足立としゆき夢だより【第71号】をお届けします
皆さん、こんにちは。
足立としゆきです。
全国各地から30℃を超えて真夏日を記録したとの報がたびたび聞こえて来るようになりました。地球温暖化の影響を次第に強く感じるようになってまいりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか?
私は、自民党の機関誌「自由民主」の1面下段のコラムに、「地球温暖化がもたらすもの」という小文を掲載していただき、地球温暖化に伴う気候変化によって水害・土砂災害が深刻化している現状を訴えました。私のHPにも掲載していますので、ぜひ、ご一読いただけたらと思います。
国会も後半戦に入り、法案を中心に審議が進められています。国土交通省関係でも、今国会に9本の法案が提出されていますので、私の出番も増えてきました。まずは、その報告をさせていただきます。
4月25日に、参議院国土交通委員会で都市緑地法の一部改正案の質疑に立ちました。今回の法改正には、都市公園への保育所の設置、民間による都市公園への収益施設の設置管理制度の創設、民間による市民緑地の整備などの重要な施策が盛り込まれています。私は、主に都市公園事業について質問し、関連でかわまちづくりやミズベリンクについても質問しました。
私自身魅力を感じている公園として、高知県北川村の「モネの庭」を紹介し、地方の自治体が頑張っているこのような優れた事例を増やすようにお願いしました。「モネの庭」は、フランスの印象派の画家クロード・モネのジベルニーにある「モネの庭」から、世界で唯一お墨付きをいただいた村営の公園です。少し遠いですが、ぜひ一度皆様も訪れてみてください。
また、民間による市民緑地の整備の担い手として、地域の守り手の一員である造園業界が参画できることを確認しました。
連休明けの5月10日、参議院議院運営委員会で国会の承認が必要な人事に関連して、人事院総裁に質問をいたしました。その中で、あまり目立ちませんが、水害や土砂災害の現場で頑張っている国土交通省の職員の活動に光を当てていただきたいこと、そして災害対応の手当てなど職員の処遇の充実を図って欲しいことなど、頑張っている公務員が報われるような取り組みをしていただくよう要請しました。
11日には、参議院国土交通委員会で水防法等の一部改正案の質疑に立ちました。前回の平成25年の水防法・河川法の改正は、私自身が担当局長として答弁に立ったもので、とりわけ強い思い入れがあります。
今回の法改正には、地球温暖化に伴う気候変化により大規模な水害・土砂災害が激増する中、水害対応タイムラインの導入に向けた協議会の法定化、ダム再開発や大規模災害復旧工事への国の代行制度の導入、建設業などの水防活動への参画など、極めて大事な施策が盛り込まれています。私は、これらの施策の効果や見通しについて伺うとともに、建設業の皆さんが水防活動を担うためには、日頃から一定規模の工事量の計画的確保と、品確法の徹底などにより仕事をすれば必ず利潤の上がる環境づくりを進めることが不可欠であることを訴えました。
今後とも、皆様にご支援いただき、国会審議でも頑張ってまいりますので、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
引き続き、最近の動向を紹介します。
まず、国会関係では、4月26日に、日本国憲法施行70周年記念式典が憲政記念館で開催され、衆参の国会議員の皆様とともに出席しました。
また、4月28日、5月10日、12日に参議院本会議に出席しました。常任委員会では、4月25日、5月9日、11日に国土交通委員会に出席し、2度質問をしました。特別委員会では、4月27日、28日に東日本大震災復興特別委員会に出席しました。5月9日には、予算委員会に応援で出席するとともに、経済産業委員会に差し替えで出席しました。5月10日には、議院運営委員会の同意人事の関係で人事院総裁に質問をしました。
自民党関係では、4月26日、党本部の地方創生実行統合本部の会合で、浜田香川県知事がプレゼンテーションをされました。私は、四国地方整備局長をしていたご縁で出席し、全国的にみても遅れている四国の新幹線と高速道路の整備を進めるよう意見を申し上げました。昼には党本部で香川県の物産展が開催され、「うどん県。それだけじゃない香川県」がアピールされました。私もその場でうどんをいただきましたが、やっぱり讃岐うどんは美味しかったです。
5月10日、参議院自民党の同期会「二八会」の勉強会で講師を務めました。「インフラ整備と公共事業予算」というテーマでプレゼンテーションを行いましたが、皆さん関心が高く活発な意見交換が行われました。また、建設業の果たしている役割についてもあわせて説明をして、ご理解をいただけたと思います。
なお、4月25日に志帥会のパーティー、5月11日に平井たくや参議院議員のパーティーが都内で開催され、それぞれ出席しました。
その他、政策審議会の勉強会、住宅土地・都市政策調査会の中古住宅市場活性化小委員会、所有者不明土地等に関する特命委員会、環境部会と環境・温暖化対策調査会の合同会議、2025大阪万国博覧会を実現する議員連盟、スポーツ議連・2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議連合同総会、定例の宏池会の会合などに出席しました。
都内の催しでは、4月28日に日建連の総会後の懇親会に出席させていただきました。5月9日には、関東建設協会の総会後の懇親会、10日には全国水防大会に出席してご挨拶をさせていただきました。11日には日本電設工業会の総会後の懇親会に出席いたしました。
なお、平成29年度予算が3月末に成立したことを受けて、都内の大手ゼネコン各社の幹部の皆様のところへ挨拶を兼ねて意見交換のため順次伺わせていただいており、4月24日に戸田建設、西松建設、熊谷組、大成建設に伺いました。
一方、地方にも引き続き伺っており、4月30日、新名神高速道路の城陽〜八幡京田辺間の開通式に出席し、祝辞を述べるとともにテープカットをさせていただきました。今回の開通は、新名神の大津以西では初めての開通で、この区間の開通により、京都縦貫道から京滋バイパスを経由して京奈和自動車道まで、北は京丹後市から南は木津川市まで京都府を縦貫して高速道路を一度も降りることなく繋がることになりました。式典には、山田京都府知事や伊吹文明衆議院議員をはじめ西田昌司、二之湯智両参議院議員など9名の与野党の国会議員が出席しました。
新名神高速道路の開通式のあと、3月末にオープンした、京都府八幡市の淀川三川合流域にある「さくらであい館」に伺いました。宇治川・木津川の背割堤が一望できる、高さ25mの展望塔からの眺めは絶景でした。また、この「さくらであい館」が、サイクリストのメッカになっていることも驚きでした。このエリアの整備は、私が近畿地方整備局の企画部長をしていた頃、当時の近畿地方建設局の藤本局長が山田京都府知事に提案して検討を始めたもので、想像を上回る素晴らしい整備に感激しました。
5月2日、群馬県に伺い、全国的にも有名な川場村の道の駅「川場田園プラザ」を訪問しました。私も道の駅はたくさん見て来ましたが、そのセンスの良さと、首都圏からのお客さんの多さに驚きました。全国の皆様にも、ぜひ一度行っていただきたいと思います。
その後、群馬県建設業協会の青柳会長のご案内で、会長の会社の総括安全衛生協議会、沼田市議会自民党幹部の皆様との意見交換会、群馬県建設業協会幹部の皆様との意見交換会に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
12日、兵庫県北部の豊岡市に伺い、兵庫県建設業協会の川嶋会長のお声かけで但馬地域建設産業振興会を開催していただき、但馬地域の県議会議員の先生や市町長、建設関連産業など130名近い皆さんに「公共事業の推進に向けて」と題して講演をさせていただきました。途中から地元選出の谷公一衆議院議員も駆けつけられ、大いに盛り上がりました。
13日は、大阪府藤井寺市で行われた国土交通省近畿地方整備局、大阪府、大阪市が共同主催の大和川水防演習に参加しました。激しい雨の中、全水連副会長の脇雅史前参議院議員や石井啓一国土交通大臣、大阪府選出の衆議院議員の先生方など約1000名が出席し、実戦さながらの訓練が繰り広げられました。また、大阪建設業協会からも大型クレーンやトラックなどの重機が出動し、大型土のうの設置訓練を行いました。なお、私がかつて整備局で勤務していた頃の先輩や同僚、部下の皆さんもたくさん参加しており、とても懐かしく思いました。
その後、京都に移動して、自民党京都府連で、府議会議員や市・町議会議員の皆様約60名に、「公共事業の推進に向けて」と題して講演をさせていただきました。京都府建設業協会から岡野会長にもご出席をいただきました。私がお話しした京都府あるいは京都市のインフラ整備の遅れの指摘に対して、皆様から賛同いただくとともに、様々なご意見をいただきました。
14日、静岡県三島市において、中部地方整備局、静岡県、三島市の共同主催で狩野川水防演習が開催され、武藤国土交通省事務次官、渡辺周衆議院議員、流域の市町長、静岡県建設業協会の木内会長等の皆様とともに出席しました。開会式で挨拶の機会をいただきましたので、中部の水防演習は体制や装備、練度の面で全国のトップレベルにあること、2日前の水防法の一部改正で建設業界をはじめ様々な分野の皆さんと水防組織との連携が一層大事になることなど、お話しをさせていただきました。参加された皆さんはテキパキと作業をこなされ、充実した本番さながらの演習を行っておられました。
なお、三島・沼津の建設業協会から大型クレーンやダンプトラックなどの重機が出動し、テトラポットの設置訓練を行いました。
午後からは、兵庫県中部の加東市で開催された「加古川改修加東市滝野地区着工式」に出席しました。国土交通省からは兵庫県選出の末松信介副大臣及び藤井比早之政務官の両名が出席され、地元からは渡海紀三朗衆議院議員をはじめ地元の市長、県議会・市議会議員の皆さんが出席されました。
私は、今回の改修のきっかけとなった平成16年の水害の際に近畿地方整備局の企画部長として対応したことや、加古川水系の河川整備基本方針の策定を本省河川計画課長として担当したこと、さらには兵庫県連に所属していることなどからお声をかけていただき、祝辞まで述べさせていただきました。自分自身関わりの深い事業の着工式典に参加できるという機会はめったになく、万感の想いでした。なお、式典には、地域の皆さんや近隣の子供たちもたくさん参加して、明るくなごやかな雰囲気の中で行われました。
なお、この時期は引き続き全国各地で様々な式典や催しが数多く開催されており、お声をかけていただいたにもかかわらず残念ながら出席が叶わなかったものもたくさんありました。心からお詫びを申し上げます。私としても、できるだけ出席させていただくよう努力いたしますので、引き続きお声かけをいただきますようお願い申し上げます。
皆様にはご支援のほどよろしくお願いいたします。