足立としゆき夢だより【第124号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

6月26日(水) 、第198回国会が150日間の会期を終え、閉会しました。
今国会では、平成30年度に比較して2割増の令和元年度予算の確保、品確法など新・担い手三法の成立など、建設分野にとりまして大きな成果をあげることができました。ご支援をいただいた皆様のご期待に何とか応えることができまして、今回改選期を迎える佐藤信秋先生ともども喜んでおります。ありがとうございました。

さて、最近の動向をご紹介します。

【国会関係】

国会の会期末を控え、6月19日(水)、衆議院の第1委員会室で安倍晋三総理と立憲民主党の枝野幸男代表など野党の4党首により党首討論が行われ、年金制度等について議論が行われました。私も、衆参両院議員の先生方とともに陪席し、熱い議論を目の当たりにしました。

20日(木)、野党から参議院議長あてに金子原二郎予算委員長の解任決議案と麻生太郎財務大臣の問責決議案が提出されました。これを受けて、議院運営委員会理事会を開催し、21日(金)の本会議で採決することを決定し、続いて21日の本会議で両案を与党などの反対多数で否決しました。

その後、21日午後には安倍晋三総理に対する問責決議案が提出されましたので、24日(月)午後に本会議を開催し採決を行うこととし、与党などの反対多数で否決しました。

25日(火)には、内閣不信任案が提出され、同日の衆議院本会議で与党などの反対多数で否決をいたしました。私も衆議院本会議場に足を運び、その雰囲気を経験させていただきました。長々と反対の趣旨説明を続ける野党議員に正直なところ違和感を感じました。

最終日には、本会議散会後、議院運営委員会室に安倍晋三総理がお越しになり、お礼のご挨拶をいただきました。なお、参議院自民党の議員総会の場にも総理がお越しになり、お礼のご挨拶をされるとともに、参議院選挙の必勝に向け檄を飛ばされました。

その他、国会関係では、本会議、議院運営委員会やその理事会、国土交通委員会に出席した他、差し替えで環境委員会、経済産業委員会、内閣委員会等に出席しました。

【自民党関係】

6月13日(木)、生コン議連の需要開拓小委員会勉強会に出席し、道路のコンクリート舗装の推進と、コンクリート舗装とアスファルト舗装を合体させた「コンポジット舗装」の推進について意見を申し上げました。

18日(火)、水力発電議連役員会に林幹雄衆議院議員、谷公一衆議院議員などの先生とともに出席し、議員立法の方向性について議論をいたしました。

その他、自民党の国会対策委員会の正副委員長会議や全体会議、議員総会、執行部会、宏池会例会などに出席しました。

【参議院議員選挙関係】

6月24日(月) 、参議院本会議終了後、福島県南会津町で開催された「森まさこ南会津総決起大会」に菅家一郎衆議院議員とともに駆けつけ、今回福島地方区で改選の森まさこ参議院議員への激励のご挨拶と、今回比例で改選を迎える大先輩の佐藤信秋参議院議員への応援のお願いをさせていただきました。
会場には150名を超える方々が詰めかけましたが、8割は建設関連産業の皆さんで、大いに盛り上がりました。

27日(木)、自民党本部で参議院選挙に向け都連選対本部の開所式・看板かけが行われ、同期の朝日健太郎参議院議員、徳茂雅之参議院議員をはじめ多くの先生とともに出席し、皆さんと思いを込めてガンバローコールを行いました。

【都内の催し】

6月10日(月)、「潜在自然植生を用いた自然林再生技術指針委員会」に出席し、宮ヶ瀬ダムの原石山の植生復元にあたり横浜国大の宮脇昭名誉教授にご指導いただいた潜在植生のポット苗を使用した自然再生手法の指針化に向け、思いを述べさせていただきました。
続いて、全国管工機材商業連合会の総会後の意見交換会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
さらに、京都府市議会議長会北部ブロック懇談会に、二之湯智参議院議員、西田昌司参議院議員、本田太郎衆議院議員とともに出席し、ご挨拶をさせていただくとともに意見交換をさせていただきました。

11日(火)、日本建設機械施工協会の創立70周年記念祝賀会に出席して、お祝いのご挨拶をさせていただきました。
続いて、「社会資本整備を考える首長の会」に出席し、相馬市の立谷市長をはじめ市町村長の皆さんにご挨拶をさせていただきました。

12日(水)、平成23年頃、地方分権の動きの中で整備局廃止論が注目を集めたことを受けて地方の首長により組織された「地方を守る会」総会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
続いて「関東ダム会」の総会に出席するとともに、懇談会にも参加させていただきました。さらに、日本砂利協会総会・懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

13日(木)、建設産業専門団体連合会通常総会懇親会、日本技術士会総会懇親会に出席し、それぞれご挨拶をさせていただきました。

18日(火)、日本補償コンサルタント協会通常総会懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

20日(木)、全国さく井協会総会懇親会に脇雅史前参議院議員とともに出席しご挨拶をさせていただきました。
続いて、全国生コンクリート工業組合連合会通常総会懇親会に、山本有二衆議院議員などたくさんの先生方とともに出席し、ご挨拶させていただきました。

26日 (水)、日本建築士事務所協会定時総会懇親会に議連会長の額賀福志郎衆議院議員をはじめたくさんの自民党の先生とともに出席し、ご紹介をいただきました。

【地方の催し】

6月15日(土)、北海道むかわ町で開催された「鵡川・沙流川合同総合水防演習」に出席し、演習を視察させていただくとともに、開会式で一言ご挨拶をさせていただきました。
自衛隊や警察、消防、TEC-FORCEなどの実動部隊とともに、建設業協会、コンサルタント協会、土木コンクリートブロック協会の皆さんも参加され、実践的な訓練が行われました。なお、今回も北海道開発局OBの鈴木さんにご案内いただきました。ありがとうございました。

水防演習に続いて、昨年9月の北海道胆振東部地震で震度6強の揺れに見舞われ被災した「むかわ町」の復興状況の視察に伺いました。倒壊した商店が続出した商店街が着実に再生されていることに感激をいたしました。
続いて、震度7の揺れに見舞われ、おびただしい数の斜面崩壊を生じて大きな被害を受けた厚真町の復興状況の視察に伺いました。大きな被害を受けた吉野地区、浄水場が被災した富里地区、河道閉塞個所、そして土砂崩壊により大規模な天然ダムが発生しており直轄で対策に取り組んでいる河道閉塞個所などを視察しました。なお、斜面崩壊の復旧は、なかなか厳しいということがよくわかりました。

なお、羽田から千歳に向かう飛行機の右側の窓から、北海道胆振東部地震の被災地が見えました。おびただしい数の斜面崩壊箇所や、犠牲者の多かった吉野地区、浄水場のあった富里地区、被害を免れた厚幌ダムなどが見え、惨状が手に取るようにわかりました。

また、厚真町ではちょうど「田舎まつり」の最中で、町長の陣頭指揮で町民あげて踊りをおどっておられ、大変賑わっていました。北海道開発局の直轄砂防の事務所の皆さんも、背中に「砂防」と書いたハッピを着て参加して頑張っていました。胸が熱くなりました。

16日(日)、岡山県倉敷市で開催された「小田川合流点付替え工事 着工式」に大塚高司国土交通副大臣、加藤勝信自民党総務会長、伊原木岡山県知事、伊東倉敷市長をはじめ地元の皆さんとともに出席させていただきました。
参議院からは、元岡山県知事の石井正弘議員、同期の小野田紀美議員とともに出席し、壇上で一言ご挨拶をさせていただくとともに、鍬入れを執り行わせていただきました。
この工事は、昨年の西日本豪雨災害で被災した倉敷市真備町の復旧復興に不可欠な事業であり、早期完成が期待されます。
式典では、施工を担当する建設会社の担当の皆さんが紹介されました。珍しいことですが、素晴らしいことだと思います。他の式典でもぜひ参考にしていただきたいと思います。
なお、現地へのご案内は、岡山県建設業協会の大前専務、協会長の会社の荒木組から小坂田さんにお願いしました。ありがとうございました。
なお、「小田川合流点付替え工事 着工式」のあと、岡山県建設業協会の本多副会長、堀井備中県民局建設部長等に、西日本豪雨で被災した小田川や支川の末政川、高馬川などにご案内をいただき、復旧復興状況を見させていただきました。一歩一歩進んでいるというのが実感でした。ありがとうございました。

17日(月)、東北建設業協会連合会通常総会懇親会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。

21日(金)、高知県梼原町に伺い、権限代行で四国地方整備局が施工した地芳トンネルの建設などを通じ、梼原町と関係の深い整備局OB皆さんとの意見交換会に、参議院本会議の関係で遅れての参加となりましたが、吉田町長や矢野前町長も参加され、大いに盛り上がりました。

なお、翌日2週間前に伺った高知県梼原町の図書館に、再び伺いました。建築家の隈研吾さんの設計ですので、木をふんだんに使った素晴らしい建築物です。館内には隈先生のコーナーを発見しました。私たちが昨年出版した「激甚化する水害」もありました。ありがとうございます。
なお、その他、フィギュアで有名な海洋堂のジオラマを展示したコーナーがいくつもあり、図書館のキャラクターの「くもっぴー」も海洋堂でした。また、本格的なボルダリング用の壁が設置されていたほか、隠し部屋のようなスペースもありました。いずれにしてもワクワクする図書館です。これがあるだけで、その町に住んでみたくなるような図書館ですので、皆さんもぜひ一度伺って見てください。

22日(土)、上方の講談師「旭堂南陵」先生の古希兼芸人50年記念兼「辞典にない大阪弁」出版を記念して、桂文枝師匠や西川きよし先生が発起人となって『南陵めでたづくしパーティー』が、大阪市内のホテルで開催されました
私も、ご地元の北側一雄衆議院議員、中山泰秀衆議院議員などの国会議員先生とともにお招きをいただき、先生の「友人」ということでご紹介をいただきました。
南陵先生は、私の生まれた兵庫県西宮市にお住まいで、本名の西野康雄として平成元年から1期、社会党の参議院議員を務められました。
大学で農業水利などを学ばれたこともあって、当時長良川河口堰などのプロジェクトに大いに関心を持たれましたので、それ以来30年近くお付き合いをさせていただいています。
かつて私が所長を務めていた宮ヶ瀬ダムにも、同僚議員を誘ってわざわざ足を運んでいただいたこともありました。ありがとうございました。

23日(日)、兵庫県豊岡市で円山川中郷(なかのごう)遊水地整備事業の起工式が開催され、ご地元の衆議院国土交通委員長の谷公一衆議院議員、参議院議院運営委員長の末松信介参議院議員、荒木兵庫県副知事、中貝豊岡市長、塚原水管理・国土保全局長、黒川近畿地方整備局長らとともに出席して、ご挨拶と鍬入れを執り行わせていただきました。
私は、母が円山川流域の兵庫県朝来市和田山町の生まれで、私自身も平成16年の円山川の大水害の際に近畿地方整備局の企画部長として、災害対応を担当いたしましたので、今回の着工式には非常に感慨深いものがありました。
地球温暖化に伴い激甚化する水害に備えるためにも、早期完成に向け関係者が一致協力していかなければならないと思いますので、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。
なお、i-Constructionで現場施工を担当する地元の西山工務店の皆さんにはぜひ頑張っていただきたいと思います。
また、起工式に先立ち、遊水池の現地を視察しましたが、その際、中貝豊岡市長とばったりお会いしました。市長は大学が同じで、母同士も女学校で同級生でした。改めて何かご縁を感じました。
起工式の後は、谷公一衆議院議員、末松信介参議院議員、塚原水管理・国土保全局長、黒川近畿地方整備局長らとともに、兵庫県の荒木副知事からの予算確保等に関する要望会に出席させていただきました。しっかり期待に応えていきたいと思います。
なお、現地の案内も西山工務店の藤本さんにお願いをしました。ありがとうございました。

【建設分野のトピックス】

6月24日(月)、今国会で私がその成立に貢献した「新・担い手三法」の説明会が、国土交通省により7月11日~8月8日に全国10地方で開催されることが発表されました。
著しく短い工期による請負契約の締結禁止や施工時期の平準化の促進などの改正について、公共発注者や建設業者団体などを対象に周知を図ることとしています。
改正品確法は6月14日の公布と同日に施行され、改正建業法と改正入契法は一部を除き1年半以内の施行となっています。新・担い手三法の趣旨が徹底され、建設業の働き方改革、建設現場の生産性向上が促進されることを、法改正に関係した者として期待しています。

皆さん、引き続き、ご協力をよろしくお願い申し上げます。