秋田県 災害調査-1

7月21日(金)、7月15日に秋田県を襲った記録的な大雨で甚大な被害を受けた秋田県に災害調査に伺いました。
最初に、仙北市田沢湖町の雄物川水系玉川にある東北地方整備局が直轄で管理している玉川ダムに伺いました。
玉川ダムは、高さは100mですが、総貯水容量は2億54百万トンと我が国有数の巨大ダムで、今回の豪雨では下流玉川の水位や合流後の雄物川本川の水位が氾濫危険水位を超えるおそれがあったため、通常の洪水調節よりも大幅に放流量を抑制する特別防災操作、玉川ダムではダムに入ってくる水を「全量カット」ですべてダムに貯め込む操作を行い、下流域の浸水被害を大幅に軽減しました。
玉川ダム管理所では、平葭所長から当時の状況を伺い、全員集まっていただいた事務所の職員の皆様にお礼と感謝を申し上げました。私は、玉川ダムの建設最盛期の昭和59年から昭和60年の2年間、工務課長、調査設計課長として勤務をさせていただきましたので、今回の玉川ダムの活躍は大変誇らしく思っています。