令和6年 能登半島地震視察-22
次に、輪島市役所に伺い、坂口茂市長から復旧状況等についてお話を伺いました。坂口茂市長からは、公費解体に当たって地権者や相続を受けている方々と解体に対しての合意をいただくのに時間がかかり苦慮しているとのお話しをいただきました。
また、「今回の震災後のインフラの状況をを検証すると、強靭化予算で整備を行ったところは事業効果が現れていて壊れていない、今後も強靭化予算で事前に整備を進めておくことが大事だ」とのお話しをいただきました。今後の参考にしたいと思いました。
なお、輪島市の復興まちづくりに当たっては、建築家の隈研吾さんに相談しており、全面的に協力をいただくことになっているとのことでした。
次に、輪島建設協同組合が行っている公費解体現場に伺いました。老朽化したスーパーマーケットを解体している現場で、撤去後は復興住宅が建てられるとのことでした。
続いて、地震により大規模な土砂崩れが発生した輪島市市ノ瀬地区に伺いました。山頂付近から大規模に土砂崩壊を起こしており、複数の家屋が土砂に巻き込まれ、現在も安否不明の方がいらっしゃるとのことでした。こちらも、国による権限代行で対応が予定されているので、その取り組みに期待したいと思います。