設楽ダム 転流工着工式
6月3日には、愛知県三河地方の設楽町に伺い、国土交通省中部地方整備局で豊川に建設中の設楽ダムの転流工の着工式に出席させていただきました。
式典では、根本幸典国土交通政務官、今枝宗一郎衆議院議員、鈴木克昌衆議院議員等とともに、祝辞を述べさせていただくとともに、鍬入れをさせていただきました。このダムは、豊川上流に新たに高さ129mのコンクリートダムを建設し、洪水調節と都市用水・農業用水を供給する多目的ダムです。転流工とは、ダム本体の工事中に川の水を一時的に切り替えるためのトンネル水路のことを言い、ダム工事を本格的に始めるための大事な準備工事です。
このダムは、平成21年12月、民主党政権のもとで事業を一時ストップされ、再検証を進めることとされたため、地域の皆様に大変ご迷惑をお掛けしたプロジェクトです。私が中部地方整備局長の際に、横山設楽町長をはじめ流域の市長さん達から、これまで法律に基づいて手続きを進めてきたのに、なぜそのような再検証をやらなければならないのかと厳しいご意見をいただきながら、再検証の手続きを進めさせていただき、本省の技監の平成26年4月に、ようやく事業継続を決定して再スタートを切った思い出深い事業です。
ここまで進んだのを見ることができて、感無量でありましたし、大変ご迷惑をおかけした横山設楽町長とくす玉の前でがっちり握手をさせていただき、これからもダムの完成に向けて頑張らねばならないと決意を新たにしたところです。