京都府福知山市被災現場調査

西日本豪雨により被害を受けた京都府福知山市の被災現場調査を行いました。
まず、市役所において大橋市長、伊東副市長から被災状況について概要説明をいただき、早期復旧や国の支援などについてご要望を伺いました。
なお、福知山市では今回、全壊5棟、半壊39棟、床上浸水201棟、床下浸水337棟、道路で511箇所、河川で320箇所、農地冠水702haの被害が出たとのことです。

現地には、国土交通省近畿地方整備局の中込河川部長、久内福知山河川国道事務所長、京都府の小林中丹広域振興局副局長、福知山市の今井土木建設部長をはじめとする皆さんにご同行いただきました。
伺ったのは、由良川本川戸田橋付近の直轄による整備箇所、大江町内の内水被害地区や水防災事業による宅地嵩上げ地区、宮川の被災箇所、谷河川(たにごがわ)の天然ダムの発生現場、市街地を流れる弘法川の浸水対策のための調整池整備箇所などです。

なお、天然ダムは幅110m、長さ190m、地滑り土塊40万m3、河道の埋塞深約15mと京都府ではこれまで経験したことのない大規模なもので、国土交通省の支援を受けた京都府の指揮のもと地元の建設業2社が安定化のための取り組みを進めていました