足立としゆき夢だより【第99号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

まず、前回の夢だよりで、「西郷どん」の次のNHKの大河ドラマが「麒麟がくる」に決まったと報告しましたが、正しくは次の次の2020年の大河ドラマに決まったとのことでした。来年は、「いだてん~東京オリムピック噺」で、1912年から1964年までのオリンピックの歴史を、金栗四三、田畑政治という二人の関係者に光を当てて描くそうです。
誤りをご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。実家のある福知山市とご縁のある明智光秀が主人公ということで喜びすぎました。慎んでお詫びを申し上げます。

さて、5月17日(木)~19日(金)、秋田県の雄物川流域を中心に、大雨により大規模な浸水被害が発生しました。被害は、床上浸水43戸、床下浸水143戸、浸水面積が約800haにのぼったというこということですが、5月中旬といういわゆる非出水期、そもそも洪水が発生するとは考えられない時期の水害ですので、これも地球温暖化の影響ではないかと大いに驚きました。
今後は非出水期においても、こうした洪水が起こりうるんだということを踏まえた備えが必要となると考えられますので、ご検討をお願いしたいと思います。

このような水害に対する備えの充実を図るため、5月12日(土)、私の実家のある京都府北部の福知山市で国土交通省が主催して「平成30年度由良川水系総合水防演習」が行われました。
私も、全国水防管理団体連合会会長で大先輩の脇雅史前参議院議員、国土交通省政務官の簗和生衆議院議員や地元の本田太郎衆議院議員をはじめとする衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご紹介をいただきました。
地元からは、西脇隆俊京都府知事、大橋福知山市長をはじめ京都北部の首長・議会関係の皆様など、約1,000人が参加しました。

演習は、福知山の市街地に近い由良川の河川敷で行われ、情報伝達訓練から始まり、人力中心の伝統的水防工法の演習、重機や最新の機器を使った近代的水防工法の演習、緊急排水訓練、自衛隊・警察・消防によるレスキュー訓練、救急搬送・応急医療訓練など、実践的訓練が目白押しでした。
私は、平成15年から3年半、近畿地方整備局で勤務しましたので、参加者にも知った顔がたくさんあり、懐かしかったです。

なお、水防演習の前日の11日(金)、演習の関係者が参加して懇談会を行いました。西脇京都府知事や地元の大橋福知山市長、全国水防管理団体連合会会長の脇雅史前参議院議員、国土交通省から坂本審議官、近畿地方整備局の池田局長をはじめ幹部の皆様、久内福知山河川国道事務所長が出席しました。災害時に連携しなければならない関係者が、日頃からコミュニケーションを深めておくことは大事なことで、有意義な場となったと思います。

さて、最近の動向を紹介します。

【国会関係】
参議院では、ゴールデンウィーク明けの5月9日(水)から、これまで欠席を続け「18連休」と批判されていた一部の野党が審議に復帰し、国会が正常化しました。

野党再編に伴って、参議院では国民民主党が野党第1党、立憲民主党が野党第2党に再編されました。このため、9日(水)の参議院本会議では議席の変更とともに、常任委員長の入れ替えが行われました。

10日(木)には、予算委員会が開催され、柳瀬唯夫元総理秘書官の参考人招致が行われました。私も応援で出席して、質疑を聞かせていただきました。

11日(金)、本会議に出席した後、東日本大震災復興特別委員会に出席しました。

14日(月)、安倍総理ご出席の予算委員会集中審議の応援で出席し、15日(火)、国土交通委員会の一般質疑に出席し、続いて総務委員会に代理出席しました。

16日(水)、本会議に出席し、17日(木)には国土交通員会に出席しました。この委員会では、バリアフリー法の質疑の一環で参考人質疑があり、岐阜県高山市の國島市長が意見陳述をされ、高山市のバリアフリーの取り組みについて紹介されました。なかなか先駆的な取り組みで委員会メンバーの関心を集めており、中部地方整備局の時にお世話になった市長でもあって大変嬉しかったです。

18日(金)にも、本会議に出席しました。

会期末まで1ヶ月ほどとなり、このところウィークデイは毎日国会の審議があり、連日結構目いっぱいの日程になっています。

【自民党関係】
5月10日(木)夕方、宏池会の大先輩で一億総活躍担当大臣でもある松山政司参議院議員の「政経文化セミナー」が開催され、司会の大役を仰せつかりました。司会は初めての経験で、大いに緊張いたしました。

14日(月)、「望月義夫君と明日を語る会」に出席し、立礼もさせていただきました。

15日(火)、所有者不明土地の特命委員会に出席し、収用手続きの簡素化について要請するとともに、官庁営繕を考える議員の会発起人会に出席し高松サンポートのような地域の顔となる官庁営繕施設の整備を進めるようお願いしました。

18日(金)、参議院自民党で新潟県知事選挙に向けた打ち合わせが行われ、必勝を誓い合いました。

その他、気象議員連盟の勉強会、大阪万国博覧会を実現する議員連盟の会合や、各種部会、調査会などに出席いたしました。

【都内の催し】
5月7日(月)、全国防災協会の理事会が開催され、今年から副会長を拝命いたしましたので、就任のご挨拶をさせていただきました。

9日(水)、日本港湾空港建設協会連合会の懇親パーティが開催され出席して、ご紹介をいただきました。

15日(火)、日本道路協会の懇談会に出席し、ご紹介をいただきました。

16日(水)、全国道路利用者会議総会に出席するとともに、全国土木コンクリートブロック協会総会に出席してご挨拶をさせていただきました。

17日(木)夕方、ダム工学会総会後の懇親会に出席しご挨拶をさせていただきました。宮ヶ瀬ダムで一緒に仕事をした鹿島建設の田代副社長が今回会長に就任されたとのことで、嬉しい限りでした。
続いて、PC建協の総会後の懇親会にも出席して、石井啓一国土交通大臣、佐藤信秋参議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。

【地方の催し】
5月7日(月)、仙台市で開催された東北のダム技術者で組織する「ダム談義の会」に出席し、近況報告のみならず、1月に視察したラオスの「ナムニアップダム」の視察報告を行いました。ダムの技術的な話にはダム仲間の皆さん、とても関心がありました。ありがとうございました。

8日(火)、大阪市に伺い、京都府知事選挙に当選した西脇隆俊知事を応援した関係者による「西脇氏を支援する連絡会世話役会」に出席しました。

11日(金)、京都府北部の福知山市に伺い、京都府建設業協会福知山支部の米田会長をはじめ有志の皆さんに国政報告を行うとともに、意見交換を行いました。入札に当たっての地域要件のかけ方にご意見をいただくとともに、仕事不足はあっても人手不足はない、とのお話をいただきました。

13日(日)、平成24年7月の九州北部豪雨で破堤して大きな被害を生じた福岡県の矢部川や沖端川の災害復旧事業の完成を祝う「矢部川・沖端川河川激甚災害対策特別緊急事業竣工式」が、福岡県柳川市で開催されました。
式典には、矢部川改修期成同盟会顧問で宏池会名誉会長の古賀誠先生、小川福岡県知事、増田九州地方整備局長、船橋筑後川河川事務所長、関係自治体の首長や議会関係の皆さんが出席され、藤丸敏衆議院議員、野田国義参議院議員とともに祝辞を述べさせていただきました。

私は、激特事業採択時の水管理・国土保全局長でしたので、完成の場に立ち会うことができ、とても感慨深いものがありました。
なお、式典の行われた場所は今後防災ステーションとして活用されますが、堤防の断面の状況がわかるモニュメントが設置され、除幕式も行われました。
なお、前日に博多に入り、九州地方整備局OBの有志の皆さんとも懇談させていただきました。

5月18日(金)、鹿児島に移動し、「鹿児島県建設業協会」の総会後の懇親会に尾辻秀久参議院議員、野村哲郎参議院議員など衆参国会議員の先生方、三反園鹿児島県知事、県議会や市議会の先生方とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。
8期16年務められた川畑前会長には選挙の折に各支部にご同行いただくなど大変お世話になりました。心から感謝を申し上げます。新たに就任された野添会長にも、引き続きよろしくお願いいたします。

19日(土)、鹿児島から兵庫県姫路市に新幹線で移動し、「播磨臨海地域道路整備促進大会」に、議連会長の渡海紀三朗衆議院議員や鴻池祥肇参議院議員、末松信介参議院議員など衆参国会議員の先生方、井戸兵庫県知事、地元市長・町長、県議会や市議会の先生方とともに出席し、ご紹介をいただきました。会場には、私自身初めて経験する3,000人近い方々が集まり、大変熱気溢れる大会になりました。
なお、大会の前には地元自治体からの要望会がありました。大会後には地元の建設産業団体から姫路建設産業団体連合会の関本会長や建設業協会の増田姫路支部長、全国測量設計業協会の野瀬会長などの皆さんにお集まりいただき、意見交換をさせていただきました。皆さん、ありがとうございました。

5月20日(日)、三重県木曽岬町に伺い、「木曽川源緑地区河川防災ステーション・木曽岬町防災センター完成式」に川崎二郎衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員とともに出席し、お祝いのご挨拶を述べさせていただくとともに、テープカットをさせていただきました。
この防災ステーションは、広大なゼロメートル地帯をかかえる濃尾平野に不可欠な事業で、私が中部地方整備局長や本省の水管理・国土保全局長をしていた際に加藤木曽岬町長から再三ご要望をいただいたプロジェクトです。こうして晴れて完成の場に立ち会うことができ、嬉しい限りです。
その後、かつて事業を担当した水資源機構の長良川河口堰に伺い、堰の運用状況やアユの遡上の状況などを確認させていただきました。環境問題をはじめ様々な指摘をいただいた事業でしたが、期待通りの効果を発揮しており、安心しました。
いろいろご苦労いただきました当時の関係者の皆さんに改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

【建設分野のトピックス】

国土交通省は、今年度の直轄河川工事を対象に、出水期も施工可能な工種に関する全国統一ルールの運用を開始しました。全国統一ルールを初導入した昨年度に比べ、今年度は対象工種を大幅に増やし、新たに堤防機能を低下させず施工できる工種を多数追加しています。安全が担保できる範囲で出水期に行える工事が増えれば、施工時期の平準化が進み、非出水期の工程に余裕が生まれ、十分な工期の確保につながるものと期待されます。週休2日の実現などの建設業の働き方改革にも貢献するものと期待しています。

東京都では、入札契約制度改革について、今年6月からの本格実施の内容を明らかにしました。その中で、昨年の改革の目玉でもあった「1者入札中止」が撤回されています。公共工事の入札で、「一者入札」の場合は一律に入札を中止してやり直すというのは問題が多いと考えていましたので、今回の東京都の決定にはほっとしました。

皆さん、引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。