国道197号野越(のごえ)バイパス供用開始式典

12月25日(土)、高知県の檮原町と津野町を結ぶ国道197号野越(のごえ)バイパス供用開始式典に出席し、安全祈願祭で玉串奉天を行わせていただくとともに、式典でお祝いのご挨拶をさせていただきました。
檮原町は、私が四国地方整備局長の平成22年に開通した「地芳トンネル」がご縁で、愛媛県久万高原町と高知県檮原町を結ぶ国道440号の約3kmの難工事のトンネルを、直轄権限代行で四国地方整備局が施工したもので、大変思い出深い町です。
今回、開通した「新野越トンネル」も当時着工された県施工のプロジェクトで、冬場でも安心して通行ができる「命の道」が開通し、地域の皆さんが大変喜んでおられました。
式典には、尾崎衆議院議員、高野参議院議員をはじめ、濱田高知県知事、吉田檮原町長、池田津野町長、両町関係者や用地をご提供いただいた皆様が出席されましたが、土佐はちきん連合会からも川村英子さんと西川陽子さんが出席されました。土佐はちきん連合会は、インフラ整備が非常に脆弱な地方で 「がっつり生きる生活者」として、さらには女性の目線で地域にとって道路がなぜ必要かなどご意見を発信いただいている強力な応援団です。
特に、西川陽子さんは私が赴任した当時、地芳トンネルの工事が一時ストップしていた時に、「国が掘らんのなら私たちが鍬持って掘ちゃる」と事業推進を懸命に訴えていただいた有名な方です。本当に頭が下がる思いです。
また、本日の式典には出席できませんでしたが全長796m の新野越トンネルを、県内の建設会社の皆さんで施工いただきました轟組・田邊建設・杉本土建の共同企業体の皆様にも感謝を申し上げます。
こうした地域の皆さんの思いがひとつひとつ実現したこと、心からお喜びを申し上げます。
なお、2日間に渡ってご同行いただきました国土交通省OBの上林さん、田島さんにも感謝を申し上げます。ありがとうございました。