をさせていただきました。 式典後には、通り初めにも参加させていただき、真新しい道路の走行を楽しみました。終点近くの歩道橋の上では、地域の皆さんが通り初めの様子を見に集まっておられました。
なお、近畿建設協会の小椋さんにご同行いただきました。ありがとうございました。