群馬県長野原町の八ッ場ダムに伺う

続いて、利根川水系吾妻川にある群馬県長野原町の八ッ場ダムに伺いました。関東地方整備局の石田河川計画課長にご案内いただきました。
このダムは、利根川下流部の洪水調節や都市用水の供給、発電などを目的とした多目的ダムで、ダム高116.0m、総貯水容量1億750万 m³の重力式コンクリートダムです。
私は若い頃から、係員、係長、課長補佐、専門官、事業調整官、課長、局長、技監と、建設省・国土交通省の8つのポストで八ッ場ダム事業を担当しました。
八ッ場ダムは、平成21年の民主党への政権交代に伴い一旦中止され、再度の政権交代に伴い、平成25年に改めて本体工事に着工したもので、試験湛水中ではありましたが、平成元年の台風19号に伴う出水の際に75百万m³の洪水を貯め込み、下流利根川の洪水防御に役に立ちました。
何とか間に合って本当に良かったです。