ラオス『ナムグムダム』

ラオスで、ナムニアップダムに続いて、同じくメコン川の支川ナムグム川の既存の発電ダム「ナムグムダム」に伺いました。
このダムは、日本工営が設計・施工管理を担当し、間組(現在の安藤ハザマ)の施工で1971年に完成した高さ 75m、総貯水容量が47億m³の巨大な重力式コンクリートダムです。
現在、発電所の増設工事を実施中で、日本工営や電源開発などのJVが設計・施工管理を行い、安藤ハザマが施工を担当していました。
発電施設の増設にあたっては、私が建設省の現場の課長として担当した秋田県の鎧畑ダムや、鹿児島県の鶴田ダムのように、堤体に孔を開けて放流管を新たに設置する方法をとっており、日本独自の技術である「ダム再生事業」として実施しているものです。
今回は削孔中の現場にも入らせていただき、切羽をこの目で見させていただきました。ありがとうございました。現場では、安藤ハザマの土木事業本部技術第三部長の藤田さんにご案内いただきました。

なお、「ダム再生」をライフワークの1つとして推進してきた私としても、ラオスで日本の企業が日本独自の技術を活かして頑張っている姿に感激しました。