足立としゆき夢だより【第199号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

3月13日(日)、都内で第89回自民党大会が開催され、「参議院選挙候補者紹介」で私も登壇し、岸田文雄自民党総裁からグータッチにより激励をいただきました。改めて身の引き締まる思いで、決意を新たにいたしました。皆さん、よろしくお願いいたします。
なお、それに先立ち、令和4年党運動方針案、党則改正案などが可決決定され、続いて各種表彰が行われ、建設分野からも多数の方々が表彰されました。おめでとうございました。
また、茂木敏充幹事長から、夏の参院選が6月22日公示になるとの発言がありました。ご準備をよろしくお願いいたします。
最後に、岸田総裁から「総裁演説」が行われ、夏の参院選の勝利に向けて、結束を呼びかけられました。
皆さん、よろしくお願いいたします。

党大会に続いて、7月の参議院議員選挙の公認証の交付が行われ、岸田総裁から公認証を手交いただくとともに、暖かい激励のお言葉をいただきました。また、ご列席された麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、遠藤利明選挙対策委員長、関口昌一参議院議員会長、世耕弘成参議院幹事長など幹部の皆さんからも激励のお言葉をいただきました。ありがとうございました。

さて、3月8日(火)と11日(金)、参議院国土交通委員会と災害対策特別委員会において、大臣所信表明演説に対する質疑に立ちました。

3月8日(火)の国土交通委員会では、建設産業における賃上げの取り組みについて国土交通大臣や財務省の見解を問うとともに、新型コロナの建設産業への影響、特に外国人技能実習生への影響、令和3年の災害を踏まえて熱海の土石流による災害復旧状況、事前防災対策や道路のリタンダンシー確保の重要性等を、斉藤鉄夫国土交通大臣をはじめ担当局長等に質問しました。その主な内容は次の通りです。

○建設産業の賃金水準について斉藤国土交通大臣に伺ったところ、「賃金水準は私が勤務していた40年前と比較すると相対的にずいぶん低くなっている。建設業4団体のトップとの意見交換会において、本年はおおむね3%の賃上げ実現を目指して取り組みを進めることを申し合わせたところ」、とのご答弁いただきました。

○賃上げ加点措置に関する総合評価の運用については、財務省主計局の奥次長から、「本制度ができるだけ多くの事業者の方々にとって賃上げ表明を行う一つの契機となることを期待するとともに、今後、実際の運用状況も見ながら、関係者の方々の御意見を伺いつつ適切な制度運用に努めてまいりたい」とのご答弁をいただきました。

○また、国土交通省の廣瀬技術審議官から、「(総合評価の運用について)建設業界の皆様からのご質問にお答えし、ご意見を受け止めるため、本省と地方整備局等に問合せ窓口を設置したところであり、引き続き財務省とも連携して適切な対応に努めてまいりたい」とのご答弁をいただきました。

○建設産業の賃金アップが実効性を持って行われるためには公共事業予算の拡大が不可欠と斉藤大臣に質問したところ、「今後とも、必要かつ十分な公共事業予算の安定的、持続的な確保に全力で取り組んでいきたい。」と力強いご答弁をいただきました。非常に手ごたえのあるご答弁に感謝いたします。

○昨年の異常な長雨による出水について、西日本豪雨に匹敵する雨量であったにもかかわらず、被害が最小限にとどまったことについて井上水管理・国土保全局長に質問したところ、「これまでの治水対策の効果や、防災・減災、国土強靭化の取り組みの効果により被害が減少している」とのご答弁をいただきました。引き続き事前防災の取り組みを進めるようお願いいしたいと思います。

○また、昨年9月の水害で甚大な被害を受けた青森県むつ市の国道279号について、地元から要望の強いバイパス整備を進めるよう村山道路局長に要請したところ、「県が検討会を立ち上げ具体的な検討に着手していく予定と聞いており、適切に支援を行ってまいります」との答弁をいただきました。

なお、総合評価の賃上げ加点については、皆さまから様々な懸念の声を伺っていましたが、今回のご答弁で皆様にも、安心いただけたのではないかと思います。前向きな取り組みをしていただくよう重ねてお願い申し上げます。

続きまして、3月11日(金)、災害対策特別委員会では、「3.11伝承ロード」など震災の記憶の伝承の重要性を二之湯智防災担当大臣に訴えるとともに、大雪に対する建設業の除雪工事の取り組みや、地球温暖化による気候変動に伴う豪雨災害拡大の懸念など、二之湯防災担当大臣をはじめ関係局長に質問しました。その主な内容は以下の通りです。

○東日本大震災の記憶や教訓の伝承が図られるよう「3.11伝承ロード」などの取り組みへの支援を二之湯防災担当大臣にお願いしました。大臣からは、「地域に根差した震災の記憶の伝承の取組を支えるよう、しっかりと国と自治体、地元が連携して国民の防災意識の向上を図ってまいりたい」とお答えいただきました。

○豪雪の問題について、岐阜県の高山市や白川村、兵庫県の朝来市、京都府の福知山市など各地で除雪費が増額となって苦労しているため、総務省、国土交通省に自治体に対する除雪費への支援をお願いし、総務省から、「特別交付税の追加配分を行う」、国土交通省から「除雪費の追加配分を行う」との前向きな答弁をいただきました。

○直轄の除雪工事の発注について、稼働率や待機の問題があり、採算性が悪いとの声を紹介し、廣瀬技術審議官に積算上の改善を求めたところ、「これまでに、除雪機械の貸与、待機費用の歩掛かり改定、除雪世話役の増員、除雪の固定経費の改定などに対応してきているところですが、今後とも除雪作業の実態把握に努め、適切に取り組んでいきます」とのご答弁をいただきました。

○新千歳空港のようなコンセッション方式で民間管理をしている空港について、災害規模の豪雪やコロナ対応など民間の手に負えない事態が発生した場合に国からの支援を航空局にお願いし、「コンセッション契約の事業期間の延長、運営権対価分割金の年度越え猶予、空港施設の整備に対する無利子貸付け、感染防止対策のための施設整備に対する補助などの対応をしていきます」との答弁をいただきました。

○また、地すべりで変状した富山県氷見市熊無地区の国道415号について、地元から要望の強いバイパス整備を進めるよう村山道路局長に要請したところ、「国交省、石川県、富山県、羽咋市、氷見市により構成される勉強会を設置し、道路交通の現状と課題を整理したうえで、関係自治体と連携して、対策の具体化を進めていきます」との答弁をいただきました。

その他、最近の動向は次の通りです。

【国会の動き】

参議院本会議、国土交通委員会、災害対策特別委員会等に出席するとともに、議員運営委員会に差替で出席しました。

【自民党の動き】

2月27日(日)、自由民主党佐賀県連に伺い、私の後援会長で元参議院議員の陣内孝雄先生、久保建産連副会長にも合流いただき、留守県連会長、中倉県連副会長、藤木県議会議長、向門県連幹事長、木原県議、石倉県議会議員団長、土井県議と意見交換をさせていただきました。なお、石倉県議からは、令和元年9月と昨年8月の豪雨により内水氾濫を生じた六角川や支川牛津川の河川整備についてご要望をいただきました。

3月13日(日)、冒頭でご紹介させていただきましたが、都内で第89回自民党大会や参議院議員選挙の公認証の交付が行われ出席しました。

その他、議員総会、宏池会例会、有隣会勉強会、責任ある積極財政を推進する議員連盟等にリモートを含め出席しました。

【都内の動き】

3月3日(木)、建設コンサルタンツ協会関東支部総会の合間の時間をいただき、国政報告をさせていただきました。重永関東支部長、野崎協会会長をはじめ幹部の皆さんに感謝申し上げます。
総合評価における賃上げ評価、労務単価・技術者単価の引き上げ、一般管理費率等の引き上げ等、最近の話題をもとに皆さんと意見交換を行いました。

3月9日(水)、全国管工機材商業連合会の理事会で、橋本理事長のご配慮で役員の皆さんやWEBで参加されている皆さんに国政報告をさせていただきました。

3月10日(木)、建設技術研究所の本社を訪問させていただき、中村社長、村田会長、名波東京本社長のご配慮で、「魅力ある建設産業」に関する意見交換会をさせていただきました。
中村社長からご挨拶と丁寧なご紹介をいただき、鈴木管理本部長から「魅力ある建設産業に向けた取り組み」のご紹介ののち、「建設産業にとって大切な量の確保と質の確保」と題して最近の賃上げに向けた取り組みを含めお話しをさせていただきました。
新型コロナ感染対策に配慮して、本社の会議室に20名、オンラインで支店やグループ会社と約500名に繋いでお話しをさせていただきました。ご準備いただいた名波東京本社長はじめ関係の皆さんに感謝を申し上げます。

【地方の動き】

《京都府知事選に向けた動き》

3月5日(土)、西脇隆俊京都府知事の再選に向けて開催されました「活力ある京都をつくる総決起大会」に出席し、ご紹介をいただきました。この会は、超党派の議員が参加して行われており、西田昌司参議院議員、福山哲郎参議院議員、前原誠司衆議院議員からご挨拶をいただきました。
西脇知事とは建設省・国土交通省の同期入省で、優れた政治手腕を評価して「日本一の知事」と考えています。西脇知事の再選に向け、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

《各県における動き》

(佐賀県)

2月27日(日)、佐賀空港に佐賀県建設業協会の松尾会長にお迎えいただき、自由民主党佐賀県連に伺ったあとに、佐賀県建産連傘下の道路用コンクリート製品工業会の山下理事長、建築士事務所協会の大家副会長、電業協会の栗田会長と古賀副会長、鉄構工業会の石丸理事長にお集まりいただき、意見交換を行いました。
皆さんから、最低制限価格の引き上げや、若手の入職促進のための資格要件の緩和、建設資材の高騰対策などについてご意見をいただきました。

翌2月28日(月)、松尾会長にご案内いただき、松尾建設(株)の朝礼会で、社員の皆さんにご挨拶をさせていただきました。若い方々が多く、感激しました。

続いて、ご地元の福岡資麿参議院議員と私の後援会長の陣内先生に合流いただき、佐賀県建設業協会の佐賀支部・小城支部と建産連により佐賀市内で国政報告会を開催していただきました。
会の冒頭で野田佐賀支部長と下村小城支部長から福岡先生と私に推薦状を手交いただき、続いて松尾会長、陣内先生からご挨拶をいただき、福岡先生に続いて私から国政報告をさせていただきました。結びに、県土木のOB会である建友会の吉田さんからご挨拶をいただきました。

次に、武雄市で杵島支部・藤津支部と建産連により国政報告会を開催していただきました。会の冒頭で、山崎杵島支部長と栗山藤津支部長から福岡先生と私に推薦状を手交いただき、続いて松尾会長、陣内先生からご挨拶をいただき、福岡先生に続いて私から国政報告をさせていただきました。結びに、県土木のOB会である建友会の山下さんからご挨拶をいただきました。
なお、国政報告会の後、小松武雄市長が駆けつけて来られ、激励をいただきました。

続いて、唐津市で佐賀県建設業協会の唐津支部・伊万支部と建産連により国政報告会を開催していただきました。会の冒頭で、岩本唐津支部長と吉永伊万里支部長から福岡先生と私に推薦状を手交いただき、続いて松尾会長、陣内先生からご挨拶をいただき、福岡先生に続いて私から国政報告をさせていただきました。結びに県土木のOB会である県友会の小渕さんからご挨拶をいただきました。
次に、神埼市で神埼支部・鳥栖支部と建産連により国政報告会を開催していただきました。
会の冒頭で牟田神埼支部長と栗山鳥栖支部長から福岡先生と私に推薦状を手交していただき、続いて松本神埼市長、松尾会長、陣内先生にご挨拶をいただき、福岡先生に続いて私から国政報告をさせていただきました。結びに、県土木のOB会である建友会の原さんからご挨拶をいただきました。

なお、各会場にご参加いただきました建産連の久保副会長をはじめ県電業協会、県生コンクリート工業組合、県鉄鋼特約店組合、県造園建設業協会、県石材工業協同組合、県管工事協同組合連合会、県道路用コンクリート製品工業組合、県鉄構工業会、県塗装工業会、県建築士事務所協会の各地の代表者の皆さん、国土交通省OBの森川さん、黒岩さん、足立さん、日名子さん、松室さん、永松さん、光武さん、山口さん、福山さん、さらに県土木OBの原さん、山下さん、小渕さん、吉田さん、前田さん、池田さん、山口さん、松本さん、杉野さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
なお、コロナ禍の中、万全を期してご準備をいただきました建設産業協会の山崎専務理事をはじめ各協会の職員の皆さんに心から感謝を申し上げます。

(香川県)
3月7日(月)、香川県高松市の香川県建設業協会に伺い、森田会長と河井専務理事にご挨拶させていただきました。ご同行いただきました国土交通省OBの山地さん、山田さん、泉さん、ありがとうございました。

続いて、国土交通省四国地方整備局に対する四国連合警備業協同組合の要望活動会に山本有二衆議院議員とともに同席し、牛田代表理事からの要望について意見交換を行いました。前回の選挙の際にも大変お世話になりました前高知市議の濱川総一郎先生と中沢はま子先生にもご同席いただくとともに、海治市議にもご出席いただきました。
続いて、四国連合警備業協同組合主催で講演会を開催いただき、山本有二先生のご挨拶に続き、私から国政報告をさせていただきました。結びに、警備業協同組合の松村理事のご発声のガンバロー・コールで激励をいただきました。

《その他の動き》

3月5日(土)、京都市で住宅生産団体連合会の小田副会長のご配慮で「住宅施策情報連絡会議」を開催いただき、住宅関連企業の皆さんと意見交換をさせていただきました。

また、3月7日(月)、高松市で住宅生産団体連合会の小田副会長のご配慮で「住宅施策情報連絡会」を開催いただき、住宅関連企業の皆さんと、意見交換をさせていただきました。
なお、いずれの会議でも住宅ローン減税など施策実現までの取り組みをご紹介するとともに、職人や若手の育成をどうするか、リフォームを活性化させる施策をどう進めるかなど議論させていただき、皆さんの問題意識がよく理解できました。

3月12日(土)、水資源機構が建設中の思川開発事業の南摩ダムの「定礎式」が栃木県鹿沼市で開催されました。
ご地元の佐藤勉衆議院議員、上野通子参議院議員、高橋克法参議院議員をはじめとする国会議員の先生方、福田栃木県知事、佐藤鹿沼市長、金尾水資源機構理事長らとともに出席し、お祝いのご挨拶をさせていただくとともに、「斎鏝(いみごて)の儀」、さらには「くす玉開披」を執り行わせていただきました。
このダムは、私が建設省・国土交通省で勤務した際に、たびたび担当した重要なプロジェクトで、古くは昭和59年の建設事業の着手にあたり河川局開発課の企画調整係長として担当して以来の関わりで、河川計画課長の際には利根川水系河川整備基本方針を策定し改めてこのダムを位置付け、退官直後には検証の結果「継続」が決定されるなど、とてもご縁の深いダムで、定礎を迎え、大変感慨深いものがありました。

このダムは、コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)という珍しいダム構造で、ダム本体工事で本格的に採用するのは日本では初めてのこととなります。
定礎の式典では、水資源機構や施工者である大成建設の職員の皆さんが、恒例の法被姿で定礎の石を運び込み、定礎の石を鎮定したブロックにコンクリートを打設する「埋納の儀」では、完全自動運転の無人のダンプトラックとブルトーザーで土砂を搬入し、敷きならすという世界でも例のないDXを駆使した最先端技術を活用した取り組みが行われました。今後の本格的なダム工事の進行が大いに期待されるところですので、ぜひ、皆さんも視察に足を運んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【建設分野のトピックス】

○総合評価落札方式における賃上げを実施する企業に対する加点措置について

3月16日(水)、国土交通省がこれまでに本件について寄せられたご質問の回答をまとめて、Q&Aとして整理し、公表しました。
 今まで議論された疑問点が、全て網羅されております。企業の皆さまの疑問点を解消していただき、積極的に賃上げの取り組みにご参加いただければ幸いです。
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。
https://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000101.html