足立としゆき夢だより【第278号】をお届けします
皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。
1月26日(金)、第213回通常国会が開会しました。会期は6月23日(日)までの150日間です。
冒頭、参議院本会議が開会され、尾辻秀久参議院議長から「財政金融委員長」の指名をいただきました。委員長は初めての経験ですので、ご支援をよろしくお願いいたします。
また、「政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会」の委員にも指名をいただきました。このため、長年関わってきた国土交通委員会や災害対策特別委員会の理事あるいは委員からは離れることになりました。ご承知おき願います。
続いて、天皇陛下ご臨席のもと、参議院本会議場で、衆参国会議員が出席し、開会式が行われました。
これまでは、天皇陛下のお迎え、お見送りは国会正門前庭で行っていましたが、委員長になりましたので、国会議事堂の屋内の中央広間でのお迎え、お見送りに変わりました。また、服装もモーニングに変わりましたので、一層厳粛な雰囲気となりました。
国会の開会に先立ち、閉会中ではありましたが、1月24日(水)13時から、参議院予算委員会が開会され、発災より3週間になる能登半島地震等をテーマとして集中質疑が行われました。
私は自民党の代表として、NHK総合テレビの中継のもと、参議院の一番バッターとして質疑を行いました。
質疑内容としては、まず、岸田文雄総理から復旧・復興に向けた取り組みや、今後の国土強靱化に向けた取り組みについてお考えを伺いました。岸田総理からは「視察させていただき、改めて今回の被害の甚大さ、威力の大きさ、こうしたものを痛感いたしました。」、「避難所に避難されている方々の声も聞かせていただきましたが、それぞれの事情に寄り添ったきめ細やかな対応が必要である、こういったことを強く痛感してきました。」、「復興復旧等が進んでいくために、財政面での支援を手厚く行っていくことと併せて、復興復旧を計画的に進めていく見通しをしっかり示していく、こういった点も重要であると考えています。」、「我が国における防災・減災、国土強靱化の取組の重要性も改めて感じているところであり、五か年計画後につきましても、昨年7月策定しました国土強靱化基本計画に基づいて取組を進めていきたいと考えています。」とのご答弁をいただきました。
続いて、避難の長期化に向けた対応や2次避難、生活や生業再建に向けた政策パッケージについて松村祥史防災担当大臣に伺いました。松村大臣からは、「住み慣れた地域を離れることなど、被災者の方々が不安を持っておられると思いますが、2次避難は避難所の過密の解消にもつながるものであり、被災者の皆様の気持ちにしっかりと寄り添いながら、県また市町村、しっかりとバックアップをしてまいりたいと考えております。」とのご答弁をいただきました。
また、志賀原発の被災状況や再稼働に向けた方針について齋藤健経済産業大臣に伺いました。齋藤大臣からは、「志賀原子力発電所につきましては、原子力施設の安全機能に異常はないとされたと認識をしています。高い独立性を有する原子力規制委員会が新規制基準に適合すると認めない限り原子力発電所の再稼働が認められることはないというのが政府の方針でありまして、この方針は変わりません。原子力政策への信頼が確保されるよう、引き続き安全最優先で緊張感を持って対応してまいりたいと考えています。」とのご答弁をいただきました。
また、日本海における津波への対応や街並み再生に向けた取り組みなどについて斉藤鉄夫国土交通大臣に伺いました。斉藤大臣からは、「国として、各道府県とともに海岸堤防等のハード整備を進めてきたほか、平成26年にはこれまでの研究成果等を基に日本海において津波を引き起こす可能性のある断層の位置や長さなどを設定、公表し、各道府県における津波浸水想定の作成を支援してきたところでございます。これらに基づき、石川県では平成29年に津波浸水想定を公表し、珠洲市や能登町ではこの浸水想定に避難場所をまとめたハザードマップを整備し、避難訓練を実施してきており、こういうソフト対策も自治体とともに行ってきたところでございます。」、「能登半島地震からの復興においても、町のたたずまいを大切にした町づくりを支援してまいります。今後とも、石川県や関係自治体と連携して、すばらしい町づくりになるように、風情のある町づくりになるように、しっかりと総力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。」とのご答弁をいただきました。日本海における地震・津波に関する検討につきましては、私が水管理・国土保全局長の平成25年1月に着手したもので、検討を行った甲斐があったと感じました。
また、被災地では発災直後より、ご自身やご家族、社員の皆さん、さらには会社が被災され、現在も避難所生活を余儀なくされながら、多くの地元の建設産業の皆さんが道路の復旧作業や除雪作業、地域の災害復旧作業にご尽力されています。心から感謝を申し上げます。
なお、1月25日(木)には、政府の非常災害対策本部会議で「被災者の生活と生業(なりわい)支援パッケージ」がとりまとめられました。政府には被災地の一日も早い復旧・復興に向け、思いきった予備費の活用とともに、被災者に寄り添ったきめ細かい取り組みをお願いしたいと思います。
以下、最近の動向を報告します。
【国会の動き】
1月22日(月)、参議院予算委員会の理事懇談会に出席し、24日(水)の委員会での集中審議の開催を決定しました。
1月24日(水)、参議院予算委員会の閉会中審査において、能登半島地震等をテーマとして集中質疑が行われ、自民党の代表として質疑を行いました。
1月26日(金)、第213回通常国会が開会となり、本会議や開会式、「政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会」に出席しました。
【自民党の動き】
1月26日(金)、自民党の両院議員総会が開会され、岸田文雄総裁から、「政治は国民のものという立党の原点に立ち戻り、政治刷新に取り組まなければならない」、「能登半島地震からの復興、30年ぶりのデフレからの完全脱却、急速に悪化する国際情勢の中で、しっかり日本のかじ取りをしていかなければならない」と強い決意を述べられました。
その他、参議院自民党の執行部会、国会対策委員会の全体会議や正副委員長会議、政治刷新本部の会議などに出席しました。
【都内の動き】
1月24日(水)、国土交通省で一緒に仕事をした香川県の池田知事に訪問いただき、令和6年度予算に向けた香川県の課題についてご説明いただきました。私が、四国地方整備局長としてやり残した課題もありますので、しっかりご支援をさせていただきたいと思います。
1月27日(土)、都内で和歌山県立桐蔭高校の25期生の同窓会が開催されました。
高校時代、硬式テニス部に所属していました私や久保田さん、井上さん、岡本さんに加え、坂井さん、森さんというメンバーで事務局を担当させていただきました。久しぶりに29名の同級生が集まり、昔話に花が咲きました。
続いて、都内で「ダムアワード2023」が開催され、たくさんのタムマニアの皆さんとともに参加させていただきました。
「ダム大賞」には、私たちの仲間の三橋さんがプレゼンテーションを担当した千葉県管理の「高滝ダム」が受賞されました。おめでとうございます。
なお、その他のダムのプレゼンテーションを担当されたヨッシーさん、damjinさん、夜雀さん、星野さんや、全体の進行役を担当されました琉くんはじめ会場担当の皆さん、大変お疲れさまでした。来年も、よろしくお願いいたします。
その他、全国建設産業団体連合会の協議員会、東京建設工業協同組合の新春懇談会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
【地方の動き】
1月19日(金)、長崎県建設業協会の根〆会長、天野専務理事と長崎空港で合流して対馬に伺い、建設業協会の原田対馬支部長、小宮副支部長、早田元支部長に空港にお迎えいただき、対馬市役所で比田勝市長と離島振興について意見交換をさせていただきました。県の陣野対馬振興局長にもご同席いただきました。
続いて、長崎県建設業協会対馬支部の皆様にお集まりいただき、私から国政報告をさせていただきました。会では、原田支部長、根〆会長、元長崎県土木部長で国土交通省OBの中野さんにご挨拶をいただき、比田勝市長、初村市議会議長、畑島長崎県議会議員にもご出席いただき、比田勝市長に代表してご挨拶をいただきました。私からは、国政報告として、令和5年度補正予算や令和6年度当初予算についてご説明させていただくとともに、能登半島地震の被災状況、品確法改正の方向性等につきまして、ご報告をさせていただきました。たくさんの皆様にお集まりいただき、ありがとうございました。