完成した小田川の合流点付け替えの現場に伺う

3月23日(土) 、岡山県倉敷市真備町で開催された「小田川合流点付替え事業等竣工記念式典(真備緊急治水対策プロジェクト完成式)」に出席しました。
まず、岡山空港で国土交通省OBの藤原さんにお迎えいただき、完成した小田川の合流点付け替えの現場に伺いました。たまたま、当選同期のこやりたかし国土交通大臣政務官や廣瀬水管理・国土保全局長、中崎中国地方整備局長と現地で合流し、高梁川・小田川緊急治水対策事務所の濱田所長からのご説明を一緒に伺いました。
この地域では、平成2年に私が本省の河川局開発課の担当課長補佐の際に、小田川の付け替えを含む柳井原堰建設事業が計画されていましたが、紆余曲折があって事業は中止されました。その後、平成26年に後輩の皆さんのご尽力で小田川付け替え事業が着手されましたが、平成30年7月の西日本豪雨には間に合わず、高梁川水系小田川とその支川が各所で破堤し、倉敷市真備地区で50名を超える方々が亡くなられるなど甚大な被害を生じました。
真備緊急治水対策プロジェクトは、この大水害を受けて緊急的な治水対策を講じるもので、小田川と高梁川の合流点を4キロ下流に付替える事業の他、小田川の河道掘削や堤防強化、平成30年に決壊した支川末政川、高馬川、真谷川の改修など総合的な対策により再度災害防止を図るプロジェクトです。
私としても、長年の課題であった小田川の付け替えが完成し、心から喜んでいます。