愛媛県宇和島市吉田町の被災地視察、愛南町の浸水被害視察
深刻な土砂災害が発生した愛媛県宇和島市吉田町の被災地や、愛南町の浸水被害の発生した地区に伺いました。
宇和島市吉田町では、国土交通省が管理している国道56号沿いの土砂崩れや地滑りの現場を見せていただきました。この区間は、7月16日(月)まで通行止めになっていましたが、国道の内陸側に国土交通省で整備した高速道路が供用しており、国道の通行止めの間にも通行は確保されており、ダブルルートの効果を痛感しました。
続いて、土砂崩れで多数犠牲者が出た吉田町の沿岸部の土砂災害現場に伺いました。広島が花崗岩の風化したマサが崩れたものであるのに対して、この地域は砂岩が主体です。風化した表土はみかん山に利用されており、それらがいたるところで土砂崩れを起こしており、深刻な被害を発生していました。
なお、おびただしい量の災害廃棄物が発生しており、野球場や公園などを仮置き場として利用されていましたが、大変ご苦労しておられるようでした。
引き続き、愛南町一本松の被災現場に伺いました。ここでは小河川が氾濫して谷いっぱい水が流れたそうで、護岸がひどく被災していました。