足立としゆき夢だより【第129号】をお届けします
皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。
8月5日(月) 、令和になって最初の第199回国会(臨時会)が5日間の会期を終え、閉会しました。
今国会は、参議院議員選挙を受けて、議長、副議長の選挙をはじめ各種委員会の委員の選任、委員長の選挙、理事の選任など、いわゆる「院の構成」を決めるものです。
以下、国会召集から閉会までの動きを紹介します。
まず、7月25日(木)、参議院の議院運営委員会が開催され、臨時会開会に向けた与野党間の協議が始まりました。
今回の参議院議員選挙では、重度の障がいをお持ちの方が2名当選されましたので、そうした方々も円滑に議員活動ができるようバリアフリーの環境づくりについて議論を行いました。
その結果、大型の車椅子が本会議場に入場できるよう議席の改修を行うとともに、介助者の本会議場への入場、介助者による代理投票、パソコンや医療機器等必要な機器の持ち込みなどを可能とすることとしました。
続いて7月29日(月)、再び議院運営委員会が開催され、菅義偉官房長官から8月1日の国会開会について説明がありました。
30日(火)、31日(水)にも召集に向けた協議が行われました。
特に7月30日(火)には、重度の障がいを持っておられる方々への介護制度に関する勉強会を開催しました。その後、参議院としての対応について協議し、議員活動における介護について当面参議院で負担することを決定しました。
8月1日(木)、第199回国会が5日までの日程で開会しました。今回の参議院議員選挙で当選された新人議員が、早朝から国会に初登院されました。私も3年前の自分自身の初登院を思い出し、感慨深いものがありました。
なお、重度の障がいをお持ちのれいわ新選組のお二人も大型の車椅子で初登院されました。
その後、議院運営委員会の理事会を経て、1ラウンド目の参議院本会議が開会され、山東昭子議長、小川敏夫副議長が選挙で選ばれました。
続いて、議院運営委員会の理事会を経て委員会が開催され、山東昭子議長からご挨拶がありました。続いて両院議員総会が開催され、安倍晋三総理、二階俊博幹事長、関口昌一参議院議員会長からご挨拶をいただきました。
その後、2ラウンド目の本会議が開会され、8月5日までの会期が決定されました。
続いて、関口昌一参議院議員会長室に山東昭子議長がご挨拶にお見えになり、私も立ち会わせていただきました。
引き続き、天皇陛下ご臨席の下、参議院本会議場で開会式が執り行われました。衆参国会議員が、国会の正面玄関前でお出迎え、お見送りをさせていただきました。
週明けの5日(月)、まず常任委員会、特別委員会、調査会・審査会などで閉会に向けた手続きが行われました。私は、国土交通委員会、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会に出席しました。
その後、議院運営委員会の理事会、委員会を開催した後、本会議を開会し、閉会のための手続きを行いました。
以上で、第199回国会は閉会しました。
その他、最近の動向をご紹介します。
【国会関係】
7月26日(金)、引退される伊達忠一参議院議長が、橋本聖子参議院議員会長をはじめ参議院自民党の幹部の皆さんにご挨拶にみえられました。私も立ち会わせていただきました。
大変お世話になりまして、ありがとうございました。
【自民党関係】
7月25日(木)、私の所属する宏池会の会合がありました。
今回の選挙で溝手顕正先生、中泉松司先生、大沼みずほ先生、二之湯武史先生という4名の大切な先輩を失うこととなり、岸田会長から「断腸の思い」とのご発言がありました。私も忸怩たるものがあります。捲土重来、皆さんの復活を心から願っています。
【都内の催し】
7月31日(水)、高知県と愛媛県を山越えで結ぶ「国道33号整備促進期成同盟会」の大石仁淀川町長をはじめとする皆さんとの意見交換会に、地元の高野光二郎参議院議員や佐藤信秋参議院議員など衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。
続いて、和田五木村長をはじめ熊本県の球磨川流域の首長の皆さんとの懇談会に出席し、意見交換をさせていただきました。
8月2日(金)、都内で開催された「九州中央自動車道建設促進大会」に熊本県出身の衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。
続いて、「伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会」に静岡県出身の衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。
いずれの道路も着々と整備が進んでおり、安心しました。
8月8日(木)、コンクリート製品のジョイント工法の普及促進を目的とする「YACS(ヤ―クス)工業会」の総会後の懇親会に、佐藤信秋参議院議員とともに出席しご挨拶をさせていただきました。
続いて、「一級河川只見川河川整備促進期成同盟会」の情報交換会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。
【地方の催し】
7月22日(月) 、仙台市で開催された「東北建設業青年会」の総会後の懇親会に出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
7月25日(木)、茨城県大洗町で開催された「茨城・群馬・栃木三県建設業協会合同会議」に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
参議院議員選挙の直後でもあり、大いに盛り上がりました。
7月26日(金)、熊本地震で被災した熊本城の復旧・復興状況を視察させていただきました。
鉄筋コンクリートづくりの天守閣は順調に復旧していましたが、木造で文化財にも指定されている多数の建築物については時間をかけて復旧・復興させていくことになるようです。
なお、ご案内いただきました熊本市熊本城総合事務所の首席審議員の津曲さん、丁寧にご説明いただき、ありがとうございました。
7月26日(金)、熊本市で開催された「全国建設青年会議第24回全国大会」の準備会後の大懇親会に参加し、ご挨拶をさせていただきました。
全国から建設業界の若手経営者の皆さんが200名以上集まりました。
熊本の高野会長の様々なアイデアで素晴らしい盛り上がりでした。
8月6日(火)〜8日(木)、大学の恩師の井上和也京都大学名誉教授を会長とし、河川工学研究室の有志を構成メンバーとする「河川水理研究会」の現地視察で四国に伺いました。
まず6日(火)、徳島県那賀町の長安口ダムの改造現場を視察しました。整備局長として携わったプロジェクトで、堤体コンクリートを切削して切り欠き、大規模なゲートを新設するという我が国では最大規模の工事を完了し、高さ20mもある巨大なスライドゲートが運用を開始していました。折からの雨で放流が行われており、物凄い迫力でした。案内は、那賀川河川事務所の藤田事業対策官、清水副所長、南本開発工務課長にお願いしました。
7日(水)は、高知県日高村の日下川トンネル放水路の工事現場を訪れました。国土交通省高知河川国道事務所の久保所長、施工を担当している鹿島建設の松田所長にご案内をいただき、呑み口部の水路トンネルの施工現場を見させていただきました。直径7mのトンネルをNATM工法で施工していましたが、現場がとてもきれいで、整然としており感激しました。
また、女性技術者専用のパウダールームなども設置されており、時代の変化を感じました。
続いて、高知県宿毛市の横瀬川ダムの本体建設現場を視察しました。この事業も整備局長として携わったプロジェクトで、中筋川総合開発事務所の高橋所長、施工を担当している西松建設の岩川所長にご案内いただき、すでに本体打設を完了している現場を見させていただきました。堤体内でできるだけ減勢しようとするため側水路方式を採用しており、特徴的な構造となっていました。
なお、高橋所長のリーダーシップで、できるだけたくさんの方々に現場をご覧いただくための取り組みを続けており、ナイトツアーなどが高く評価されて「ダムアワード2018」のイベント大賞を受賞しています。引き続き、頑張っていただきたいと思います。
8日(木)、愛媛県大洲市に伺い、山鳥坂ダム工事事務所の麓所長、現場の施工を担当している清水建設の小川現場代理人等にご案内いただき、鹿野川ダム改造の現場を視察させていただきました。6月の竣工式にも来させていただきましたが、トンネル洪水吐きの巨大なラジアルゲートや、呑み口部の巨大なスライドゲートなど、我が国最大規模のトンネル洪水吐きの壮観な姿を見させていただきました。昨年の西日本豪雨災害の教訓を活かして洪水被害の軽減効果を発揮するよう期待いたしております。
【建設分野のトピックス】
8月8日(木)、国土交通省は、平成30年7月豪雨の復旧・復興工事が円滑に進むよう広島県内の直轄工事に対して、「復興係数」及び「復興歩掛」を導入することを決めました。広島県は豪雨被害の規模が大きいため、間接工事費(「復興係数」)を1割増とし、災害現場の作業効率が低下していることから、直接工事費の日当たりの標準的作業量を2割減(「復興歩掛」)とした積算で実態に即した適正な工事費に見直すことを目的としており、東日本大震災や熊本地震でも採用して復旧工事の促進に役だちました。
また、同日付で東日本大震災からの復興道路が2020年までに全線開通する見通しがたったと、国土交通省が発表しました。
災害に対しては事前の対策が極めて重要ですが、残念ながら被災した場合でも地域の社会経済活動の低下を最小限にするために速やかな復旧・復興が極めて重要となります。
今回の取り組みで平成30年7月豪雨からの復旧、東日本大震災からの復興の加速化が図られることを期待しています。
皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。