「地域インフラ研修会」-1

少し前のことですが、我が事務所で「地域インフラ研修会」を企画し、有志の皆さんとともに岐阜県に伺いました。
最初に、岐阜県御嵩町と八百津町にまたがる木曽川本川中流部に建設中の新丸山ダムに伺いました。
新丸山ダムは、国土交通省中部地方整備局がダム再生事業により実施している直轄ダムです。堤高 98.2 mの既設の重力式コンクリートダムの丸山ダムを、下流側47.5mの地点で20.2mかさ上げし、堤高118.4mの重力式コンクリートダムとして再生する事業です。
現地では、中部地方整備局の加納新丸山ダム工事事務所長、吉岡河川部長、大林·大本·市川JVの佐々木所長(大林組)からご説明をいただきました。
新丸山ダムは、平成21年の政権交代に伴い事業が一旦中止となり、私が中部地方整備局長時代の平成23年から24年に検証を進め、平成25年7月に本省の水管理・国土保全局長の時に事業の継続を決定した思い出深い事業です。
既設ダムを運用しながらのダム再生であるため大変技術的にも難しい事業ですが、すでに仮排水路トンネルが完成し、左岸側の基礎掘削が始まっており、これから本格的なダム本体工事が始まりますので、大いに楽しみです。