参議院本会議 公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)の改正案について

6月12日(水)の参議院本会議で、公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)の改正案が、可決・成立しました。
品確法の改正では、休日の確保状況や労務費・賃金の支払い実態を国が把握・公表するなど「担い手確保のための働き方改革・処遇改善」、適切な入札条件等での発注の推進や災害対応力の強化など「地域建設業等の維持に向けた環境整備」、新技術活用の適切な評価と予定価格への反映など「新技術の活用等による生産性向上」、「公共工事の発注体制の強化」などが盛り込まれています。
また、併せて測量法が改正され、測量士等の養成施設や資格に係る要件の柔軟化など測量業の担い手確保に向けた施策が盛り込まれました。
これにより、建設産業における働き方改革や建設分野の賃金アップなどが円滑に行われることが期待されます。
今後は国土交通省等により施行通達等が順次発出されていくことになりますが、官民の連携と協力により、これら法改正の初期の目的が達成されるよう、適切な運用をお願いしたいと思います。