参議院国土交通委員会-所信表明演説に対する質疑-
3月8日(火)、参議院国土交通委員会で、斉藤鉄夫国土交通大臣の所信表明演説に対する質疑に立ちました。
大臣に建設産業の賃金水準について伺ったところ、「賃金水準は相対的にずいぶん低くなっている。建設業4団体のトップとの意見交換会において、本年はおおむね3%の賃上げ実現を目指して取組を進める」、とのご答弁いただきました。
また、建設産業の賃金アップが実効性を持って行われるためには公共事業予算の拡大が不可欠と質問したところ、大臣から「今後とも、必要かつ十分な公共事業予算の安定的、持続的な確保に全力で取り組んでいきたい。」と力強いご答弁をいただきました。非常に手ごたえのあるご答弁に感謝いたします。
一方、賃上げ加点措置に関する総合評価の運用について、財務省主計局の奥次長から、「本制度ができるだけ多くの事業者の方々にとって賃上げ表明を行う一つの契機となることを期待するとともに、今後、実際の運用状況も見ながら、関係者の方々の御意見を伺いつつ適切な制度運用に努めてまいりたい」とのご回答いただきました。また、国土交通省の廣瀬技術審議官から、「(総合評価の運用について)建設業界の皆様からの御質問にお答えし、御意見を受け止めるため、本省と地方整備局等に問合せ窓口を設置したところであり、引き続き財務省とも連携して適切な対応に努めてまいります。賃上げの実現に向け、国土交通省としても引き続き適正な予定価格での発注等に取り組んでまいります。」とのご答弁をいただきました。皆様にも、安心いただけるご答弁をいただけたのではないかと思いますので、宜しくお願いいたします。
なお、下記のサイトより視聴できますので、是非ご覧ください。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
(収録されていますので、いつでも視聴可能です。)