足立としゆき夢だより【第153号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

7月3日(金)から降り続いた梅雨前線に伴う大雨により、4日(土)未明に熊本県と鹿児島県に大雨特別警報が発表され、熊本県南部では球磨川流域を中心に50名を超える犠牲者が出るなど深刻な被害が発生しました。
また、6日(月)には長崎県、佐賀県、福岡県に再び大雨特別警報が発表され、九州北部を中心に大きな被害が発生しました。
さらに、8日(水)にも岐阜県、長野県に大雨特別警報が発表され、大きな被害が発生しました。
お亡くなりになられた皆様のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げます。

また、災害対応に全力であたっておられる警察・消防・自衛隊・海上保安庁などの実働官庁の皆様、国土交通省の整備局や運輸局の皆様、さらには現場の最前線で頑張っておられる建設関連産業や物流関連産業などの皆様に心から感謝を申し上げます。

一方、新型コロナウイルスにつきましては、6月19日(金)、都道府県を越えた移動の自粛が解除になり、三密対策に留意しつつ様々な活動が再開されはじめています。
しかしながら、東京をはじめ一部の地域では感染者の発生が続いており、皆様には引き続き緊張感を持って対応を続けていただきたいと思います。

最近の動向は次のとおりです。

【国会の動き】

国会は閉会中ではありましたが、6月22日(月)、7月7日(火)に開催された決算委員会に出席しました。

【自民党の動き】

6月23日(火)、自民党の都市公園緑地対策特別委員会・都市公園緑地等促進議員連盟の合同予算要望で、衆議院の江崎鉄磨先生、今村雅弘先生、井林辰徳先生、参議院の佐藤信秋先生とともに、二階俊博自民党幹事長、西村康稔経済再生担当大臣をそれぞれ訪ねました。
二階幹事長からは、各市町村1カ所ずつ象徴的に整備をするようハッパをかけられました。西村大臣からは、三次補正などでしっかり取り組みたいと力強いお話しがありました。

三次補正については、岸田文雄政調会長が主宰する経済成長戦略本部がとりまとめ、6月25日(木)に安倍総理に提出した「ポストコロナの経済社会に向けた成長戦略」において、「緊急対策後においても、(中略)安全・安心と成長を支える安定的・持続的な公共投資を推進する」とされました。期待したいと思います。
また、二階俊博幹事長が主宰する国土強靭化推進本部でも、6月26日(金)に緊急対策について「令和2年度までに行った(中略)緊急対策を含めた予算規模を前提に、内容の充実を図るとともに、大幅な当初予算規模の拡大を図ること。事業期間は五ヶ年とし、中長期的かつ明確な見通しのもとに計画を立て、事業が執行できるようにすること。」と決議されました。
いずれにしても、三次補正、令和3年度予算、そして防災・減災・国土強靱化の緊急対策予算の確保に向け、しっかり取り組んでいきたいと思います

その他、新国際秩序創造戦略本部、鹿児島県知事選挙打合せの会、地方居住推進議員連盟、森林を活かす都市の木造化議員連盟、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部、住宅土地・都市政策調査会、新型コロナウイルス関連肺炎対策本部、道の駅議員連盟、社会機能の全国分散を実現する議員連盟などの会合に出席するとともに、参議院の執行部会や宏池会の定例会に出席しました。

【都内の催し】

6月18日(木)、北陸の富山・石川両県の建設業協会、全建の山崎専務と近況についてWEB会議で意見交換を行いました。
富山の竹内会長からは、発注者・受注者双方のテレワーク環境の整備の必要性、最近仕事量が減少している問題などご意見がありました。石川の平櫻会長からは、民間の住宅投資の冷え込みの懸念、中小企業の資金繰り対策の必要性などお話しがありました。
いずれにしても、今後さらに冷え込んでいく景気の下支えのため、公共投資の大幅な増額が必要と考えています。

なお、以下の方々とも同様のWEB会議を開催しました。
・6月23日(火)、全測連沖縄地区協議会の池村前会長、川満新会長
・7月1日(水)、全測連東京地区協議会の岩松会長、國方、加藤、木村、吉川各常務理事、谷口広報委員長、井原理事
・1日(水)、全測連近畿地区協議会の朝倉会長、手塚奈良県会長、鈴木和歌山県会長、野瀬全国測量設計政治連盟会長
・2日(木)、全測連北海道地区協議会の山川会長、泉澤、石原、橋、熊頭各副会長
・7日(火)、全測連北陸地区協議会の山岸新潟県会長、市森富山県会長、新家石川県会長、磯野石川県副会長
・8日(水)、建設業協会中国ブロックの荒木岡山県会長、井森山口県会長、中筋島根県会長、檜山広島県建設工業会長、由宇鳥取県会長
・8日(水)、全測連四国地区協議会の細谷香川県会長、大野愛媛県会長、西川高知県会長、水上徳島県会長

6月18日(木)、建設コンサルタンツ協会の高野会長、野崎副会長、酒井副会長が、コロナ禍の公共事業予算確保についての緊急要望にお見えになりました。

23日(火)、沖縄県建設業協会の下地前会長、津波新会長がご挨拶に来られました。

24日(水)、全国建設産業団体連合会の通常総会に佐藤信秋参議院議員、脇雅史元参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。4カ月ぶりに東京で開催された会合でしたが、しっかり三密対策を講じた上で開催されました。

26日(金)、全国海岸協会総会に出席し、脇雅史元参議院議員から会長職を引き継がせていただくこととなりました。今後ともよろしくお願いいたします。

26日(金)、ダムカレーの創始者の宮島咲さんのお店「三州家」に、宮ヶ瀬ダムで一緒に勤務をした仲間とともに伺いました。
宮島さんのお取り計らいで、万全の三密対策を行った上で、スクリーンで宮ヶ瀬ダムの写真のスライドショー、入り口に宮ヶ瀬ダムカードを配した案内板など、宮ヶ瀬ダム一色に飾っていただいた中で、久しぶりに宮ヶ瀬ダムを話題に盛り上がりました。
ダムブームのきっかけにもなった貴重な元祖ダムカレーですが、それぞれ、アースダム、アーチダム、重力式コンクリートダム、ロックフィルダムの4種類があり、いずれも美味しくいただきました。

30日(火)、測量設計議員連盟の総会が開催され、会長の田中和徳復興大臣をはじめたくさんの衆参国会議員の先生方が出席され、今後の活動方針が決定されました。全測連の相談役に就任された野瀬前会長、新会長に就任された方波見会長、引き続きよろしくお願いいたします。

続いて、全国建設業協会の定時総会が開催され、佐藤信秋参議院議員、脇雅史元参議院議員とともに出席して、ご挨拶をさせていただきました。全建の相談役に就任された近藤前会長、新会長に就任された奥村会長、引き続きよろしくお願いいたします。

7月1日(水)、日本ダム協会の宮本会長のところにダム功績者表彰の適用拡大の要望に伺いました。

6日(月)及び8日(水)、令和2年豪雨災害対策本部に出席し、孤立解消のため道路啓開が急がれること、球磨川沿いの国道219号については直轄の権限代行で復旧を進めるべきこと、避難所としてホテル・旅館を活用すべきこと、球磨川については抜本的な治水対策が必要なこと等意見を申し上げました。なお、今回、事務局長補佐という役職を与えていただきました。

7日(火)、熊本県の土井建設業協会会長、藤本測量設計コンサルタンツ協会会長とWEBで会議を行い、熊本県の豪雨災害への対応のあり方について意見交換を行いました。

【地方の催し】

6月28日(日)、砂防事業促進議員連盟の現地視察で、鈴木俊一会長をはじめ24名が、長崎県の雲仙普賢岳の現地調査に伺いました。私も事務局次長として参加させていただきました。

初日は千本木地区のネイチャーセンター経由で雲仙普賢岳の麓に伺いました。高さ200mの巨大な溶岩ドームはさすがにすごい迫力でした。
翌日は、雲仙普賢岳の火砕流で被災した旧大野木場小学校、そしてそれに隣接する砂防みらい館に伺いました。土砂の流出は現在も続いており、今年の6月からは鹿児島県の桜島に続いて全国2ヶ所目の直轄管理に移行したとのことでした。
続いて、熊本地震で被災した阿蘇の現場に移動するため、高速カーフェリーのオーシャンアローで島原港から熊本港に移動しました。海から雲仙普賢岳がよく見えました。

熊本地震で被災した阿蘇の現場では、大崩壊した巨大な斜面が無人化施工で整備が進み、緑も回復しつつありました。土砂崩れで流出した国道57号やJR豊肥線も復旧が進み、豊肥線は8月8日に開通の見込みとのことでした。
土砂崩れで落橋した国道325号の阿蘇大橋も、県に代わって九州地方整備局が新たな橋の建設を下流側で進めており、もうすぐ桁がつながるぐらいまで工事が進んでいました。
着々と整備が進んでいるという印象でした。

7月3日(金)、知事選の応援で鹿児島に伺い、鹿児島県建設産業団体連合会が主催する「みたぞのさとし候補を応援する総決起大会」に、県連会長の森山裕衆議院議員、甘利明衆議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに出席し、応援のご挨拶をさせていただきました。三密対策をしっかり講じた上で200名近い方々を集めて開催いただきました藤田会長、ありがとうございました

続いて、鹿児島県トラック協会に伺い、鳥部会長、加納副会長と知事選について意見交換を行いました。協会側からは、高速道路料金の問題やSA・PAのトラック駐車スペースの確保、適正な運賃による取り引き環境の整備などについてご要望をいただきました。

その後、みたぞの候補の選挙事務所に伺い、事務所の皆さんを激励しました。

7月5日(日)、高知県最西端の宿毛市に伺い、中村宿毛道路の全線開通を記念する開通式に出席させていただきました。ご地元の山本有二衆議院議員をはじめ6人の先生方、そして佐藤信秋参議院議員、濱田高知県知事、中平四万十・宿毛両市長、小林四国地方整備局長とともに、お祝いのご挨拶とテープカットをさせていただきました。
私は平成21年7月から2年間、民主党政権下で公共事業予算が大幅に削減される中、局長としてこの道路を担当させていただきました。なかなか事業が進まず申し訳ない想いが残っています。なお、式典は新型コロナウイルスへの対応を万全にするため、ソーシャルディスタンスを保つとともに、マウスガードを装着して、トンネル内で執り行われました。

なお、開通式に先立ち、三宅渡川ダム統合管理事務所長のご案内で、横瀬川ダム、中筋川ダムを視察しました。横瀬川ダムについては竣工後はじめて伺いましたが、前日からの出水を受けて側水路から放流が行われており、見事に完成していました。