大分県 松原・下筌両ダム視察-2
続いて、日田市市街地の上流にある松原・下筌両ダムを訪れ、筑後川ダム統合管理事務所の中村所長から説明をいただきました。日田市の原田市長、大分県建設業協会日田支部の河津支部長や幹部の皆さんにも合流いただきました。
今回の豪雨により、上流側の下筌ダムが満杯になり異常洪水時防災操作(いわゆる但し書き操作)に移行しましたが、下流側の松原ダムがそれをしっかり受け止めて、日田市で1.2mの水位低下効果を発揮したとのことです。日田市はこれによりかろうじて大きな被害を生ずることなく乗り越えることができたと、原田市長も大いに喜んでおられました。
なお、松原ダムは高さ82mの重力式コンクリートダムで、下筌ダムは高さ98mのアーチダムです。両ダムは昭和48年に完成していますが、昭和33年から13年間にわたり「蜂の巣城紛争」という反対運動が展開されたことで有名です。