鶴田ダム再開発事業完成式典
1月27日(日)、鹿児島県さつま町で開催された「鶴田ダム再開発事業完成式典」に地元の小里泰弘衆議院議員とともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
鶴田ダムの再開発事業は、平成18年7月の川内川の大水害を契機に、既設の鶴田ダムの洪水調節能力を拡大するため堤体に孔を開けて新たに放流管を設置し、洪水時の放流能力を増強するものです。私が本省の河川計画課長として川内川の河川整備基本方針を取りまとめ、その中で事業が位置付けられるなど大変思い出深いプロジェクトでもあります。
また、局長当時から既設ダムを改造して機能を高める取り組みを「ダム再生」として推進してきましたが、その先駆的プロジェクトでもあり、現在、ラオスのナムグムダムで同様の改造事業が進んでいることからも、今後は国内のみならず海外でもこの技術の活用が期待されます。
「ダム再生」が日本独自の技術として今後海外でも大いに普及していくことを期待しています。
なお、この事業に携わった国土交通省の皆さん、工事に携わった鹿島建設・西松建設の皆さん、有名なダムマニアの夜雀さんと撮った写真を合わせて紹介させていただきました。