足立としゆき夢だより【第295号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

10月1日(火)、第214回(臨時)国会が開会となり、まず、第1ラウンドの本会議が開催され、議席の指定や常任委員長の選任など事務的な手続きが行われました。
その後、参議院の常任委員長懇談会が開催され、国会の会期を9日間とすることについて尾辻秀久参議院議長により意見聴取が行われました。私からは、財政金融委員長としては賛成との意見を申しあげました。 それを受けて、2ラウンド目の本会議が開催され、会期を9日間とすることが決定されました。
続いて、内閣総理大臣の指名のための記名投票が行われ、新たに石破茂総理が誕生しました。

今後とも、石破茂新総理のもと、皆様に信頼される政治を取り戻すことができるよう、私といたしましても全力で頑張りますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

続いて、10月4日(金)、第214回国会の開会式が、天皇陛下ご臨席のもと執り行われました。 私は、財政金融委員長として国会議事堂の正面玄関から入った中央広間で天皇陛下のお出迎えとお見送りをさせていただきました。
その後、参議院本会議が開催され、石破茂総理から所信表明演説を聴取しました。なお、総理から「防災・減災、国土強靭化」や「事前防災」について言及があり、大いに勇気づけられました。

10月9日(水)、会期末を迎え、党首討論の前に、参議院財政金融委員会を開会し、閉会に向けた手続きを行いました。
その後、参議院の第一委員会室で党首討論(クエスチョンタイム・QT)が行われ、石破茂総理と立憲民主党の野田佳彦代表をはじめ野党各党の党首が80分にわたり討論を行いました。
続いて、衆議院本会議が開会され、林芳正官房長官から伝達された天皇陛下の「解散詔書」を額賀福志郎議長が読み上げ、衆議院が解散され、第214回臨時国会は閉会となりました。
私も衆議院本会議場の参議院議員傍聴席で傍聴させていただきましたが、解散を受けて衆議院本会議場では自民党の衆議院議員を中心に、万歳を叫ぶ声が湧き起こりました。
その後、政府において臨時閣議が行われ、10月15日公示、同27日投開票で衆院総選挙を行う日程が決定されました。いよいよ、衆議院議員選挙です。

自民党にとっては厳しい戦いとなりますが、アベノミクスや岸田政権で進めてきた防災・減災、国土強靱化、公共投資拡大の流れを止めないためにも勝利しなければなりません。皆さん、よろしくお願いします。

以下、最近の動向について報告いたします。

【能登の被災地調査】

10月6日(日)、本年1月の能登半島地震を起因とする液状化により被災した石川県内灘町とかほく市の復旧・復興状況の視察に伺いました。
現地は、壊れたままの住宅が目立ち、人影も少なく、復旧・復興はほとんど進んでおらず、時が止まったような状態でした。なお、大崎地区の榊原神社だけは公費解体されており、更地になっていました。鎮守の社の復興を願う区長や神社総代など地元関係者との協議を踏まえ、新宮を再建されるそうです。

10月7日(月)、9月20日からの豪雨により甚大な被害を受けた輪島市、珠洲市の被災現場に伺いました。石川県測量設計業協会の新家会長、磯野副会長にご同行をいただきました。
まず、金沢市内を出発し、のと里山海道から能越自動車道で輪島市に向かいました。両自動車道とも震災直後は寸断されたり片側通行だったのが全線通行可能となっており、今回は三井ICまで2時間程度で到着することができました。

最初に、鳳輪建設業協会の二俣副会長、輪島建設協同組合の竹林理事長、刀禰副理事長、測量設計業協会の原さん、島越さん、石垣さん等に合流いただき、土砂災害で被災した河原田川の直轄権限代行による緊急復旧工事の現場に伺い、現場を担当している鹿島建設の方からお話を伺う事が出来ました。
続いて、宮下県議会議員、宮下建設の宮下社長に合流いただき、震災で被災した中屋トンネル北側の今回の水害による被災箇所に伺い、トンネルの復旧工事にあたっている安藤ハザマの伊藤土木部長からご説明をいただきました。土砂崩れによりトンネルに至る道路が至るところで寸断されており、トンネルの坑口の2km手前では道路が完全に崩落してしまっており、坑口まで行くことはできませんでした。なお、この現場は今回の豪雨災害で安藤ハザマの現場事務所長が土砂崩れに巻き込まれ、犠牲になられた現場です。心からご冥福をお祈り申し上げます。

次に、輪島市久手川町の塚田川の氾濫現場に伺いました。「土砂洪水氾濫」という土砂や洪水、流木の大氾濫により谷全体が濁流に見舞われ、住宅も基礎だけが残っているような状態で、大変悲惨な状況でした。この現場は女子中学生が流され犠牲になられたところです。慎んでお悔やみ申し上げます。

続いて、能登半島の外浦の沿岸部を走る国道249号沿いで、地震により隆起して現れた岩盤を生かし、大型土のうと盛り土で2車線の仮設迂回路を整備している、輪島市野田町の「白米千枚田」の近くの現場に伺いました。施工は清水建設です。
この付近も山腹崩壊で被災しているため、仮設迂回路をさらに沖出しして盛土を行い再整備していました。なお、使用されてる大型土のうは、5,200袋だそうです。

次に、国道249号の輪島市町野町曽々木側の八世乃洞門新トンネルの被災現場に伺いました。輪島市町野町曽々木と珠洲市真浦町を結ぶトンネルですが、土砂崩落のため、現在通行止めになっています。現地で刀根建設の粟倉社長や、近くの住民の皆さんから大規模な土砂崩壊についてお話を伺うことができました。
続いて、輪島市町野町の町野川合流点付近の支川鈴屋川の氾濫現場に伺いました。大量の流木が橋に引っかかって大規模な氾濫が発生したとのことでした。流木はすでに処理されていましたが、浸水被害の爪痕はしっかり残っていました。

次に、珠洲市に伺いました。
宝立町交差点付近で泉谷珠洲市長に合流いただき、珠洲建設業協会の明星会長と大濱専務、測量設計業協会の武田さん、沖本さんにもご同行いただき、大雨による増水により護岸が洗屈され、川沿いの新しい家屋が川に倒れ込んでいる若山川の現場に伺いました。テレビでも何度も紹介されている現場ですが、川幅が大きく広がっていることに驚きました。
続いて、1月の地震で孤立状態となっていた珠洲市大谷地区に伺いました。大谷トンネルや烏川橋は引き続き通行止めで、迂回路を経由して、土砂や洪水、流木等により甚大な被害を受けている現場に伺いました。ここでも、直轄権限代行による復旧が必要と強く感じました。
さらに、外浦沿いの国道249号を西に向け輪島方面に進みましたが、海岸沿いに大規模な崩壊がいたるところで発生しており、珠洲市と輪島市を結ぶ国道の区間の復旧にはかなり時間を要するように感じました。
なお、今回の被災地調査により、地球温暖化の影響で激甚化、頻発化する災害に対しては、市町村や県の対応力には限界があり、高度な技術力や大規模機械力を有する国の権限代行事業を活用することが重要で、それに必要な防災・減災、国土強靱化事業やインフラ整備の予算の確保が必要であると痛感しました。まさに、「国土強靱化待ったなし」と強く実感しました。

【国会の動き】

10月1日(火)、第214回 臨時国会が開会され、4日(金)には石破茂総理の所信表明演説が行われました。

続いて、10月8日(火)、参議院本会議が開催され、代表質問が行われました。なお、10月9日(水)には、閉会手続き、党首討論が行われた後、衆議院が解散され、臨時国会が閉幕となりました。

【自民党の動き】

参議院の議員総会等に出席しました。

【都内の動き】

9月30日(月)、宮地エンジニアリンググループ協力会「宮栄会」の設立総会が開催され、総会後の懇親会に国土交通省の谷口元事務次官とともにお招きをいただき、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
なお、宮地エンジニアリングは私の息子の嫁のお父さん、故百瀬慎一郎さんが監査役を務めていたことがあり、親しくしていただいています。青田会長にはご案内ありがとうございました。

10月1日(火)、福岡県の筑後川沿川の河川工事等を行っている筑水会の皆さんとの意見交換会に、古賀誠元衆議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに出席し意見交換をさせていただきました。

10月2日(水)、三重県建設業協会の皆さんとの意見交換会に、田村憲久衆議院議員、佐藤信秋参議院議員をはじめご地元の国会議員のみなさんとともに出席し意見交換をさせていただきました。

10月3日(木)、岐阜県建設業協会の皆さんとの意見交換会、斐伊川水系災害対策協議会の皆さんとの意見交換会、兵庫県建設業協会豊岡支部、浜坂支部の皆さんとの意見交換会に、来年の参議院議員選挙に向けて自民党の公認をいただいている「けんざか茂範」さんとともに出席し意見交換をさせていただきました。

10月8日(火)、全国建設業協会関東甲信越地方ブロック会議後の懇親会に出席し、佐藤信秋参議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。参議院本会議の代表質問と重なり、遅れての参加となりましたが、ブロック会議の青柳会長はじめ関東甲信越の各都県会長と意見交換ができました。

続いて、国土庁OBの集まりである「かもん会」に出席しご挨拶をさせていただきました。
私もかつて国土庁水資源部水資源政策課に勤務しておりましたので、懐かしい皆さんと話に花が咲きました。

10月10日(木)、橋本総業の「みらい会」全国合同総会に橋本聖子参議院議員、片山さつき参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。

【地方の動き】

10月6日(日)、石川県白山市で開催された「手取川水系西川・熊田川合流点処理事業起工式」に、高松北陸地域整備局長、桜井石川県土木部長、促進期成同盟会会長の田村白山市長、出井能美市長とともに出席し、ご地元の佐々木紀衆議院議員、宮本周司参議院議員とともにお祝いのご挨拶と鍬入れをさせていただきました。
私からは、西川・熊田川は手取川と海岸砂丘に囲まれた低平地で、過去に何度も浸水被害が発生しており、今回、合流部に樋門が設置される事業が起工され、逆流が防止されるようになることをお祝いするご挨拶をさせていただきました。
また、本年1月の能登半島地震に続いて9月に能登半島豪雨が発生しており、平成29年の九州北部豪雨や平成30年の西日本豪雨と同様の土砂洪水氾濫による激甚な水害・土砂災害に対応するため、国の権限代行事業で早期の復旧・復興を図るよう国に要請していることを紹介させていただきました。

【事務所からのお知らせ】

1.予備費の閣議決定について
10月11日(金)、能登地域の復旧・復興に向けた509億円の予備費の使用が閣議決定されました。
これまで、1月の能登半島地震からの復旧・復興に向け、6回にわたり計6,640億円の予備費が措置されてきましたが、今回は10月4日の総理指示を受けて、9月の大雨被害後初めての予備費措置となるものです。
内訳は、道路、河川、上下水道等の公共土木施設、公共施設の復旧に328億円、災害廃棄物処理に155億円、応急仮設住宅の修復、避難所環境の改善等に26億円となっています。

2. 事務所からのお知らせ
足立敏之事務所では、秘書の中山麻友さんが10月10日からしばらくお休みとなるため、新たに池田花英(いけだはなえ)さんを秘書としてお迎えしました。皆さん、よろしくお願いいたします。