玉川ダム直下流の鎧畑ダムに伺う
続いて、玉川ダム建設事業の一環として利水放流設備の新設を行った玉川ダム直下流の鎧畑ダムに伺いました。この事業は、ダム再生事業の先駆けとも言うべき事業で、玉川ダムで新規に開発した利水を、鎧畑ダムから下流に放流するために、ダム湖に水を貯めたまま鎧畑ダムの堤体に穴をあけて利水放流設備を設置したものです。なお、穴の直径は4.4m、全長29m、当時世界的にも珍しい工事でした。
私は玉川ダム工事事務所の調査設計課長として、設備の設計や施工計画を策定するとともに、堤体のコンクリートの性状を確認するためのボーリング調査などを行いました。