足立としゆき夢だより【第237号】をお届けします
皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。
8月3日(水)、第209回臨時国会が3日間の会期で始まりました。
本国会では、3年間務められた山東昭子議長にかわり、新たな議長に尾辻秀久先生が、参議院本会議で「無名投票」という方法で選出されました。その方法は、点呼に応じて、自分の名前の書かれた白い木札と、候補者の名前を書き込んだ投票用紙を持参して議長席前の壇上に順次上がり、投票するものです。
なお、3日は朝から、新人議員の皆さんの初登院がありました。普段は通れない国会の正面玄関から登院するもので、私もせっかくの機会ですので、当事務所の秘書さん達と一緒に、国会正門から国会の正面玄関を通り、登院させていただきました。
私も、決意を新たに「建設産業の再生」のため全力で頑張ることをお誓いいたしました。
なお、午後からは自民党本部で両院議員総会が開催され、岸田文雄総理・総裁や茂木敏充幹事長からご挨拶があり、続いて今回の参議院議員選挙で当選された新人議員の紹介がありました。
また、午後3時からは開会式が開催され、コロナの影響で式典には参加できませんでしたが、国会議事堂の前庭で天皇陛下のお出迎えとお見送りをさせていただきました。あいにく、突然の雷雨に見舞われましたが、無事にご送迎をさせていただきました。
なお、第209回臨時国会は、8月5日(金)に3日間の会期を終え、閉会いたしました。
ところで、8月9日(火)、自民党災害対策特別委員会の事務局次長として、8月はじめの大雨による被害状況の調査に、委員長の武田良太衆議院議員、事務局長の勝俣孝明衆議院議員とともに、石川県、福井県に伺いました。
まず、小松空港経由で小松市役所に伺い、宮橋市長はじめ災害対策本部の皆様から被害状況と対応状況についてご説明をいただきました。ご地元の佐々木紀衆議院議員にもご同席いただきました。
その後、宮橋市長のご案内で小松市中海町地区の浸水被害の状況を視察しました。現地は、一級河川の梯川(かけはしがわ)と支川の滓上川(かすかみかわ)の合流地点付近で、浸水時には2m近く浸水しており、自衛隊、消防、警察等のボートで21名が救出されたとのことです。現地では、浸水した住宅地で住民の皆様、地元の建設業の皆様、ボランティアの皆様により復旧活動が行われていました。なお、石川県建設業協会の吉光小松能美建設業協会長が現地の応急復旧作業の指揮をとっておられ、お話を伺うことが出来ました。その頑張りには、頭が下がりました。
次に、山間部の中ノ峠町地区に伺い、住宅への浸水や土石流により住宅が損壊している被災地を視察しました。集落の中を流れている滓上川(かすかみかわ)が、土石流で埋塞し流れが悪くなり、両側の住宅に浸水や土砂が流れ込み全壊、半壊の住宅もありました。現地では、地元の建設業の方々が河川に堆積している土砂の撤去作業を全力で進めていました。
最後に、災害ごみの仮置き場を視察しました。場所は郊外の小松ドームの駐車場で、持ち込まれた災害ごみがきれいに分別され集積されていました。
なお、ここまで宮橋小松市長にご案内をいただきました。心から感謝を申し上げます。
続いて、福井県庁に伺い、杉本県知事や高橋土木部長から、大きな被害が出ているJR北陸本線、北陸自動車道、国道8号などの被災状況と対応状況についてご説明をいただきました。ご地元の高木毅衆議院議員、山崎正昭参議院議員も同席されました。なお、意見交換の中で、私からは福井県北部の嶺北地方と南部の嶺南地方を結ぶ重要な交通ネットワークの強靱化を強くお願いしました。
その後、南越前町に移動し、岩倉町長から通行止めなど大きな被害を生じているJR北陸本線、北陸自動車道、国道8号などの被害状況や、水害・土砂災害の著しい鹿蒜川(かひるかわ)の被災状況と対応状況についてご説明をいただきました。ご地元の高木毅衆議院議員、山崎正昭参議院議員も同席されました。
その後、岩倉市長のご案内で鹿蒜川流域を視察しました。谷いっぱい洪水が流れた模様で、河岸の浸食が著しく、住宅や橋梁にも大きな被害が出ていました。また、水田にも大量の土砂が流入しており、復旧・復興には国の支援が不可欠と考えられました。
なお、現地ではTEC-FORCEとして国土交通省から派遣されている近畿地方整備局足羽川ダム工事事務所の伊藤副所長とお話をすることができました。
その他、最近の動向について報告します。
【国会の動き】
8月3日(水)から5日(金)の3日間、第209回臨時国会が開会され、本会議や国土交通委員会、災害対策特別委員会、決算委員会などに出席しました。
【自民党の動き】
8月3日(水)、自民党の国土強靱化推進本部が開催され、内閣府から今後の取り組みについて報告がありました。私からは、当選のご報告と、秋の大型補正予算の編成をお願いしました。
8月5日(金)、党本部で自民党の災害対策特別委員会が開催され、今回の大雨による山形県、新潟県、石川県、福井県などの被害について内閣府から説明があり、意見交換を行いました。私からは次のとおり意見を述べました。
① 雨の量が多い割には被害がさほど大きくなかったように考えられるが、防災・減災、国土強靭化の取り組みを進めてきたことが効果を発揮したと考えられるので、その効果を分析し評価すること
② 人的被害が最小限にとどまっているのは、避難に関する問題がなかったということであり、良かった点を分析評価すること
その他、特別総会、責任ある積極財政を推進する議員連盟、宏池会例会などに出席しました。
【地方の動き】
7月28日(木)、和歌山県の南紀白浜空港から冨安県議、早田さんのご案内で田辺市の紀南建設業協同組合に伺い、冨安県議、鈴木県議に同席いただき、泉理事長はじめ役員の皆様と測量設計業の皆様にお集まりいただき、意見交換をさせていただきました。
次に、日高川町に伺い、冨安県議にご同席いただき、久留米町長、小早川副町長、熊谷議員にご挨拶をさせていただきました。
次に日高建設業協同組合に伺い、冨安県議、二階俊博事務所の二階俊樹秘書にご同席いただき、三尾理事長はじめ役員の皆様と測量設計業の皆様と意見交換をさせていただきました。
続いて、冨安県議、二階俊樹秘書のご案内で、美浜町の美浜大橋地点で、二級河川の日高川支川西川の河川整備事業の進捗状況を薮内町長、谷町議会議長等にご説明いただきました。近年、浸水被害が頻発しており、河道掘削、堤防整備、根固め工などの施工が行われておりましたが、一日も早い完成が求められます。
次に、冨安県議、二階俊樹秘書のご案内で由良町に伺い、国道42号水越峠の改良工事についてのご要望を山名由良町長から伺いました。急勾配と急カーブの連続の交通の難所で、大雨が降ると通行止めとなるため早期改良を要望されました。
続いて、和歌山市に移動し、自民党和歌山県連合会に伺い、山下県連幹事長、吉井選挙対策局長、冨安副会長、浜口組織委員長と意見交換をしたあと、8月21日投開票の尾花和歌山市長の後援会事務所に伺い、尾花市長に直接お会いして激励をさせていただきました。また、尾花市長に加えて山本市議、中村市議、和歌山市建設業協会の東会長、建築士事務所協会の前田専務理事等とお会いし、意見交換させていただきました。
なお、私は和歌山市内の日進中学校、桐蔭高校の出身です。勘違いされている方が多いのですが、桐蔭高校は旧和歌山中学が前身の県立高校で、神奈川の桐蔭学園や大阪の大阪桐蔭とは全く関係はありませんので、ご承知おきください。
続いて、和歌山県建設業協会、測量設計業協会、建築士事務所協会の幹部の皆様との意見交換会に山下県議、吉井県議、富安県議などの皆さんとともに出席し、選挙のご報告とご挨拶をさせていただきました。ご案内をいただきました中井建設業協会会長、鈴木測量設計業協会会長、尾添建築士事務所協会会長に感謝申し上げます。
8月5日(金)、仙台市に伺い、東北地域づくり協会の渥美理事長をはじめ幹部の皆さんに、選挙のご報告と意見交換をさせていただきました。
8月6日(土)、鳥取空港経由で兵庫北部の豊岡市に伺い、「北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道 早期実現促進大会」に先立ち開催された意見交換会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
意見交換会には、ご地元の谷公一衆議院議員、齋藤元彦兵庫県知事、藤田県議、門間県議、橘県議、沿線市町の関貫豊岡市長、広瀬養父市長、藤岡朝来市長、浜上香美町長、西村新温泉町長らが出席されておられました。
続いて、「北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道 早期実現促進大会」に出席し、末松信介文部科学大臣、谷公一衆議院議員、齋藤元彦知事とともにご挨拶をさせていただきました。
私からは、平成18年7月に近畿地方整備局企画部長として北近畿豊岡自動車道の春日から和田山間が開通し、式典にも出席させていただいたことをご紹介し、さらには私の母が沿線の朝来市和田山町の出身で、ご縁がある旨、お話しをさせていただきました。全線開通に向けて、ご地元のご支援,ご協力はもちろんですが、必要な道路整備予算の確保と国土強靱化5ヶ年加速化対策の更なる推進に向け、全力で取り組むことをお約束させていただきました。
なお、その後渡辺近畿地方整備局長から基調講演があり、結びに大会決議案が採択され終了しました。
会場には、各市町から早期実現を願う関係者がたくさんお集まりで、建設業界からも兵庫県建設業協会の川嶋前会長や中川豊岡支部長、伊藤美方支部長をはじめ関係者に多数お集まりいただきました。ありがとうございました。
なお、豊岡から東京に帰る際に、アクシデントが発生しました
鳥取空港から羽田に帰る予定でしたが、鳥取空港が雷を伴う大雨に見舞われ、搭乗予定便が鳥取空港にたどり着けず、突然欠航となってしまいました
当日中に東京に戻る選択肢は、JR山陰線が止まっていましたので、米子空港に車で移動して羽田に向かうか、JRで鳥取駅から姫路駅に向かい、新幹線に乗り継いで東京に戻るか2つにひとつ。
私は、米子空港からのルートを選択。根拠は、山陰自動車道の整備が進んでいるから。結局、米子空港まで1時間半で到着し、東京に何とか戻ることができました。心配をおかけしましたが、やはり高速道路の整備は大事だと改めて痛感しました。
8月8日(月)、広島空港に国土交通省中国地方整備局OBの藤原さん、新宅さんにお出迎えいただき、広島市内の日建連中国支部の永井支部長はじめ幹部の皆様、建設コンサルタンツ協会中国支部の小田支部長はじめ幹部の皆様、中国地方発注者支援業務等協議会の吉原会長はじめ役員の皆様、広島県建設工業協会の檜山会長をはじめ幹部の皆様、国土交通省中国地方整備局OBで構成する「21世紀の会」の藤原会長はじめ幹部の皆様とそれぞれお会いし、選挙のご報告と意見交換をさせていただきました。