足立としゆき夢だより【第241号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

9月27日(火) 、武道館で執り行われた故安倍晋三総理の「国葬儀」に参列させていただきました。
岸田文雄総理、そして菅義偉元総理の追悼の辞に感銘を受けました。また、インドのモディ首相やオーストラリアのアルバニージー首相、アメリカのハリス副大統領をはじめ218の国・地域からお越しいただいたたくさんの参列者に驚きました。さらには、九段下から四谷付近にまで粛々と並んで一般献花に向かわれている方々の長い列にも感動いたしました。
「国葬儀」につきましては、さまざまな議論がありましたが、参列者の皆さんとともに献花をさせていただき、安倍晋三総理が唱えておられた「日本を取り戻す」ために何をなさねばならないのか、改めて強く考えさせられました。
なお、夢だよりの第233号でもご紹介いたしましたが、故安倍晋三総理は、平成24年の民主党政権から自公政権への交代を機に再び政権を担われ、アベノミクスの三本の矢の一つとして機動的な財政政策を進められ、とりわけ公共投資の拡大に努められました。
民主党政権で4.6兆円まで縮小した公共事業予算を、平成28年の前回の私の選挙の際には6兆円規模にまで拡大していただき、その後も防災・減災、国土強靭化の取り組みを進められ、令和4年度当初の段階で7.7兆円規模に拡大させる道筋をつけていただきました。私が唱えてきました「建設産業の再生」の本来の立役者でもあります。皆さんには、ぜひ、そのことを忘れないでいただきたいと思います。

さて、10月3日(月) 、第210回国会(臨時会)が召集されました。会期は12月10日(土)まで69日間です。
当日は、天皇陛下をお迎えしての開会式に続いて、参議院本会議で岸田文雄総理の所信表明演説が行われました。
その中で、物価高・円安への対応として、「今月中に、総合経済対策を取りまとめ、何としてもこの物価高から国民生活と事業活動を守り抜きます」との発言がありました。建設産業分野にとっても大切な発言だと考えます。
また、災害対策に関連して「今年も全国各地で大雨、台風、地震、噴火などの自然災害が相次ぎました。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。線状降水帯による豪雨など災害が激甚化・頻発化する中で、国民の生命・財産を守り災害の被害に遭う方を一人でも減らすことは、我々の使命です。5カ年加速化対策を推進するとともにさらなる取り組みのための新たな基本計画を策定し、中長期的かつ継続的に防災・減災、国土強靱化に取り組みます。」と発言され、防災・減災、国土強靭化の推進に向け、意欲を示されました。

なお、これに先立ち、9月30日(金)の閣議で岸田総理から各閣僚に対して総合経済対策の策定の指示がありました。
柱は、①物価高騰・賃上げへの取組、②円安を活かした地域の稼ぐ力の回復・強化、③新しい資本主義の加速、④国民の安全・安心の確保の4つです。
このうち、④では「相次ぐ災害に屈しない国土づくりを進めるべく、引き続き防災・減災、国土強靭化を加速化します」とされており、これからとりまとめが行われる補正予算の編成に大いに期待をしたいと思います。

ところで、災害の関係では、9月18日(日)、これまでに経験したことがないような勢力と言われた台風14号が鹿児島県鹿児島市付近に上陸し、日本列島を縦断しました。
幸い降水量につきましてはこれまで経験している範囲にとどまり、西日本豪雨や球磨川の水害ほどの大きな被害には至りませんでした。しかしながら、宮崎県、熊本県をはじめ広い範囲で水害・土砂災害が発生しており、その復旧が急がれます。

一方、日本近海で発生した台風15号が9月24日(土)に東海地方に接近し静岡県や愛知県で記録的な大雨となりました。これにより、水害・土砂災害のみならず、水道施設の被害も生じ、影響が長期化しています。

両台風をはじめ、たびたび日本列島に接近した数多くの台風により被害に遭われた皆様に、心からお見舞いを申し上げますとともに、災害対応で出動いただきました各地の建設関連産業の皆様に対し、改めて感謝をお礼と申し上げます。

その他、最近の動向は次のとおりです。

【国会の動き】

10月3日(月)から、第210回臨時国会が始まりましたが、今国会から参議院自民党の国会対策副委員長を拝命し、参議院予算委員会理事、災害対策特別委員会理事、国土交通委員会委員として活動をさせていただくこととなりました。皆さん、よろしくお願いいたします。

その他、参議院本会議、参議院災害対策特別委員会に出席いたしました。

【自民党の動き】

9月29日(木) 、自民党の治水議員連盟の山本有二会長をはじめとするメンバーで、秋田県の成瀬ダムの現地調査を行いました。
成瀬ダムは、秋田県の東成瀬村で国土交通省が建設を進めている台形CSGダムとして日本最大のダムで、洪水調節、農業用水・水道用水の供給、発電などを目的とする多目的ダムです。
施工に当たっては、建設機械を無人で自動化運転する次世代の建設生産システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」をはじめ、ICTを用いた最先端の施工技術を採用し、生産性向上、合理化促進、安全性向上などに取り組んでおり、工事は最盛期を迎えています。現地では、ブルドーザや振動ローラなど10数台が同時に無人で作業をしていました。長らくダム建設工事に携わってきた私にとっても、大変驚くべき現場でありました。
なお、原石採取工事現場も視察させていただきましたが、高校の後輩で大成建設の明渡さんと4度目の再会をすることが出来ました。ありがとうございました。

その他、参議院自民党の執行部会、議員総会、国会対策委員会全体会議、国会対策委員会正副委員長会議、政策審議会、新型コロナウイルス等感染症対策本部の訪日外国人観光客コロナ対策PT、災害対策特別委員会、有隣会研修会、宏池会例会等に出席しました。

【都内の動き】

9月26日(月) 、大本組の元社長である大本万平氏のお別れの会に参列させていただきました。享年50才という若さであり、大変残念に思いました。

9月26日(月) 、全国建設業協会の奥村会長をはじめ幹部の皆様とともに、自民党本部で茂木敏充幹事長に、参議院議員会館で宮沢洋一税制調査会長に、令和4年度補正予算の大幅確保と令和5年度税制改正に関する要望を行いました。大規模と言える補正予算の編成をお願いしたいと思います。

9月28日(水) 、「管工機材の将来を考える研究会」に、橋本会長のご配慮で出席させていただき、建設産業に関する最近の動向等について講演と意見交換をさせていただきました。
続いて、「全国都道府県・政令指定都市国土交通省担当者連絡協議会」(いわゆるトンビ会)の伏原会長のお声かけで「日本のインフラ投資を考える」と題して講演をさせていただきました。ひさしぶりに国土交通省担当の各都道府県の皆さんと意見交換をすることができました。感謝を申し上げます。

10月5日(水)、三重県建設業協会の山野会長はじめ幹部の皆さんとの意見交換会に、田村憲久衆議院議員をはじめ三重県選出の衆参国会議員の先生方や佐藤信秋参議院議員とともに出席し、意見交換をさせていただきました。

【地方の動き】

9月16日(金)、京都市で行われた公成建設元会長の絹川治氏のお別れの会に参列をさせていただきました。絹川さんには、平成15年から18年にかけて近畿地方整備局の企画部長をしていた当時から、総合評価方式など入札契約手続き等について暖かいご指導をいただきました。心から感謝を申し上げます。

9月17日(土) 、富山県氷見市で行われた氷見建設会館の竣工式に出席させていただきました。老朽化した旧会館にかわり、平屋ですがバリアフリーで木をふんだんに使った機能的な建物に建て替えたもので、橘慶一郎衆議院議員、野上浩太郎参議院議員、堂故茂参議院議員、薮田県議、林正之氷見市長らとともに出席し、テープカットに続いてお祝いのご挨拶をさせていただきました。
お招きをいただきました氷見建設業協同組合の森越理事長をはじめ幹部の皆さんに心からお祝いを申し上げます。また、北陸新幹線の新高岡駅から送迎していただきました畑尻さん、前辻さんにも感謝を申し上げます。

10月4日(火)、熊本市で開催された熊本県建設業協会の常任理事会後の懇親会に土井会長のご配慮で出席させていただき、意見交換をさせていただきました。なお、熊本空港までお迎えをいただきました熊本県建設業協会の豊後常務に感謝を申し上げます。

10月5日(水)、山形県河北町で行われた東北建設業協会連合会の相談役で元専務理事の日下部啓藏氏の葬儀に参列をさせていただきました。日下部さんは私が東北地方建設局の企画課長をしていた昭和61年当時から公共事業の推進にあたり大変暖かいご指導をいただきました。心から感謝を申し上げます。なお、仙台空港から山形までお送りをいただきました東北建設業協会連合会の伊藤技術顧問、宮城県建設業協会の千葉さんに感謝を申し上げます。

【事務所からのお知らせ】

足立敏之事務所では、10月1日に国土交通省の出身でかつて宮ケ瀬ダム工事事務所で足立議員とともに勤務した経験のある徳道さんを新たに秘書としてお迎えし、大槻、本田、徳道、中山、貝野の5名体制となりました。
一方、九段下の後援会事務所は、尾林、岡本、澤入の3名体制で頑張っています。
皆さん、引き続きよろしくお願いいたします。