「全国治水期成同盟会連合会」
11月2日(水)、全国治水期成同盟会連合会の令和4年度秋季理事会が開催され、脇雅史会長とともに副会長として出席させていただきました。
委員の大分県の土居竹田市長から、11月7日に竣工式を迎える玉来ダムについてご紹介がありました。
このダムは、昭和57年7月と平成2年7月の2度の水害を踏まえ、「竹田水害緊急治水事業」として稲葉ダムと玉来ダムの2ダム1事業で事業化されたもので、稲葉ダムは平成22年に完成しましたが、玉来ダムは建設の準備を進めていた平成21年に政権交代に伴うダム事業の再検証の対象になってしまい、検証に伴う遅れによって平成24年7月の九州北部豪雨により沿川に大きな被害を生じてしまいました。稲葉ダム下流は、すでに完成していたダムにより守られましたが、残念なことに玉来ダムの流域ではダムが完成しておらず、大きな被害がでてしまいました。
なお、今年の台風14号の出水の際にはダムが完成し、試験湛水を開始していましたので、7日間で満水になりましたが、大きな効果を発揮したとのことでした。まるで、利根川水系の八ッ場ダムと同様の効果と考えられます。やはり、やるべき事業はやる、そのことが大事だと再認識いたしました。