【参議院決算委員会で質疑】-建設産業の賃上げ-
【建設産業の賃上げ】
建設産業の賃金水準の引き上げの必要性について、斉藤国土交通大臣に伺ったところ、「日本の建設産業の賃金水準は低いと思っています。賃金の引き上げの取り組みは、まだ道半ばで、引き続きダンピング対策や建設キャリアアップシステムの普及促進など、賃金引き上げに向けた取り組みを官民協働で進めていきたいと決意しています。」とお答えをいただきました。
賃上げの措置を講ずると、当然のことながら発注金額が上昇し、賃金のアップ分に相当する金額、その分は公共事業予算の増額が不可欠ではないか、斉藤国土交通大臣に伺ったところ、「建設産業で働く方の処遇改善を図るためには、今後の公共事業予算の安定的、持続的な確保について十分な見通しを持てることが大切です。今後とも、建設産業における賃上げなどの処遇改善に向けた取組を進めるとともに、必要かつ十分な公共事業予算の安定的な、持続的な確保に全力で取り組んでまいります。」とお答えをいただきました。
なお、私からは、賃上げ加点措置等に伴う公共事業予算拡大の必要性について、低入札調査基準価格のアッパーを0.92から0.95にアップさせることにつきましても建設業界から強い要望をいただいており、引き続きご検討をお願いしたいこと、また、測量設計業務やコンサルタント業務につきましても、諸経費率のアップや低入札調査基準価格の引上げが求められており、今後の課題として引き続きご検討をお願いしたいことなど、大臣にお願いをさせていただきました。