足立としゆき夢だより【第273号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

11月も中下旬となり、式典などで伺った北海道の三笠市や秋田県の東成瀬村では初雪を体験させていただきました。また、西日本でも初雪が観測されるなど全国的に急に冬めいてきましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

11月2日(木)に閣議決定された「総合経済対策」を受けて、11月10日(金)、令和5年度補正予算案が閣議決定されました。
公共事業予算については、昨年の約2兆円に対して1.1倍の約2兆2千億円です。その内訳は、国土強靱化で1兆3022億円、災害復旧で4026億円、生産性の向上で4961億円となっています。

続いて、11月20日(月)、参議院本会議で鈴木俊一財務大臣から財政演説があり、令和5年度補正予算案の審議が始まりました。今後、衆議院、参議院の予算委員会において補正予算案の審議が行われることとなります。

それに先立ち、11月17日(金)、参議院の災害対策特別委員会で、令和5年度補正予算案について質疑に立ちました。
まず、令和5年度補正予算案における公共事業予算の編成の考え方について、財務省の寺岡主計局次長に質問し、総額として対前年約2000億円増額の2兆2009億円を計上しており、災害復旧分として4026億円、生産性向上分として4961億円、国土強靭化分として1兆3022億円を計上し、いずれも前年度から増額となっているとのご答弁をいただきました。資材価格の高騰や人件費アップを考慮して計上したとのことですので、しっかり受け止めたいと思います。
続いて、今後の防災・減災、国土強靱化の推進のために必要な予算の確保について、松村祥史国土強靱化・防災担当大臣にご決意を伺いました。大臣からは最近もたくさんの知事が訪問され防災・減災、国土強靭化対策の効果により災害による被害が軽減されていると伺っている、今後、改正された国土強靭化基本法に基づき、早期に「実施中期計画」を取りまとめ、切れ目なく継続的かつ安定的に予算を確保するよう勤めたい、とご答弁いただきました。ありがとうございました。

来週は、参議院の予算委員会が開催され、補正予算案についての審議が行われる見込みです。早期の補正予算成立をめざして全力で取り組みますので、皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。

以下、最近の動向を報告いたします。

【国会の動き】

11月15日(水)、参議院の災害対策特別委員会が開催され、松村祥史国土強靭化・防災担当大臣から所信を聴取しました。
続いて11月17日(金)、災害対策特別委員会が開催され、11月10日(金)に閣議決定された令和5年度補正予算案について、松村防災・国土強靱化担当大臣、寺岡財務省主計局次長に質問させていただきました。

11月20日(月)、参議院本会議で鈴木俊一財務大臣の財政演説が行われ、引き続き予算委員会が開催され、令和5年度補正予算案の審議が始まりました。

その他、本会議や予算委員会理事会、理事懇談会、国土交通委員会、差し換えで憲法審査会や財政金融委員会などに出席しました。

【自民党の動き】

11月8日(水)、自民党の「公共工事品質確保に関する議員連盟」が開催され、会長の根本匠衆議院議員、幹事長の佐藤信秋参議院議員、事務局長の梶山弘志衆議院議員らとともに出席させていただきました。
日建連、全建、測量設計業協会、建設コンサルタンツ協会などの団体からヒアリングを行い、令和元年の品確法改正以来生じている課題の洗い出しを行い、今後、法改正が必要となる項目の検討を行いました。
私からは、測量設計業やコンサルタント業のDXへの取り組みなどについて法改正に反映するようお願いするとともに、民間工事における適正な工期の設定やスライド条項の適用、賃上げ加点について複数年度を対象にすることや事前の表明でなく結果を評価するよう見直すことなど直接法改正に結びつくものではありませんが、ご意見を申し上げました。

11月14日(火)、ハワイ州のグリーン知事を参議院の関口昌一議員会長室にお迎えし、「自民党日・ハワイ友好議員連盟」と意見交換をさせていただきました。

続いて、「播磨臨海地域カーボンニュトラル推進勉強会」に、渡海紀三朗衆議院議員、末松信介参議院議員をはじめ多くの兵庫県関係議員の皆さんと出席しました。

11月17日(金) 、自由民主党本部で和歌山県産物産展「紀州和歌山ふるさと市」が開催されました。会場では新鮮なミカンやミニトマト、柿、大根、白菜をはじめ、梅干しやミカンジュース、「黒牛」をはじめとする地酒や梅酒などが並び販売されていました。私は中高時代和歌山市で育ったので喜んで参加させていただき、当事務所のメンバーでふるさとの物産をたくさん購入させていただきました。

その他、参議院自民党の執行部会、政策審議会の勉強会、国土交通部会及びその税制勉強会などに出席するとともに、農林水産大臣の「宮下一郎君を励ます会」に出席して立礼をさせていただきました。

【都内の動き】

11月7日(火)、日建連の宮本会長(清水建設会長)、押味副会長(鹿島建設会長)、山本事務総長が、松村祥史防災担当・国土強靱化担当大臣に令和5年度補正予算の要望活動を行い、私も同席させていただきました。
次に、城原川改修・城原川ダム建設促進の要望活動で、陣内孝雄元参議院議員、坂井佐賀市長、内川神崎市長が会館の事務所にお見えになりました。
次に、国土交通省の事務系OBの皆さんが構成メンバーの「建友会」が開催され、平口洋衆議院議員、石井正弘参議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに出席して、ご挨拶をさせていただきました。
さらには、「地方を守る会総会」、「社会資本整備を考える首長の会」が開催され、全国の数多くの首長さん方から地方整備局の組織・体制の充実・強化や公共事業予算の確保に向け、要望を伺いました。

11月8日(水)、「安全・安心の道づくりを求める全国大会」が、会長の古賀誠元衆議院議員、副会長の佐藤信秋参議院議員、斉藤鉄夫国土交通大臣をはじめたくさんの衆参国会議員が出席して開催されました。
11月9日(木)、「治水事業促進全国大会」が、会長の脇雅史元参議院議員、名誉顧問の陣内孝雄元参議院議員、和田事務次官をはじめ、たくさんの衆参国会議員が出席して開催されました。私も、副会長として参加させていただきました。
11月10日(金)、「災害復旧促進全国大会」が、会長の脇雅史元参議院議員、名誉顧問の陣内孝雄元参議院議員、和田事務次官をはじめ、たくさんの衆参国会議員が出席して開催されました。こちらの大会にも、副会長として参加させていただきました。

11月13日(月)、「全国生コンクリート工業組合連合会」の関東二区地区本部の研修会で、公共事業予算などについて講演をさせていただきました。なお、長野県協会長で関東二区地区本部長の山浦さんは、遠い親戚にあたります。
また、高知県の戸梶日高村長ほか日下川改修期成同盟会の皆様との意見交換会に参加させていただきました。

11月14日(火)、京都府知事による「政府予算等に関する重点要望に係る説明会」に西田昌司参議院議員、本田太郎衆議院議員らとともに出席し、西脇知事に、新名神の開通を最大限活かすためトラックターミナルなど物流拠点の整備などが重要であること、中小河川の被害があとをたたないので防災・減災、国土強靭化の取り組みを継続することを訴えました。
次に、「有明海沿岸道路建設促進大会」に西野太亮衆議院議員や馬場成志参議院議員をはじめ地元の衆参国会議員の先生方や佐藤信秋参議院議員、蒲島熊本県知事、県議会の促進期成同盟会の前川会長らとともに出席し、有明海沿岸道路の建設促進を訴えました。
次に、「勝浦町道路女性の会」の皆さんに会館事務所にお越しいただき、紀勢自動車道の整備促進の要望をいただきました。
続いて、「コンサルティングエンジニア連盟」の意見交換会に出席をさせていただき、佐藤信秋参議院議員とともに国政報告をさせていただきました。

11月15日(水)、兵庫県知事による「令和6年度 国の予算編成等に対する提案等に関する説明会」に谷公一衆議院議員、末松信介参議院議員らとともに出席し、斉藤知事に、山陰線や播但線などのJRローカル線については住んでいる方々の力だけで再生することは不可能であり、国や県の支援が不可欠であること、京都府では新名神の開通を最大限活かすためトラックターミナルなど物流拠点の整備などを進めており、兵庫県でも取り組んで欲しいこと、中小河川の被害があとをたたないので防災・減災、国土強靭化の取り組みを継続することなどを訴えました。

11月16日(木) 、全国治水砂防促進大会に会長の森山裕衆議院議員、古賀誠元衆議院議員、陣内孝雄元参議院議員をはじめたくさんの来賓や衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご紹介をいただきました。その際、ご出席の首長さん方から激励のご声援をいただきました。ありがとうございました。
なお、福岡県朝倉市の林市長から、平成29年の九州北部豪雨で甚大な被害を被った赤谷川について、直轄権限代行で復旧を行った結果、今年の出水時には大きな効果を発揮したとのご報告をいただきました。私も、8月に参議院の災害対策特別委員会の質疑で取り上げた件でしたので、親しく聞かせていただきました。

次に、東北建設業協会連合会の千葉会長ほか役員の皆様が、自由民主党本部で梶山弘志幹事長代行、遠藤利明中央政治大学院学院長、二階俊博国土強靱化推進本部長に要望活動を行い、私も同席させていただきました。

11月17日(金) 、全国建設業協会の奥村会長ほか役員の皆様が、自由民主党本部で二階俊博国土強靭化推進本部長と林幹雄地方創生実行統合本部長に予算要望を行いました。私も、参議院災害対策特別委員会終了後、直ちに駆けつけ、なんとか間に合いました。
また、関東甲信越地方建設業協会の会長会懇談会に佐藤信秋参議院議員とともに出席し、各都県建設業協会の会長の皆様と意見交換をさせていただきました。

11月20日(月)、道路財源確保を求める都道府県議会議員の会に、自民党ITS推進・道路調査会会長の金子恭之衆議院議員ほか役員の衆参国会議員の皆さんとともに出席し、12道県議会議員の皆さんから道路予算確保についてのご要望をお伺いしました。

【地方の動き】

11月11日(土)、北海道三笠市の新桂沢ダムサイトで開催された「湛水修祓式」と「湛水式」に、国土交通省OBの関さんにご同行いただき出席しました。新桂沢ダムは、幾春別川総合開発建設事業の一環として既存の桂沢ダムを11.9m嵩上げし、貯水量を増大させ治水・利水の機能を高めるダム再生事業です。
式典では、地元の衆議院議員の和田義明先生、稲津久先生、渡辺孝一先生、参議院議員の鈴木宗男先生、船橋利実先生、岩本剛人先生らとともにご挨拶をさせていただき、湛水開始のボタンも押させていただきました。なお、西条三笠市長はじめ関係市町村長の皆様、国土交通省から奥田治水課長、北海道開発局から柿崎北海道開発局長はじめ幹部の皆様、鹿島建設・岩田地崎・伊藤組土建の共同企業体(JV)からも鹿島の風間副社長、岩田地崎の関副社長、伊藤組土建の柳屋副社長をはじめとする皆様にご参加いただきました。
なお、このダムは、民主党政権下のダム検証により一時ストップさせられたダムで、私が水管理・国土保全局長の際に「継続」を決定した思い出深いプロジェクトです。これまでも大雪の中での定礎式に出席するなど何度も伺ったダムです。「湛水修祓式」と「湛水式」も、北海道の初雪となり、雪の中での式典となりました。

11月13日(月)、秋田県東成瀬村で国土交通省東北地方整備局が建設中の成瀬ダムの本体打設現場を、東北建設業協会連合会の大槻専務理事と畠山参与にご同行いただき、国土交通省成瀬ダム工事事務所の安部所長のご案内で視察させていただきました。
成瀬ダムは、完成すると台形CSGダムとしては日本最大となります。
本体工事は、鹿島・前田・竹中土木JVで施工が行われており、現場では今年初雪となる雪が降りしきる中、鹿島建設の松本JV事務所長、林土木本部統括技師長、事業管理業務の木内管理技術者等にご案内いただきました。
本体工事は、鹿島建設が開発した建設機械の自動化施工による次世代建設生産システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」を採用して、ブルドーザや振動ローラなど無人で走行し工事が進められていました。この日の打設リフトが、今年最後の施工とのことでした。
続いて、大成・佐藤・岩田地崎JVの原石山採取工事現場に伺い、大成建設の緒方JV作業所長、黒木ダム技術専任部長にご案内いただきました。これまで原石山の現場に勤務していた桐蔭高校の後輩の明渡さんにも現在出向中の国土交通省国土技術政策総合研究所から駆け付けていただきました。ありがとうございました。
なお、成瀬ダムには月間打設量30万㎥を目指すようお願いしていましたが、天候の悪い中、月間28 万㎥を達成していただいたとのことで、大いに評価したいと思います。

11月18日(土) 、和歌山県紀の川市で開催された「紀の川直轄改修100周年祈念式典」に、近畿建設協会の谷本理事長と小椋参与にご同行いただき出席しました。式典は、コロナ禍で開催できなかった岩出狭窄部対策事業の完成式典とあわせて行われました。
オープニングでは、私の母校の和歌山県立桐蔭高校書道部の女子生徒5人による大筆書きがあり、大変素晴らしいオープニングパフォーマンスとなりました。なお、その中の一人は和歌山市立日進中学校の後輩でもありました。
式典には、国土交通省の堂故茂副大臣、廣瀬水管理・国土保全局長、見坂近畿地方整備局長、桐蔭高校の2年後輩の岸本和歌山県知事、山下奈良県知事はじめ流域自治体の市町長が出席されました。また、私も二階俊博衆議院議員、石田真敏衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、浮島智子衆議院議員とともにご挨拶をさせていただき、根来鉄砲隊の祝砲の後、くす玉開披と餅まきにも参加させていただきました。ありがとうございました。

紀ノ川100年の式典終了後、近畿建設協会の谷本理事長にご同行いただき、谷本理事長のふるさと吉野郡下市町を通り、奈良県川上村の大滝ダムに伺いました。
翌日開催される大滝ダム10周年記念式典の前夜祭が川上村主催で開催され、長年建設に携わって来た京都大学の池淵名誉教授や淡水生物研究所の森下先生、旧建設省や国土交通省のOB 、地元の栗山川上村長、泉谷議長をはじめ議員の皆様や功労者の皆様が出席し、大滝ダム10周年の前祝いをしました。なお、参加予定でした陣内孝雄元参議院議員が急遽ご欠席となったのが大変残念でした。

11月19日(日) 、 三重県鈴鹿市で開催された「国道23号中勢バイパス鈴鹿(安塚)工区全線開通式」にご案内をいただき出席しました。
式典には、末松鈴鹿市長始め沿線自治体の市町長や議会の皆様、国土交通省の佐藤中部地方整備局長が出席され、私も一見三重県知事、田村憲久衆議院議員、川崎ひでと衆議院議員、中川康洋衆議院議員とともにご挨拶をさせていただきました。
その後、バイパスの現地に会場を移し、テープカットとくす玉開披を行うとともに、通り初めに参加しました。
この道路は、私が参議院議員を引き継がせていただきました脇雅史元参議院議員が三重工事事務所長の際の昭和59年に着工したご縁のある道路で、私が整備局長の平成24年に津・松坂工区を開通させ、今回の開通により鈴鹿市から津市を経て松阪市内まで、33.8kmの道路が全線完成することとなりました。誠に、感慨深いものがあります。
皆さんのご支援に心から感謝を申し上げます。