宮城県 台風19号被災地 視察
続いて、宮城県に移動し、被災地を視察しました。東北建設業協会連合会の西村専務にご案内いただきました。
まず、丸森町の耕野地区に伺いました。阿武隈川の県境付近の渓谷部で、信じられない高さまで洪水の痕跡がありました。
ようやく開通したばかりの川沿いの道路を下り、浸水で孤立した丸森町役場に伺いました。すでに浸水は解消していました。横を流れる支川の内川、新川の決壊現場を見ると、全部で18ヶ所も破堤しており大変驚きました。応急復旧が進められていましたが、原因が堤防の材料によるものなのか、よくわかりませんでした。
さらに奥の五福谷川に伺いましたが、上流部では河岸の浸食が激しく、下流部では土砂が大量に堆積しており、昨年広島で発生した土砂洪水氾濫が起こったと考えられました。現地は、宮城県建設業協会仙南支部の廣谷支部長、本田副支部長にご案内いただきました。
続いて、大崎市の鳴瀬川支川吉田川の破堤現場を訪れました。湾曲部のパラペット構造の特殊堤部分が破堤していましたが、すでに仮復旧と矢板締め切りが急ビッチで完了していました。現場の調査に来ていた北上川下流事務所の佐藤所長からもお話を伺うことができました。ありがとうございました。なお、現地は協会の武山専務にご案内いただきました。