足立としゆき夢だより【第91号】をお届けします

皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。

1月22日(月)、東京など関東地方が大雪に見舞われました。建設業関係の皆さんも除雪作業に追われたのではないかと思います。お疲れさまでした。
さて、今回の大雪により、鉄道の結節点で大きな混雑を生じたり、高速道路での立往生を生ずるなど今後の課題も明らかになりましたが、全般的には早めの対応が功を奏したのではないかと思っています。今後も、災害の被害最小化のため未然に手を打つ「タイムライン」の考え方を参考に、対応の充実を図っていただければと思います。

一方、1月23日(火)、突然、群馬県の本白根山が噴火しました。残念ながら犠牲者も出てしまいました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げます。なお、白根山系については関係機関で今後の動向をしっかりフォローしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

さて、1月22日(月)、第196回通常国会が召集されました。会期は6月20日まで150日間です。
今国会では、まずは昨年末に閣議決定された平成29年度補正予算案をできるだけ早期に成立させるとともに、平成30年度政府予算案を3月末の年度内に成立させることが、皆さんの期待に応えるため必要です。私も全力で頑張りますので、よろしくお願いいたします。

国会開会の22日(月)ですが、午前中に自民党の国会対策委員会、参議院の議院運営委員会、参議院議員総会に出席した後、議席指定や特別委員会設置を定めるための参議院本会議に出席しました。
続いて、自民党の両院議員総会が開催され、安倍晋三総裁、二階俊博幹事長、橋本聖子参議院議員会長から、国会開会に当たっての決意のご挨拶がありました。
午後には、降り出した雪の中、開会式に出席される天皇陛下を前庭でお迎えしたあと、開会式に出席しました。その後、再び前庭で陛下をお見送りしたあと、関係者で記念写真を撮影しました。
なお、15時40分から再び参議院本会議が開催され、安倍総理大臣による施政方針演説など政府4演説が行われました。

なお、私は京都府連に所属している関係から、超党派の「和装振興議員連盟」にも所属しており、初めて紋付き袴に着替えて開会式に出席しました。「なかなかいい色ですね」とおっしゃる方もおられましたが、とある先輩からは「笑点みたいやな」。お恥ずかしい限りでした。

22日の安倍晋三総理の施政方針演説などを受けて、25、26日に参議院本会議で各党の代表質問がありました。
総理は、自民党の吉田博美参議院幹事長の質問に答え、次のように社会資本整備に言及されました。
「社会資本の整備は、未来への投資により、次の世代に引き渡すしっかりとした資産を形成するものであり、これまでも、地方を含め、我が国の経済成長を支えてきたものと認識しています。
少子高齢化に立ち向かい、生産性向上による経済成長を実現するため、また、一昨日の本白根山の噴火によって改めて認識させられた自然災害が起こりやすい環境にある我が国において、国民の生命と財産を守るため、今後の社会資本整備は、中長期的な見通しの下、効率化を図りながら計画的に推進していくことが必要です。
既存施設やソフト施策の最大限の活用を図りつつ、国土強靱化、防災・減災対策、老朽化対策、国際競争力の強化などの分野について、選択と集中の下、効果が最大限発揮されるよう戦略的な取組を進めていきます。」
安倍総理から直接「計画的に推進する」というようなご発言をいただけたということは、とてもありがたいことですし頼もしい限りです。

ところで、1月21日(日)、自民党京都府連の緊急議員総会が京都市内で開催され、今期で勇退を表明された山田啓二京都府知事の後継者として、復興庁の元事務次官の西脇隆俊さんを、自民党京都府連として推薦することを決定しました。当日は、西脇さんも出席され、ご挨拶がありました。
また27日に自民、公明、民進各党の府組織が、西脇さんの擁立を正式決定したとの報道もありました。
西脇さんは、私と建設省の同期入省で、長らく国土交通省で一緒に仕事をしてきました。行政経験が豊かで、実務面でも優れた手腕を発揮して来られ、人望も厚く明るいお人柄です。私も適任であると大いに期待しています。
なお、京都府知事選挙は、3月22日告示、4月8日投開票の予定です。

【国会関係】
22日(月)に第196回国会(通常国会)が召集され、安倍総理大臣による施政方針演説など政府4演説が行われ、それに対して25、26日に参議院本会議で各党の代表質問が行われました。

【自民党関係】
1月16日(火)、自民党本部において、新年恒例の日本鳶工業連合会による新年木遣りの披露が行われ、自民党本部におごそかに木遣り歌が響き渡りました。
私も高村正彦副総裁、二階俊博幹事長、佐藤信秋参議院議員をはじめ党幹部の皆様とともに立ち会わせていただきました。

23日(火)、自民党の国土交通部会、ITS推進・道路調査会がそれぞれ開催され、道路財特法の国費率かさ上げの継続をはじめとする道路法等の一部改正について道路局長から説明がありました。
私からは、重要物流道路の災害時の啓開や災害復旧の直轄代行制度創設を高く評価するとともに、次年度の圏央道や東海環状等事業への財投投入に関して、NEXCOの発注が増えることに伴って大ロットの発注が増えたり、地元企業への配慮がおろそかにならないよう求めました。道路局長からは、その点についてはNEXCOの社長にもしっかり伝えている旨回答がありました。

24日(水)、自民党の各種委員会や部会、勉強会が開催され、出席しました。
北海道総合振興特別委員会では、私から、一昨年の北海道の豪雨災害を踏まえ、温暖化を考慮した治水対策の早期作成を求めるとともに、ダム事業の推進、高速道路のミッシングリンクの早期解消を求めました。
また、環境部会と環境・温暖化対策調査会等の合同会議では、気候変動に対して適応を進めることの重要性を主張し、適応を進める法制度の早期制定とそれに基づく影響評価の早期実施を求めました。
山本幸三衆議院議員の主催される「アベノミクスを成功させる会」では、公共投資の削減と人口一人当たりGDPの低迷が同調していることを指摘し、財政出動のメインとして公共投資の増額を求める意見を申し上げました。
災害対策特別委員会では、本白根山の噴火の今後の見通しについて質問し、必要に応じて雪崩や火山泥流など最悪の事態を想定した被害予測を行い、場合によってはハザードマップの作成なども検討するよう求めました。

26日(金)、安全保障調査会の勉強会、国土強靱化推進本部が開催され出席しました。

【都内の催し】
1月16日(火)、全国建設産業団体連合会の理事会及び評議委員会に出席して、新年のご挨拶をさせていただきました。
夕方には、全国地質調査業協会連合会の「新年賀詞交換会」、日本補償コンサルタント協会の「新春交礼会」、プレストレスト・コンクリート(PC)建設業協会の「賀詞交歓会」に順次出席して、新年のご挨拶をさせていただきました。

23日(火)、全日本トラック協会の「新年賀詞交歓会」、東京建設工業協同組合の「新春懇親会」にそれぞれ出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。

24日(水)、港湾関係団体の「新春賀詞交歓会」が開催され、多くの国会議員の先生とともに紹介いただきました。

25日(木)、兵庫県朝来市の市議会議員の皆さんと意見交換をさせていただきました。

26日(金)、日本砂利協会関東支部の「新年賀詞交換会」に出席し、新年のご挨拶をさせていただきました。

【地方の催し】
1月17日(水)、山口市に伺い、山口県建設業協会の役員・支部長・常任委員長会の皆さんに、新年のご挨拶を兼ねて国政報告をさせていただきました。

18日(木)、2月4日投開票の沖縄県の名護市長選挙の応援のため、沖縄県に伺いました。
名護市長選挙に向けては、自民党県連推薦の元市議の渡具知武豊(とぐち たけとよ)さんが候補予定者として活動を始めておられます。
沖縄県建設業協会の下地会長など幹部の皆さんとともに後援会事務所2箇所に伺い、激励のご挨拶をさせていただきましたが、たまたま渡具知候補予定者が戻って来られ、ご挨拶をすることができました。ぜひ、頑張っていただきたいものです。
夕方には、沖縄県建設業協会の幹部の皆さんと意見交換をさせていただきました。
なお、19日には測量設計コンサルタンツ協会の池村会長、沖縄県トラック協会の佐次田会長のところにお伺いし、協力のお願いをいたしました。特に、佐次田会長には選挙のたびにお伺いして協力をお願いしており、心から感謝と御礼を申し上げます。

19日(金)、沖縄から伊丹空港経由で福知山市に移動し、福知山建設業協会の米田会長のお声掛けで協会の「新年互礼会」に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
福知山には私の実家があり、福知山建設業協会の皆さんには大変お世話になっております。ありがとうございました。

28日(日)、静岡市で国道1号静清バイパス(清水立体)の起工式が開催され、牧野たかお国土交通副大臣、望月義夫衆議院議員、岩井茂樹参議院議員などの先生方とともに出席して祝辞を述べさせていただくとともに、鍬入れをさせていただきました。
私は、小学校5・6年、中学校1年の時に静岡市に住んでおり、また平成23年7月から1年2ヶ月、中部地方整備局長として静清バイパスの整備も担当していたことからお声をかけていただいたと思います。
式典では、近隣の小学生の絵画や10年後の自分への手紙を収めたタイムカプセルなどが除幕されるなど、素晴らしい記念行事が披露されました。

【建設分野のトピックス】
1月22日(月)などの大雪の際に、群馬県建設業協会がツイッターで発信している災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」の情報に多くの反響が寄せられており、一般市民が道路状況を把握する情報ツールとしても活用されているとのことです。このシステムは、協会の会員企業が災害の発生場所や被災地の写真を報告して情報共有しているもので、協会の公式ツイッターを通じて一般にも公開されており、今回の除雪作業に対しても感謝の声が寄せられているそうで、地域の守り手である地域建設業の役割を知っていただく上でも重要な役割を果たしています。

1月28日(日)に行われた「大阪国際女子マラソン」を奥村組が協賛され、注目を集めました。私も、マラソンのテレビ中継を拝見しましたが、女子マラソンのニュー・ヒロインが誕生した華やかなレースの合間に奥村組をもじった「奥村くみ」という名の女性技術者の奮闘を描いた建設をアピールする奥村組のCMが入り、多くの視聴者の皆さんに建設分野への共感を得られたのではないかと感じました。こうした取り組みを建設分野全体で、地道にかつ幅広く進めていければと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

なお、新年に当たりまして、各方面からたくさん賀詞交換会のご案内をいただきましたが、日程が重なってしまい出席が叶わなかったところや、代理出席となってしまったところが数多くありました。心からお詫びを申し上げます。次の機会にはお伺いしたいと思っておりますので、ぜひともお声かけをいただきますようお願い申し上げます。

皆様には、引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。