足立としゆき夢だより【第244号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

寺田稔総務大臣が11月20日(日)に辞任されました。岸田内閣では、山際大志郎前経済再生担当大臣、葉梨康弘前法務大臣に続いての辞任となりました。皆様には、大変ご心配をおかけして誠に申し訳ありません。心から、お詫びを申し上げます。
その影響もありまして、国会に11月21日(月)に提出されました令和4年度第二次補正予算案の審議入りが1日遅れることとなり、参議院では11月22日(火)、本会議で財政演説が行われることとなりました。できるだけ早期に成立させたいと考えておりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

11月16日(水)、参議院災害対策特別委員会で質疑に立ちました。
今年の水害を踏まえ、防災担当大臣であり国土強靱化も担当されている谷公一大臣に、平成30年度の西日本豪雨や令和元年度の台風19号による豪雨に比較して、今年の豪雨の被害が比較的少なかったのは、この5年間に実施してきた防災・減災、国土強靱化の取組の成果ではないかと質問したところ、「現場に行って被災自治体の市長さんなり、あるいは地域の区長さんと意見交換を何回かさせていただきましたが、これまでの国土強靱化の取組による被害軽減効果など様々な効果がしっかり現れていると、そういう声をよく伺っており、委員ご指摘のとおりだと思っております。」とのご答弁をいただきました。

また、防災・減災、国土強靱化の取組が、そのような成果を上げているということであれば、引き続きその取組を継続し、加速化対策後も継続的・安定的に予算を確保することが必要であるのではないかと質問したところ、「ご指摘のように、今回の総合経済対策におきましても国民の安全、安心の確保を柱として掲げて、緊急性の高い施策を進めることとしており、ご指摘も踏まえながら、防災・減災、また国土強靱化にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
さらに、5か年加速化対策後も、中長期的かつ明確な見通しの下、継続的、安定的に国土強靱化の取組を進めていくことが大変重要であり、全国の地方自治体を始め多くの関係者から大変強い、熱い要望をお聞きしているところでございます。総理の指示の下、来年、令和5年夏をめどに新たな基本計画を策定するなど、しっかりと引き続き粘り強く取り組んでまいりたいと思います。」との前向きなご答弁をいただきました。

また、被害の軽減については、防災・減災、国土強靱化の取組のみならず、避難体制の充実や日頃の訓練などの取組が効果を発揮したのではないかと榊内閣府政策統括官に質問したところ、統括官からは新潟県村上市小岩内地区の事例をもとに、避難体制の充実や日頃の訓練などの効果についてご答弁をいただきました。

続いて、岡村水管理・国土保全局長に、今年の雨でこれまで取り組んできたダムが効果を発揮したことについて、大分県の玉来ダムや市房ダムの例を紹介して説明し、あわせて川辺川ダムの整備の必要性について訴えました。岡村局長からは「令和2年7月豪雨災害からの復旧復興に向けて川辺川の流水型ダムを含めた流域治水の取組を全力で進めてまいります」とのご答弁をいただきました。
一方、河川改修についても効果を発揮したことを石川県の梯川、静岡市の巴川の例を紹介して訴えました。
また、地球温暖化の進展を考えると河川整備基本方針の変更が必要であり、その検討の際には戸草ダムや戸倉ダムのように過去に様々な事情から中止したプロジェクトについても検討の対象とすべきと訴えました。岡村局長からは、「過去に、当時の社会情勢から中止となったダム等の施設についても選択肢から排除せず、様々な対策案を比較検討し、流域全体の安全度を早期に向上させるよう対策の充実を図ってまいります」とのご答弁をいただきました。

また、これまでに経験したことのないような勢力と言われた台風14号の被害がさほど大きくならなかった点について、長谷川気象庁長官に質問しました。

なお、宇野官房長に質問し、国土交通省の組織体制の充実の必要性を訴えるとともに、繰越しが多くて施工ができないとの報道について、補正予算で対応していることが多いためそうなっている、施工余力には問題ないなどと訴えたところ、宇野官房長からは、「建設業者の施工余力につきましては、例えば建設技能労働者の過不足率は総じて落ち着いてきており、またICT施工の増加等により施工効率も向上してきていること、実際に建設業団体等からも十分に施工余力があるとの声をいただいていることから特段問題はないと考えております。」とのご答弁をいただきました。
令和4年度第二次補正予算案の審議の前にタイムリーな質疑ができたと考えています。

【国会の動き】

11月16日(水)の参議院災害対策特別委員会で質疑に立ったほか、参議院本会議、予算委員会、国土交通委員会等に出席しました。

【自民党の動き】

11月21日(月)、「公共工事品質確保に関する議員連盟」の幹部会が開催され、会長の根本匠衆議院議員、梶山弘志衆議院議員、佐藤信秋参議院議員とともに出席しました。
私からは、賃上げ加点の表明をしない企業について、より詳細に分析するようお願いするとともに、物価高騰対策としてのスライド条項の適用について、単品スライドより適用範囲が広いと考えられるインフレスライドを活用する方向で業界を指導するよう国土交通省や日本建設業連合会、全国建設業協会などの皆さんにお願いをしました。

その他、参議院の議員総会や執行部会、国会対策委員会の全体会議や正副委員長会議、国土交通部会、自民党下田加茂連絡協議会との意見交換会、宏池会例会等に出席しました。

【都内の動き】

11月11日(金)、「四国治水事業促進懇談会」に地元の衆参国会議員の先生方とともに出席しご挨拶をさせていただきました。四国治水期成同盟連合会の会長である二宮大洲市長はじめ4県の各河川の期成同盟会会長から、治水事業予算の確保や事業の促進の要望や四国地方のストック効果などについてご意見をいただきました。ありがとうございました。

11月14日(月)、「道路財源確保を求める都道府県議会議員の会」に衆参国会議員の先生方とともに出席し、欧米や韓国に比較しても遅れている日本の道路整備の促進を訴えました。

11月15日(火)、「全国治水砂防協会促進大会」にたくさんの衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご紹介をいただきました。
続いて、東北建設業協会連合会の要望活動に同行して、梶山弘志幹事長代行、遠藤利明総務会長に予算確保について要望を行いました。
その後、三沢ホームの竹中宣雄会長の旭日重光章の受章を祝う会に出席しました。

11月16日(水)、全国建設業協会の理事会の冒頭のお時間をいただき、ご挨拶をさせていただきました。奥村会長にはご配慮いただき、ありがとうございました。
夕方には、全建の関東ブロックの会長との意見交換会が開催され、ご挨拶をさせていただきました。
その後、和歌山県の紀の川大堰関連の要望会の懇談会が開催され、世耕弘成参議院幹事長とともに出席しました。以前からお世話になっている尾花和歌山市長や桐蔭高校の同級生の山本宏一和歌山市議も出席され、意見交換をさせていただきました。

11月17日(木)、「令和4年度災害復旧促進全国大会」に、会長の脇雅史元参議院議員や斉藤鉄夫国土交通大臣、たくさんの衆参国会議員の先生方とともに、副会長として出席いたしました。
また、夕方に開催された「熊本県法面保護協会」の松村会長はじめ会員の皆さまの研修会に、ご地元の馬場成志参議院議員とともに出席し、講演をさせていただきました。

11月18日(金)、「近畿の治水に関する意見交換会」に出席し、地球温暖化の進展により激甚化・頻発化する水害への備えを強化する必要性を訴えました。
続いて建設産業専門団体連合会の全国大会に出席し、ご紹介をいただきました。

11月22日(火)、齋藤兵庫県知事による「令和5年度国の予算編成等に対する提案等に関する説明会」に地元の国会議員の先生方とともに出席し、JR駅周辺の活性化や山陰近畿自動車道などの高速道路ネットワークの充実強化を訴えました。

続いて、「第67回簡易水道整備促進全国大会」にたくさんの衆参国会議員の先生方とともに出席し、ご紹介をいただきました。

【地方の動き】

11月10日(木)、仙台市に伺い、宮城県建設業協会の主催で「足立敏之参議院議員を囲む懇談会」を開催していただきました。
千葉会長から予算確保等について要望書を手交いただき、千葉会長のご挨拶に続いて私からご挨拶と国土強靱化予算を含む本年度の第二次補正予算の状況などについてお話しさせていただきました。
ご出席いただきました協会の常任理事、青年部幹部、東北建設業連合会等の皆様に感謝申し上げます。

11月11日(金) 、栃木県建設業協会創立100周年の祝賀会に佐藤勉衆議院議員、船田元衆議院議員、佐藤信秋参議院議員、高橋克法参議院議員、上野通子参議院議員、福田栃木県知事等とともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。

11月13日(日)、兵庫県丹波市で開催された「全国の足立さん 集まれ祭り」に、実行委員会の足立喜信さんのお声かけで出席させていただきました。
このイベントは、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の御家人の1人である「足立遠元(とおもと)」の孫の足立遠政が、地頭として派遣されてきた丹波市青垣町で開催されたもので、開会式で林丹波市長とともに来賓としてご挨拶をさせていただきました。
青垣町の遠坂地区では、地域の6〜7割が足立姓と聞いています。私の実家は、青垣町から山一つ北に越えた京都府福知山市夜久野町です。そのようなご縁でお声かけをいただきました。ありがとうございました。
なお、大会では開会式に続いて、地元の中高生の太鼓の演奏や吹奏楽部の演奏による「鎌倉殿の13人」のメインテーマの演奏が行われました。
その後、リモート座談会やソプラノ歌手の足立さつきさん、ピアニストの足立知謙さんによる「足立さんコンサート」が行われ、大いに盛り上がりました。

11月13日(日) 、和歌山県知事選挙の岸本周平候補の応援で、和歌山に入りました。
岸本周平候補は、国民民主党の国会議員から知事にチャレンジすることとなりましたが、私の出身高校である和歌山県立桐蔭高校の2年後輩にあたります。自民党も推薦しています。
まず、和歌山市内の岸本周平候補の選挙事務所に和歌山県建設業協会の根田専務のご案内で伺い、尾花和歌山市長、富安民浩県議、山下直也県議、同級生の山本宏一市議、建設業協会の東副会長、和歌山県測量設計業協会の鈴木会長、石井前会長、桐蔭高校の同窓生の中島さん、内畑さんなどの皆さんに集まっていただき、激励のご挨拶をさせていただきました。
続いて、和歌山県南部のすさみ町の道の駅に伺い、岸本周平候補にお会いして直接激励することができました。ぜひ、圧倒的な勝利をおさめていただくようお願いいたします。
なお、ご同行いただきました富安県議、測量設計業協会の東原さんに感謝を申し上げます。

11月18日(金)、神戸市で開催された「兵庫県庁土木OB会第15回総会」に出席いたしました。コロナ禍で3年ぶりの開催で、大学の同級生の田中元県土整備部長や本井代表はじめ世話人の皆様に感謝申し上げます。
私は、建設省に入省して直ちに昭和54、55年と2年間にわたり兵庫県庁の河川課に出向し、勤務いたしました。
兵庫県庁の先輩の方々や同僚の皆さんと久しぶりにお会いし、思い出話しに花を咲かせることができました。ありがとうございました。

11月19日(土)、福井県池田町で建設中の足羽川ダムの定礎式に近畿地方整備局の渡辺局長のお招きで出席させていただきました。
定礎式では、豊田俊郎国土交通副大臣のご挨拶に続いて、来賓祝辞で杉本福井県知事、杉本池田町長、東村福井市長、ご地元の山崎正昭参議院議員、高木毅衆議院議員、滝波宏文参議院議員とともにご挨拶をさせていただくとともに、斎鏝(いみごて)の儀を行わせていただきました。
私は、足羽川ダムにつきましては、事業採択の当時から携わっており、平成16 年7 月の福井豪雨の際にも近畿地方整備局の企画部長として関わりました。また、本省の河川計画課長として足羽川ダムを前提とした河川整備基本方針の策定にも関わりましたので、今回の定礎には大変感慨深いものがありました。
なお、今回の定礎式では施工者の清水・大林特定建設工事共同企業体を代表して清水建設㈱の井上取締役社長からご挨拶があり、歴代所長の皆さんもたくさん出席されるなど素晴らしい定礎式だったと思います。今後、各地で行う式典のモデルにぜひしていただきたいと思います。
なお、この日は1日、大学の同級生で福井県庁土木OBの橋本さんにご同行いただき、小松空港までお送りいただきました。心から感謝を申し上げます。