足立としゆき夢だより【第179号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

5月20日(木)、梅雨前線の影響で西日本の広い範囲で大雨が降り、熊本県では1時間の雨量が100mmを超えた地域もあり、昨年大きな被害を出した球磨川では一時氾濫危険水位を超えました。八代市坂本地区では、球磨川沿いの国道219号が出水により60mにわたり崩落し、21日(金)午前5時頃、地元の建設業の方の車2台がおよそ12m下に転落しました。車に乗っていた2人は大きなけがをしたとのことですが、命には別条なかったと聞いています。この2人は、昨年落橋した鎌瀬橋の復旧工事の関係者で、この日に予定していた仮橋の開通の準備のため現場に向かっている最中に被災されたとのことで、地域の守り手の被災には心が痛みます。できるだけ早く回復されるようお祈り申し上げます。

一方、新型コロナウイルス感染症については、すでに緊急事態宣言が発令されている東京都など9都道府県に、23日(日)から6月20日(日)まで沖縄県が追加されることとなりました。皆さんのさらなるご協力により、一日も早く感染がおさまることを願っています。

さて、5月18日(火)、内閣府が2020年度の実質GDPを発表しました。これによれば、前年度比4.6%減で戦後最大の下げ幅となっています。このうち民間住宅投資は、マイナス7.1%、民間企業設備がマイナス6.9%と、民間投資が大幅なマイナスとなっています。これに対し、公共投資についてはプラス4.0%で、民間投資の減少を公共投資の増で補っているという構図が明らかになりました。
一方、アメリカでは、バイデン大統領が今後8年間で2兆ドル、約220兆円規模の公共投資を経済対策として行うことを表明しています。その他、イギリスやオーストラリアなどでも同様の動きがあります。
この機に、日本でも引き続き公共投資の拡大を図るとともに、民間住宅投資など民間投資の拡大が図られるよう積極的な支援を行い、日本経済の建て直しを図る必要があると考えます。引き続き、皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

一方、5月20日(木)、参議院国土交通委員会で「長期優良住宅普及促進法」の質疑に立ちました。
冒頭、実質GDPが対前年度比マイナス4.6%と戦後最大の下げ幅となり、民間投資の減を公共投資の増加で補っている構図が明らかになったことを指摘し、引き続き公共投資の拡大により我が国の経済成長を支えるとともに、長期優良住宅や地震に強い住宅への転換、耐震性を高めるためのリフォーム、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)等の民間住宅の整備を積極的に進め、民間投資の拡大を図るよう国土交通省に求めました。
それに対して、赤羽一嘉大臣からは「住宅関連の産業というのは、日本の経済を支えている大きな柱でございますので、そうしたことはよくわきまえながら、全力で対策を練っていかなければならないと考えております」との答弁をいただきました。
また、長期優良住宅等の施工を、地域の中小建設業や工務店が担えるようにすることを住宅局長に要請したところ、和田局長から「中小事業者において長期優良住宅の認定が進まないのは、申請手続きに係るノウハウ、施工技術、知識の不足等の要因があると考えており、中小工務店におきます長期優良住宅の整備を促進するために、支援をしっかりと行ってまいりたいと考えてございます。」との答弁をいただきました。地域で住宅建設を担っている中小建設業や工務店の皆さん、ぜひ頑張ってください。
なお、その他、新型コロナウイルス対策で行われている「グリーン住宅ポイント制度」や住宅ローン減税の期限の延長や次年度への継続、新型コロナウイルスの影響で木材需要が高騰するウッドショックへの対応などもあわせて求めました。

その他、最近の動向は次の通りです。

【国会の動き】

参議院本会議、国土交通委員会等に出席しました。

【自民党の動き】

5月20日(木)、日本建設業連合会の山内前会長、宮本新会長、押味副会長、蓮輪副会長、相川副会長、山本事務総長の、二階俊博幹事長、下村博文政調会長、小野寺五典組織本部長など自民党幹部の皆さんへのご挨拶に、佐藤信秋参議院議員とともに立ち会いました。

その他、参議院の議員総会、執行部会、国会対策委員会の全体会議及び正副委員長会議、政策審議会の勉強会、国土交通部会、所有者不明土地特別委員会、宏池会例会等に出席しました。

【都内の動き】

来年の参議院議員選挙に向けて、関係団体から推薦状をいただく動きが続いています。
5月18日(火)、日本道路建設業協会の常任理事会で西田会長から、推薦状をいただきました。
20日(木)には、プレストレストコンクリート建設業協会の定時総会で大野会長から推薦状をいただきました。

【地方の動き】

24日(月)、まず、西宮市に伺い兵庫県建設業協会の松田会長から協会の参議院議員選挙に向けての推薦状を直接手交していただき、あわせて兵庫県建設産業団体連合会の推薦状をいただきました。
次に、大阪市内に移動し、近畿建設協会を訪問し、谷本理事長、霜上前理事長はじめ関係の方々と意見交換をしました。引き続き、建設コンサルタンツ協会近畿支部の吉津支部長から支部緊急提言「今こそ立ち上がれ!”ミラーリングKANSAI”」について説明をいただき、意見交換をしました。
続いて日建連関西支部を訪問し、加賀田支部長と公共投資の重要性などについて意見交換をしました。
その後、大阪建設業協会の定時総会に出席し、蔦田会長から推薦状をいただきました。

皆様の暖かいご支援に感謝を申し上げます。