「上今井遊水地整備起工式」
5月21日(日)、長野駅で長野県建設業協会の木下会長、大月特任理事にお迎えいただき、長野県中野市の千曲川右岸で開催された「上今井遊水地整備起工式」に伺いました。
式典では、中野市の湯本市長、国土交通省北陸地方整備局の内藤局長からご挨拶があり、続いて阿部長野県知事、ご地元の若林衆議院議員らとともに、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
私は、平成20年に信濃川水系の河川整備基本方針を本省の河川計画課長として策定させていただきましたが、平成元年には台風19号による出水で長野市で千曲川本川が破堤し、大きな被害を生じました。基本方針策定時には、そこまで大きな被害が出ることは想定しておらず、皆さんには申し訳ない思いをしています。そんなこともあって、今回、お声かけをいただいたものと思っています。
その後、鍬入れを執り行わさせていただきましたが、木下建設業協会長にも施工者を代表して参加していただきました。素晴らしいことだと思います。また、会場には工事を担当いただいている地元の北野建設㈱の北野会長、飯田鉄工㈱の河野取締役等にも出席していただいていました。良かったです。
なお、この事業は令和元年の水害を契機として着手されたものですが、水害発生当時、私は建設業協会の木下会長をはじめ幹部の皆様と直ちに現地に入り、被災状況の調査をさせていただきました。
今回、国、県、市町村が連携して「信濃川水系緊急対策治水プロジェ クト」が策定され、千曲川河川事務所管内に5箇所の遊水地が計画されることとなり、今回、初めて上今井遊水地整備 の工事が着手されることになりました。
千曲川・信濃川の沿川地域の多くの人命や財産を守るため早期完成に向け、私も全力で頑張りたいと思います。
なお、終日ご同行いただきました長野県建設業協会の木下会長、大月特任理事に、心から感謝を申し上げます。