沖縄県那覇市 首里城正殿の再建状況を視察
10月31日(木)、沖縄県那覇市の首里城正殿の再建状況を、沖縄総合事務局開発建設部の首里城復元整備推進室長の中園公園・まちづくり調整官(かつて宮ヶ瀬ダムで一緒に仕事をしました)、事業を担当している国営沖縄記念公園事務所の高橋事務所長、工事を担当している清水・國場・大米JV事務所の川上所長にご案内をいただき、視察しました。
沖縄のシンボル・首里城は5年前の令和元年10月31日未明、正殿内部から発生した火災により焼失しました。私は、出火から一年後の令和2年10月11日に現地を視察させていただき、令和4年11月3日には「首里城正殿復元整備工事起工式」にも参加させていただくなど、復元整備工事を見守ってまいりました。
今回の復元では、本省の課長補佐の際にも視察させていただいた1992年の「平成の復元」から約30年間で得られた新たな史料や知見に基づき、琉球王国時代の正殿の姿により近づけることを目指し整備を進めているとのことでした。復元整備工事の状況は、国産ヒノキや本島北部のオキナワウラジロガシなど約500本を使い、屋根や柱、梁の骨組みが完了しており、約6万枚の赤瓦の取り付け作業が進められていました。来年夏頃には、岸田前総理大臣の提案で昇殿の姿が画かれたプレハブが撤去され、2年後には復元整備工事が完成する予定です。沖縄のシンボルの再生を大いに期待したいと思います。