ラオス「ナニムアップダム」視察 その2
一方、ナムニアップダムの逆調ダムは、いわゆるラビリンス型の越流部を持つきれいなコンクリートダムで、高さは20mほどです。
本ダムが16時間のピーク発電をするため、下流への放流量を平準化するため設けられています。
なお、この逆調ダムの付近に、水没エリアで暮らしていた地元の少数民族モン族の皆さんの移転地が設けられていました。
モン族の村長さんにもお会いしましたが、この方々の移転、そして生活再建には関電さんも村長さんも大変ご苦労されたそうです。特に、関電の技術屋の皆さんが地域に入り込んで膝を突き合わせて移転計画をまとめていったそうで、地域の皆さんの信頼を得るまでのご苦労たるや、大変なものだったと拝察します。心から敬意を表します。
なお、余談ですが、現地でナムニアップダムの本ダムと逆調ダムのダムカードをいただきました。
ダムカードも国際的になったなぁと感慨深いものがあります。