参議院決算委員会
参議院決算委員会の省庁別審査(復興庁、国土交通省及び警察庁の部)で質疑に立ち、「地球温暖化の適応策のあり方」及び「日本のインフラの整備水準」について、国土交通省、財務省、環境省に質問をいたしました。
「地球温暖化の適応策のあり方」では、最近の激烈な雨の降り方や、これまで経験したことのないような台風の動きなど従来とは異なる気象現象が起こり始めていることからすると、地球温暖化に伴って実際に出てくる影響に備える「適応策」が重要であり、事前の防災対策をしっかり進めていくことが大事であると主張し、河川整備やダムの整備などを進めていくための公共事業予算の確保を要請しました。
「日本のインフラの整備水準」では、高速道路の整備状況について、欧米諸国と比較して延長や車線数、都市間連絡速度が低い水準であること、道路の維持管理水準が低下しており「荒廃するアメリカ」と呼ばれた1980年代のアメリカのように深刻な状況であることなどを指摘し、公共投資の拡大を要請しました。
なお、世界の先進国等の20年間の公共投資の伸びとGDPの伸びの相関を示した図をもとに、日本だけが公共投資を削減しており、また、唯一GDPも減らしている点を指摘し、日本が経済で一流を目指すなら公共投資を伸ばし、インフラの整備水準を先進国並みに引き上げていくこと、そのためには「プライマリー・バランス黒字化目標」の撤廃により、アベノミクスの主要な柱である財政出動を図り、公共投資の拡大に努めるよう要請しました。
これまで、言い続けてきたことを、すべてお話しすることができて良かったです。ありがとうございました。