「藤原・奈良俣再編ダム再生事業完了式」
5月20日(土)、群馬県みなかみ町の奈良俣ダムサイトで行われた「藤原・奈良俣再編ダム再生事業完了式」に出席し、水資源機構の金尾理事長、国土交通省の清水政務官、群馬県の津久井副知事、ご地元の中曽根康隆衆議院議員、尾身朝子衆議院議員、福重隆浩衆議院議員、阿部みなかみ町長とともにお祝いのご挨拶をさせていただきました。その後、セレモニーで放流ボタンのスイッチも押させていただきました。
また、テープカットには、関東地方整備局の廣瀬局長や、施工者として群馬県建設業協会の青柳会長、佐藤工業、日立造船の幹部の皆さんも参加されました。
この事業は、既設ダムを有効活用するダム再生事業で、藤原ダムの利水容量と奈良俣ダムの洪水調節容量の一部を振り替えることにより、奈良俣ダムより下流に位置し、流域面積が大きい藤原ダムの洪水調節容量を増加させることで、ダム下流への洪水調節効果をより高めるものです。なお、奈良俣ダムについては、今から35年近く前、ダム建設の最終段階で国土庁や建設省の担当課長補佐として携わりましたので、そのダムがダム再生で生まれ変わることになり、大変嬉しいものがありました。
ダム再生事業は、全国で実施中ですが、私が水管理・国土保全局長の時に既存ダムの再開発等を「ダム再生」と命名し、推進して来ましたので誠に感慨深い式典でした。