大林組 次世代研修施設「Port Plus(ポートプラス)」
4月24日(月)、横浜市の日本初の地上11階建て純木造高層耐火建築物である大林組の次世代研修施設「Port Plus(ポートプラス)」に伺いました。
「Port Plus」は、神奈川県庁近くの街中にある木造の高層ビルで、通りから見上げる外観は、 ダブルスキンカーテンウォールの中に柱・梁が整然と配置されており、周囲のビルとは全く異なり木造を主張したファザード(正面のデザイン)となっています。
現地では、大林組土木本部の杉山副本部長、吉﨑副本部長、藤田顧問、光森課長に合流いただき、建築設計を担当された堀池設計本部担当部長に内部を丁寧にご案内いただきました。
「Port Plus」は、ラーメン構造で地上11階建ての純木造高層耐火建築物で、既存建築の基礎を活かし、建物の構造部材の柱・梁・床・壁・屋根などがすべて木材で構成されています。
木材を利用することでCO2排出量の削減や環境に配慮した施工がなされており、耐火性能を確保するために開発した「オメガウッド」や耐震性を確保するため木の柱梁を剛接合する「剛接合仕口ユニット」を新たに開発するなど最先端の新技術が採用されています。
建物の内部は、研修施設、宿泊室のみならず、木を活かし五感を活性化する空間や開放感あふれる無柱空間等木の特性を活かしたしつらえとなっており、木造建築の新たな可能性を感じる施設となっていました。
とてもいい勉強になりました。ご案内いただいた皆さん、ありがとうございました。