石川県能登地方地震現地調査-2
続いて、泉谷市長のご案内で、被害が大きかった正院地区を訪れ、地震直後に建物の2階が崩れ落ちた現場や、大きな珪藻土の岩が崩落し、2階建て木造住宅を直撃した現場に伺いました。大きな岩が直撃した家屋は、珠洲建設業協会の明星会長の会社の役員さんのご自宅とのことで、一時崩れた家屋の下敷きになった方もジャッキアップで救出し、ドクターヘリで金沢まで搬送し無事だったとのことで、安心しました。
なお、このように民地内で生じた災害に対しては、私有財産であるため国として支援ができない現状に対して、何らかの支援措置が必要ではないかとの要望をいただきました。
続いて、この日から災害廃棄物の受け入れを始めた処理施設を視察しました。
市営球場の駐車場を解放し、家具や食器、ガラス等を分別して処理がされていました。これは、珠洲市ではもともと災害を想定して災害廃棄物の受け入れ計画を策定しており、それに基づいて対応しているだけでなく、昨年の小松市の梯川の水害の際の廃棄物処理を参考にして対応しており、対応している業者さんも小松で経験した業者さんでもあることから整然と円滑に廃棄物対応が行われていることがわかりました。非常に重要な対応であると高く評価したいと思います。