高知県宿毛市に伺う
次に、震度6弱を記録した高知県宿毛市に伺いましたが、市役所で現地調査に入っておられた尾崎正直国土交通大臣政務官にお会いしました。
その後、市役所の会議室で中平宿毛市長から被災状況のご説明いただきました。国土交通省中村河川国道事務所の須田所長にもご同席いただきました。
宿毛市では、南海トラフ地震の発生と受け止めた市民もたくさんおられ、津波浸水想定区域から海抜20mの高台に移転したばかりの新庁舎に発災直後から津波を心配した市民の皆様の車が30台程避難して来られたとのことでした。また、市内に設けた津波避難タワーにも市民の皆さんが避難されたそうで、石膏ボードを破って避難された痕跡が残っていました。
市役所では災害対策本部を立ち上げ8班に別れて市内を巡回を実施し被災状況確認するとともに、直に避難所を10箇所開設しましたが、翌朝には避難者が安全を確認され帰宅されたため閉鎖されたとのことでした。
被害状況は、人的被害3件、水道被害47件、道路被害11件、住宅・非住家被害23件等とのことでした。雨の予報がある中、割れた瓦を取り除いたあと、屋根にブルーシートをかぶせ、その上に土のうを乗せて雨漏りへの対策を行う支援を市で行っておられました。石川県の小松市からブルーシート500枚と土のう袋1万4000袋が届けられており、市役所で被災書の皆様に配られていました。
なお、地震発生直後からパトロール等安全確認を行った高知県建設業協会の所谷副会長、宿毛支部の池本支部長、竹村副支部長、沢良木副支部長にご同席いただきました