足立としゆき夢だより【第238号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

8月3日以降、全国的に不安定な天候が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか?

さて、8月25日(木)に自民党の国土交通部会が開催され、31日(水)の国土交通省から財務省への概算要求書の提出に向け、概算要求の内容や税制要望などについて説明があり、それに対して衆参国会議員からたくさん意見をいただきました。なお、小島敏文部会長が復興庁の副大臣に就任されたことから、今回は部会長代理の私が進行役を務めさせていただきました。概算要求の概要は以下の通りです。

(概算要求)
令和5年度予算概算要求額として、一般会計が 5兆9,280億円(昨年度比1.18倍)、うち公共事業関係費が5兆2,443億円(同 1.19倍)、非公共事業が6,837億円(同 1.13倍)、その他、東日本大震災復興特別会計が401億円(同 1.06倍)。
なお、これとは別に事項要求として、防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策のほか、資材価格高騰等を踏まえた公共事業等の実施に必要な経費、新型コロナの影響を踏まえた地域交通ネットワーク再構成党の支援や観光立国の復活等に必要な経費、整備新幹線の整備に追加的に必要な経費、自動車安全特別会計への繰戻しの更なる増額分、海上保安体制の強化等に必要な経費が計上され、今後、予算編成過程で検討されることとなっています。

(定員要求)
新規増員要求は2,018人で、定員合理化等による1,351人減を上回る純増要求となっています。

(税制要望)
経済社会活動の確実な回復と経済国循環の加速・拡大、豊かな暮らしの実現と地域の活性化、安全・安心なグリーン社会の実現を主要項目とする税制の改正が盛り込まれています。

一方、8月3日以降の全国的な大雨による被害を受けて、8月25日(木)に参議院災害対策特別委員会の理事懇談会が開催され、関係省庁からの状況説明を受け、質疑応答を行いました。
そのなかで、全国の被災地の皆さんから要望の多かった激甚災害の指定の見込みの公表について、内閣府防災の榊統括官から報告がありました。これについては、新潟県の村上市長や関川村長からも現地で直接要望をいただいておりましたので、本当に良かったと思います。

質疑応答の中で、私からは、今回の大雨では新潟県の村上市坂町で時間雨量152㎜、関川村下関で時間雨量149㎜を記録するなど、線状降水帯の発生により驚くほどの短時間降雨を記録しましたが、雨の量が多い割には、平成30年の西日本豪雨災害や令和元年の台風19号による関東・東北の豪雨災害、令和2年の球磨川の水害などと比較すると、人的な被害が必ずしも大きくはなかったように思われることから、近年、「防災・減災、国土強靭化」の取り組みが進んできており、全国的に河川の河床掘削や河川内の樹木の伐採、堤防や護岸の強化などの取り組みが進められてきたことが効果を発揮したのではないかとの見解を述べました。
その点について、河川整備を担当している国土交通省の中込防災課長も同様に感じているとのご発言がありました。なお、「防災・減災、国土強靭化」の効果について今後しっかり分析を進め、そのことを広く周知するようお願いをしました。

一方、人的被害が最小限にとどまっているのは、ハード面の整備だけではなく、日ごろからの訓練や避難に関する取り組みなど、ソフト面の取り組みが功を奏したのではないかとも考えています。昭和42年の羽越豪雨の経験が、避難行動や日ごろの訓練などにつながっているとのテレビの報道もありました。
その点について、内閣府防災の榊統括官に質問したところ、やはり羽越豪雨の経験が生きていることなど同様に考えているとのお話でありました。なお、こうした点についても、ぜひしっかり分析した上でとりまとめ、周知を図るようにお願いしました。よろしく願いいたします。

その他、最近の動向について報告します。

【国会の動き】

8月 25日(木)、冒頭で紹介したとおり、参議院災害対策特別委員会の理事懇談会に出席しました。

【自民党の動き】

8月 25日(木)、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の第11回勉強会を開催し、講師として国土交通省の大先輩の大石久和さん(全日本建設技術協会会長、国土学総合研究所所長、元国土交通技監)にご講演をいただきました。約20名の国会議員が参加し、たいへん盛況でした。

その他、治水議員連盟の総会、宏池会例会が開催され、出席しました。

【地方の動き】

8月12日(金)、8月3日(水)以降の記録的な豪雨で大きな被害を受けた山形県と新潟県の被災現場に伺いました。
山形新幹線の米沢駅で山形県建設業協会の佐原専務理事、奈良崎事務局長、伊藤事務局次長にお迎えいただき、途中で山形県建設業協会副会長の那須長井支部長に合流いただき、山形県南西部の飯豊町に伺いました。

まず最初に、県道長井飯豊線の大巻橋の落橋現場に伺い、後藤飯豊町長、国土交通省の橋本山形河川国道事務所長、山形県置賜総合支庁建設部の鈴木課長、建設業協会長井支部の佐藤副支部長、樋口建設の高橋副社長等にご説明をいただきました。
飯豊町の高峰では、24時間雨量で既往最大の168mmを大きく上回る292mmを記録し、その影響で最上川の支川の小白川が氾濫し、県道の大巻橋やJR米坂線の鉄橋が落橋するなど大きく被災しており、河川沿いの住宅も全壊したり、農地にも土砂の流入等大きな被害が発生していました。なお、当時大巻橋の上を走っていた車1台が流され、車に乗っていたとみられる男性1人がまだ見つかっていないとのことでした。

次に、飯豊町萩生地区の萩生川の氾濫現場に伺いました。現場は、荻生川が大量の土砂や流木により埋塞し、氾濫した洪水や土砂が住宅地にまで入って大きな被害を与えていました。
現場では地元の那須建設と樋口建設が24時間体制で土砂の撤去や大型土のう設置工事に当たっていました。

次に、国土交通省北陸地方整備局が管理している国道113号の新宇津トンネルの飯豊町側の道路崩落現場に伺いました。道路下部の法面が河川によりえぐられて滑ったもので、現在は片側交互通行となっていました。なお、片側1車線を確保するための応急復旧工事に当たっていただいた小国開発の柿崎社長に現地で説明をいただきました。

次に、小国町役場で仁科町長から小国町全体の被災状況についてご説明をいただき、その後、山和建設の小山社長、髙橋工務店の髙橋社長のご案内で、荒川水系横川沿いの小国除雪センターに伺いました。横川が溢れたため、建物の基礎が浸食され露出し、センター内も約1.5m浸水しており、除雪機が20数台水に浸かって修理中とのことでした。数ヶ月経つと雪が降り始めますので心配です。
続いて、新潟県境近くの荒川に設置された発電用の赤芝ダムに伺いました。ダム湖左岸に架かる県道玉川沼沢線の梅花皮橋(かいらぎばし)付近の道路が洗掘され車道の半分が崩落していました。陥没箇所に砕石を入れ鉄板を敷いて片側交互通行で応急的に通行していましたが、抜本的な対策が必要と考えられました。
なお、山形県内をご案内いただきました山形県建設業協会の那須副会長、佐原専務理事はじめ関係の皆様に改めて感謝を申し上げます。

続いて、新潟県建設業協会村上支部の松山支部長、鷲尾副支部長、横井前支部長にご案内いただき、新潟県関川村に入り、関川村役場で加藤村長、ご地元の斎籐洋明衆議院議員、小野県議会議員から村内の被災状況をご説明いただきました。関川村では、役場のある下関で時間雨量が149mm、24時間雨量で560mmを記録するなど猛烈な雨に見舞われました。
このため、荒川沿いの鷹の巣温泉では増水により護岸が一部決壊し、川沿いの旅館が大きな被害を受けていました。加藤村長、新潟県村上地域振興局の大花地域整備部長から現地でご説明をいただきましたが、対岸の被災地につながっているのは吊り橋だけで、車両の通行が出来ないため復旧作業に苦労している状況でした。
次に、湯沢地区に伺い、旅館や家屋が被災している状況を見させていただきました。地区の中央にある松岳寺も本堂に泥水が流れ込み大きな被害を受けていました。

続いて、村上市に移動し、荒川頭首工付近で国道113号とJR米坂線が約1km近く山腹崩壊で一時通行止めとなっていた区間を視察しました。国土交通省の松平新潟国道事務所長の説明では、24時間体制で応急対応を行った結果、現在、片側交互通行で通行できるようになったとのことでした。113号は山形と新潟を結ぶ重要な幹線で、同行いただいた村上市の忠副市長からも感謝の言葉をいただきました。
次に、広域的に浸水被害を受けたJR坂町駅前を視察しました。この地区では時間雨量152mmを記録したとのことでかなりの数の床上浸水が広範囲で発生していました。
続いて、最も大きな被害の出た小岩内地区に伺いました。この地区では、土石流によって家屋が多数倒壊するなど深刻な被害が出ていました。なお、現場では地元の内山組が24時間体制で土砂や流木の撤去作業を行っていました。地元の区長さんや内山組の小野塚土木部長からも説明を受け、深刻な被害の状況を確認しました。なお、ここでは的確な避難活動によって被害を最小化することができたと伺いました。
その後、村上市役所に伺い、髙橋市長から被災状況の説明を受けました。ご地元の斎藤洋明衆議院議員、小野県議会議員をはじめ村上市災害対策本部の皆様などからも、浸水による全壊半壊の判定や激甚災害指定についてご要望をいただきました。
関川村と村上市の災害現場をご案内いただきました新潟県建設業協会村上支部の松山支部長、鷲尾副支部長、横井前支部長に感謝を申し上げます。

8月22日(月)、沖縄県に伺い、沖縄県建設産業団体連合会の役員会に、8月25日公示の沖縄県知事選挙に立候補予定のサキマ淳候補予定者とともに出席し、建産連所属の各団体の幹部の皆様とともにサキマ淳候補予定者の激励のため頑張ろう三唱をさせていただきました。
その後、私から参議院選挙の報告と今後の取り組むべき課題について意見交換させていただきました。

それに先立ち、沖縄しまたて協会の金城専務理事等、沖縄県トラック協会の新城副会長・伊是名副会長等、沖縄県磁気探査協会の大城事務局長等の3ヶ所に伺い、ご挨拶をさせていただきました。
沖縄総合事務局OBの比嘉さんにご同行いただきました。

続いて、金秀ホールディングスの呉屋守将会長、呉屋守孝副会長、金秀建設の上地社長をはじめ金秀グループの幹部の皆さんと那覇市内の本社でお会いし、ご挨拶をさせていただきました。
その後、西原町の金秀建設と金秀鉄工に伺い大城社長など幹部の皆さんにご挨拶をさせていただき、次に金秀アルミ工業の呉屋社長など幹部の皆さん、続いて金秀鋼材の島袋社長など幹部の皆さんを訪ね、ご挨拶をさせていただきました、 
なお、沖縄総合事務局OBの比嘉さん、宮地エンジニアリンググループの青田社長にご同行いただきました。

8月23日(火)、㈱第一三興建設に伺い、山城社長はじめ社員の皆様にご挨拶をさせていただきました。
続いて、サキマ淳沖縄県知事選挙候補予定者の事務所に、沖縄県建設業協会の津波会長、新里副会長、源河専務理事とともに激励に伺い、事務所の皆様にご挨拶をさせていただきました。
沖縄総合事務局OBの比嘉さんにご同行いただきました。ありがとうございました。

その後、那覇空港から高松空港に移動し、8月28日(日)投開票の香川県知事選挙に向けて開催された自民党香川県連主催の「池田とよひと総決起大会」に、ご地元の平井卓也衆議院議員、磯﨑仁彦参議院議員、三宅伸吾参議院議員と佐藤信秋参議院議員とともに出席し、応援のご挨拶をさせていただきました。
同じ国土交通省の技術屋の池田とよひとさんのために、多くの皆さんにご参加いただき、大いに盛り上がりました。ありがとうございました。