9月20日からの豪雨により甚大な被害を受けた輪島市、珠洲市の被災現場に伺う-4
次に、珠洲市に伺いました。
宝立町交差点付近で泉谷珠洲市長に合流いただき、珠洲建設業協会の明星会長と大濱専務、測量設計業協会の武田さん、沖本さんにもご同行いただき、大雨による増水により護岸が洗屈され、川沿いの新しい家屋が川に倒れ込んでいる若山川の現場に伺いました。テレビでも何度も紹介されている現場ですが、川幅が大きく広がっていることに驚きました。
続いて、1月の地震で孤立状態となっていた珠洲市大谷地区に伺いました。大谷トンネルや烏川橋は引き続き通行止めで、迂回路を経由して、土砂や洪水、流木等により甚大な被害を受けている現場に伺いました。
さらに、外浦沿いの国道249号を西に向け輪島方面に進みましたが、海岸沿いに大規模な崩壊がいたるところで発生しており、珠洲市と輪島市を結ぶ国道の区間の復旧にはかなり時間を要するように感じました。
なお、今回の被災地調査を行い、地球温暖化の影響で激甚化、頻発化する災害に対しては、市町村や県の対応力には限界があり、高度な技術力や大規模機械力を有する国の権限代行事業を活用することが重要で、それに必要な防災・減災、国土強靱化事業やインフラ整備の予算の確保が必要であると痛感しました。まさに、「国土強靱化待ったなし」と強く実感しました。