信濃川河川事務所の工事情報発信基地「にとこみえーる館」に伺う

次に、信濃川河川事務所の工事情報発信基地「にとこみえーる館」に伺い、屋上から「令和の大改修」で整備されている新第2床固、山地部掘削、野積橋架替などを一望させていただきました。
その後、新第2床固改築の現場を、鹿島・五洋・福田JVの荻野所長(鹿島建設)にご案内いただきました。すでに現況河道側の本堤工と減勢工は完了しており、河道拡幅部側の施工が進められていました。本体の一部となる鋼殻ケーソン(幅:約15m、高さ:約12m、長さ:約28m、重さ:約450t)は、九州で制作され、船に載せて柏崎港の泊地まで運ばれてきているそうです。鋼殻ケーソン設置箇所には、泊地から曳航され設置されますが、設置作業は水面下で視界が30㎝程度の見にくい状況下で潜水士による作業となっており、波や川の流れの状況に左右される非常に厳しい条件下での作業とのことでした。なお、高さ9mの落差からの流れの勢いを弱めるための減勢工もステンレスにより施工されておりました。