足立としゆき夢だより【第286号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

5月も下旬となり、出水期が近づいてまいりました。
今年も全国各地で、出水期を前に水防技術の向上と伝承、水防団の士気の高揚や、防災関係機関や民間団体との協力体制の確立、地域住民の水防意識の啓発等を目的として水防演習が行われており、実践さながらの訓練が実施されています。
私も、これまでに高知県四万十市の四万十川、三重県津市の雲出川での水防演習に参加をさせて頂きました。

まず、5月12日(日)、全国の水防演習の皮切りとして、四万十市の四万十川河川敷で「四万十川総合水防演習」が開催されました。
私も、全国水防団体連合会会長の脇雅史元参議院議員、国土交通省の尾崎正直政務官、水管理・国土保全局の小笠原次長、佐々木四国地方整備局長、濱田高知県知事、中平四万十市長をはじめ近隣の自治体の首長の皆様、山本有二衆議院議員、梶原大介参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただくとともに、演習の状況の巡視をさせていただきました。
国・県・市町村の水防団の皆様や、自治体の防災担当部局の皆さんが多数参加され、小雨の中ではありましたが、情報伝達や水防工法の実践、被災者の救出・救護訓練など、実戦さながらの充実した訓練となりました。
なお、四国クリエイト協会の藤山副理事長、長尾技師長、南事務長にご同行いただきました。ありがとうございました。

続いて、5月19日(日)、三重県津市の雲出川で行われた「三重四川連合総合水防演習」に、国土交通省の榊国土交通審議官、水管理・国土保全局の西澤防災課長、佐藤中部地方整備局長、一見三重県知事、前葉津市長、竹上松坂市長をはじめ県内の自治体の皆様、田村憲久衆議院議員、川崎秀人衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員、山本佐知子参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただくとともに、演習状況の巡視をさせていただきました。
国・県・各市町の水防団の皆さんや、自治体の防災担当部局の皆さんが大勢参加された他、三重大学の学生の皆さんが参加され、水防団の皆さんの指導の下に土嚢作りや月の輪工に挑戦されていました。
建設業界からも、三重県建設業協会の山野会長、田村副会長(津支部長)をはじめ、たくさんの関係者が道路啓開訓練などに参加されていました。
雨の中ではありましたが、情報伝達訓練や様々な水防工法、人命救助などタイムラインを活用した本番さながらの緊張感のある訓練が展開されました。
なお、国土交通省OBの岡田さんにご同行いただきました。ありがとうございました。

水防演習は、災害対応に関わる国、自治体、水防団、民間企業など様々な関係者の皆さんが、一堂に会して顔の見える関係をつくり、いざという時に備えて連携を深めることに意義があります。万が一の出水時には、水防演習の成果を発揮していただき、地域の安全・安心を守っていただきたいと思います。

以下、最近の動きを報告します。

【国会の動き】

5月9日(木)、参議院の財政金融委員会が開催され、一般質疑を行った後、鈴木俊一財務大臣から「金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律案」について趣旨説明がありました。

次に、5月14日(火)、参議院の財政金融委員会が開催され、「金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律案」の質疑が行われ、賛成多数で可決されました。

続いて、5月15日(水)、参議院本会議で「金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律案」について、財政金融委員会における審議の経過と結果について委員長報告をさせていただき、賛成多数で可決することができました。

5月16日(木)、参議院の財政金融委員会のメンバーにより羽田税関支署の視察が行われ、地金や不正薬物、コピー商品などの水際取り締まりの状況や、関税・消費税等の適正・公平な徴収の状況などを視察させていただきました。なお、不正薬物の麻薬探知犬による探査の実演も見せていただき、関係の皆様がご苦労されている状況を把握することができました。
ご案内をいただきました源新東京税関長、渡邉羽田税関支署長をはじめ関係の皆様に感謝申し上げます。

その他、参議院本会議、財政金融委員会の理事懇談会、理事会に出席しました。

【自民党の動き】

5 月10日(金)、日建連の宮本会長、山本事務総長が、「国土強靱化実施中期計画」の早期策定について、自民党本部の金子組織運動本部長、渡海政務調査会長に要望活動を行っていただきました。佐藤信秋参議院議員と同席をさせていただきました。

5月13日(月)、内閣府の古賀篤副大臣のお声かけで、福田達夫衆議院議員、小泉進次郎衆議院議員をはじめ関係の衆参国会議員が出席し、自民党の「防災復興勉強会」が開催され、能登半島地震対応の課題・復興のあり方について意見交換が行われました。
私からは、能登半島地震はこれで終わるわけではなく、いずれまた発生するものでもあり、次の震災に備えて高速道路など道路ネットワークの充実を図ること、津波防災施設の整備を図ること、戻って住みたくなる魅力的な復興まちづくりを進めることなどを要請しました。
また、小泉進次郎先生から指摘のあった二地域居住の推進に当たっても、道路や鉄道など交通ネットワークの整備が不可欠であることを訴えました。

5月14日(火)、自民党の「物流調査会」に出席し、2024年問題に関してトラック事業者の取組状況について全日本トラック協会の若林理事長からご説明をいただきました。

その後、自民党の「水道事業促進議員連盟及び下水道事業促進議員連盟合同会議」が開催され、下水道議連の事務局長として骨太方針に向けて予算確保などを求める決議文の読み上げを行いました。

続いて、古賀誠元衆議院議員が会長を務めておられる「全国道路利用者会議」に出席し、ご紹介をいただきました。なお、道路利用者会議の活動の一環として、様々な自治体の皆さんが決議文を会館事務所に持参してくださいました。

また、全国測量設計政治連盟の野瀬会長に会館事務所にお越しいただき、自民党の測量設計議員連盟の「業務領域拡大PT」の活動方針などについて、打合せをさせていただきました。

5月15日(水)、自民党の「水政策・国土保全調査会」が開催され、骨太方針に向けた「水政策・国土保全の推進に向けた決議(案)」について意見交換が行われました。来年度は「防災・減災、国土強靭化」の5カ年加速化対策の最終年度となるため、実施中期計画の早期策定と所要額の確保が不可欠です。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

続いて、全国建設業協会の奥村会長、山崎専務理事により、「国土強靱化の更なる推進」に関して自民党本部の茂木敏充幹事長、森山裕総務会長への要望活動が行われました。私も、佐藤信秋参議院議員ともに同席させていただきました。

5月16日(木)、自民党の「財政政策検討本部 役員会」が開催され、西田昌司参議院議員から提出された骨太方針の取りまとめに向けプライマリーバランス(PB)から建設国債について対象から除くことをはじめとする提言の取りまとめについて議論が行われました。

5月26日(日)投開票の静岡県知事選挙に出馬している『大村しんいち候補』の応援で、5月20日(月)、三島市、静岡市に伺いました。
大村候補は、総務省の出身で、静岡市の出身でもあり、ふるさと静岡のために働く決意を懸命に訴えています。
私も小学校5・6年、中学校の1年を静岡で過ごし、中部地方整備局長として静岡県を管轄して仕事もさせていただきましたので、「オール静岡」で県政の立て直しを目指す大村候補のご当選を心から願っています。よろしくお願いいたします。
なお、三島市では国土交通省のOBの鈴木さんに、静岡市内では静岡県建設業協会の石野専務にご同行いただきました。

その他、参議院自民党の議員総会、国土交通部会、住宅土地・都市政策調査会 建築・都市分野における新技術の活用PT、道路標識等議員懇談会、静岡県知事選挙打ち合わせ会、第5回「背骨勉強会」などに出席しました。

【都内の動き】

5月7日(火)、脇雅史元参議院議員が会長を務めておられる「全国防災協会」の理事会が開催され、副会長として能登半島地震への対応を含めご挨拶をさせていただきました。

続いて、関東地方整備局のOBが構成メンバーの「関東建設協会」の総会後の懇親会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただきました。また、久しぶりにお会いする顔馴染みの皆さんと、親しく懇談させていただきました。

5月9日(木)、京大土木同窓生の集まりである「京二木会」に出席し、昔話に花を咲かせました。

5月10日(金)、三重県漁港建設業協会の宮崎会長はじめ役員の皆様にご来室いただき、国土強靭化予算の確保などについて、意見交換を行いました。

5月14日(火)、全国建設業協会の奥村会長、山崎専務が、国土強靭化担当大臣でもある松村祥史防災担当大臣に、国土強靭化実施中期計画の早期策定と所要額の確保について要望活動を行いました。私も、佐藤信秋参議院議員とともに同行しました。

5月15日(水)、「命と暮らしを守る道づくり全国大会」に出席しました。会場には全国の市町村長が溢れんばかりにお集まりで、道路整備に向けた決議が行われました。

5月16日(木)夕方、「プレストレスト・コンクリート建設業協会」の総会後の懇親会に参加させていただき、佐藤信秋参議院議員らとともにご挨拶をさせていただきました。
私からは、能登半島地震では烏川大橋というPCの長大橋のアバット部は崩落したが橋梁本体は健全であったこと、アメリカ・カリフォルニア州のフーバーダムの直下流に新設されたコンクリートアーチ橋は大林組・ピーエス三菱のJVが施工を担当したが、日本の企業がECIで選ばれたことは素晴らしいことなどとお話しをさせていただきました。

続いて、ダム工学会の「通常総会及び特別講演会」後の懇親会に遅れて出席し、ご挨拶をさせていただきました。
私からは、能登半島地震の水道被害を考えると水源の分散化を図るためかつて建設していた小規模ダムの「生活貯水地事業」に改めて取り組むことの必要性について検討すべきであること、アメリカ・カリフォルニアのフーバーダムは琵琶湖の1.4倍の貯水容量でサンフランシスコ、ロスアンジェルス、ラスベガスなどの大都市を支えておりニューディール政策の大きな成果であることなど、お話しをさせていただきました。

【地方の動き】

5 月10日(金)、仙台市に伺い、私が会長を務める「東北ダム談義の会」の令和6年度の定例会に出席し、「最近のダムを取りまく状況など」について講演をさせていただきました。久しぶりに、かつて東北で一緒にダム建設に従事した仲間と意見交換ができて、嬉しく思いました。
なお、東北建設業協会連合会の畠山さんにご案内いただきました。

5月14日(火)、静岡県測量設計業協会の創立50周年記念祝賀会に出席しました。
今回の総会では、藤山会長が退任され、服部新会長が選任されました。引続き、測量設計業界の健全な発展と地位の向上に向け一緒に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

5月15日(水)の夕方、福岡市で開催された「全測連九州地区協議会総会」の交流会に出席しました。藤本会長が再任され新体制が総会で決まったとのことですが、各県で会長が代わられたのは、福岡県が横山会長から福澤新会長、佐賀県が福島会長から詫間新会長、長崎県が安部会長から吉川新会長、大分県が三浦会長から吉田新会長になられたとのことでした。
今後とも新体制のもと、測量設計業界の発展と地位向上のため皆さんとともに頑張って参ります。

5月17日(金)、京都市で開催された「京都道路建設業協会総会」後の懇親会に出席し、吉井章参議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。絹川会長、玉井前会長にはお声かけいただき、ありがとうございました。

5月18日(土)、京都府福知山市で開催された「一般国道429号榎峠トンネル着工を祝う会」に出席しました。福知山市には私の実家があり、そのご縁でお招きをいただき感謝しています。
国道429号は、福知山市とお隣の兵庫県丹波市を結ぶ重要な道路ですが、この間には榎峠と呼ばれる幅員が狭隘ですれ違いの困難な区間や急カーブが連続しており、大雨など異常気象時には通行止めになる区間でもあり、その改良は長年地域の悲願となってきました。
その課題を解消する榎峠トンネル着工を祝う式典では、地元の大橋福知山市長の式辞、事業主体である西脇京都府知事の挨拶に続き、ご地元の谷公一衆議院議員、本田太郎衆議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。
その後、京都府中丹西土木事務所の采尾所長の事業概要説明、国道429号(福知山青垣間)改修促進委員会の佐竹会長からの謝辞に続いて、西脇知事、谷公一衆議院議員、本田太郎衆議院議員をはじめたくさんの皆さんとともに鍬入れに参加をさせていただきました。
また、祝う会に先立って地元の「ふくちやま児童合唱団」の歌声が披露され、楽しませていただきました。
また、式典会場横のトンネル坑口の予定地には、トンネルの断面形の表示とともに「山の神」と呼ばれるご神木が飾られ、工事の安全と早期の完成を願っていました。ちなみに、施工は「大林・鶴美・マルキ」のJVです。
なお、国土交通省OBで後援会の一員でもある芦田さんにご同行いただきました。ありがとうございました。

5月20日(月)、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)が丹沢山地西部で、2027年度開通予定で工事を進めている新東名高速道路の川西工事の現場に伺いました。
2年前にもご案内いただいた工事区間で、今回もNEXCO中日本の秦野工事事務所の伊原所長に現場のご案内をいただきました。
最初に東京ドーム5個分の広さで施工が行われている山北スマートICの工事現場に伺いました。施工を進めている清水建設・岩田地崎建設特定JVの清水建設の蔵重所長、女性職員の杉本さんと中村さん、協力会社の丸磯建設の川野部長にもご案内いただき、ICT(情報通信技術)がフル活用されている状況等をご説明いただきました。
次に、急峻な谷で建設工事が進む河内川橋の建設現場に伺いました。現地で施工を行っている鹿島建設・大成建設特定JVの田中所長、万仲副所長等にご案内いただきましたが、橋長771m、橋脚最大高88m、アーチ部は220mで、「バランスドアーチ橋」としては日本一の大きさとのことでした。「バランスドアーチ」と呼ばれる形式の橋は、橋脚からバランスを取りながら橋桁を左右に延ばすと同時に、それを支えるアーチ部分を張り出していき、最終的にアーチの巨大な橋を完成させる工法です。
両工事区間とも、最先端のICT技術を活用しダイナミックに工事が行われており、数多くの見学者が訪れているそうです。

続いて、名古屋市に移動し、前中津川市長の「青山節児さんを囲む会」に参加しました。私が、中部地方整備局長時代の仲間の田村さん、五十嵐さん、菊地さん、前土岐市長で大学の同級生の加藤さんにも駆けつけていただきました。ありがとうございました。

5月21日(火)、熊本市で開催された「熊本県建設業協会通常総会」後の懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
今回の総会で土井会長が退かれ顧問に就任され、新たに前川専務が新会長に就任され、新体制となりました。土井前会長には、一昨年の私の選挙の際に大変お世話になり、改めて感謝と御礼を申し上げます。また、令和2年7月の球磨川の豪雨の際にも災害対応にご尽力をいただきました。心から敬意を表します。
前川新会長には、新体制のもと、建設業界のさらなる発展と地位向上のため、ともに頑張って参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。